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第一章 走り屋への第一歩 そしてアイツが遺した車への思い

この作品は僕の初投稿です。荒削りな部分はあると思いますが許してください

俺はとうとう18歳になった。

そう、18歳になったら取る物といえば免許だ

ガキの頃からずっと車好きだった俺は免許が取れる事にワクワクしていた。それに免許を取るのは俺だけじゃない。俺の親友健太も取るらしい。

てことで健太を免許合宿に誘ってみる事にした。

「なあ健太お前も免許取りてえだろ?」

「まあな、省吾みたいな奴が免許とれるか?w」

と笑われてムキになった俺は「免許位簡単に取ってやるよそれにMTでな」と言ってしまった。

そうすると健太は「やる気あるじゃねえかだったら俺と合宿行くか?」と聞かれ俺は二つ返事でokした

この時本当の地獄を見る事をまだ知らなかった...

俺たちは高校卒業後の春休みに免許合宿をにいく事にした。俺は初め一人一部屋のシングルプランにしようとしたが、金欠なのと健太の提案で相部屋プランにした。他人との相部屋は正直気分が乗らなかったが、免許証に後藤省吾とゆう俺の名前が載るのを考えるとワクワクが止まらなかった。

合宿に入校し部屋が割り当てられた。部屋のドアを開けた瞬間少しホッとした。部屋に居たのは少し痩せて背の高い大学生風の男だった

彼は気さくに「俺大輔って言うんだこれから宜しくな」と言った。俺は元々人見知りだった事もあり、少し控えめに「宜しくっス、俺省吾って言います」と言った。すると彼は少しビックリしたような顔をして言った「君もしかして後藤省吾くん?」と聞かれ俺は戸惑いつつ答えた「そうですけどなんで知ってるんスカ?」と聞いた。すると彼は少しニヤっとして答えた。「俺のバイトの後輩に健太ってゆう奴が居てお前の事よく話すんだよ」

「あいつ生意気な坊主だけどなんか憎めないんだよな」

俺は偶然に驚きつつ聞いた「ええ!?健太の先輩なんですか?ちなみに苗字ってなんですか?」

俺の苗字か?五十嵐だけど…」

俺はその苗字にピンと来た。健太がよく「あの人みたいなスゲぇ走り屋になりてえ」と言っている人物だっだからだ。

しかし俺は違和感に気づいた。走り屋ならとっくに免許を持っているはずなのに何故ここにいるのかとゆう疑問が脳裏をよぎった。

気になったので思い切って聞いて見る事にした。

「なんで免許持ってるはずなのにここにいるんスカ? 」すると彼は少し後ろめたそうに答えた。

「俺実は…スピード違反が重なり過ぎて免停になっちまったんだよ」と気まずそうに笑った。きっと彼にとっては恥ずかしい事なのだろう。しかし俺にはとても凄い事のように感じた。それは彼が正真正銘の走り屋である事を間接的に示していたからである。俺は筆記試験は難なく合格出来た。何故ならガキの頃から車好きだった俺からすれば常識レベルに問題しか出ないからだ。しかし本当の問題はここからだ。

実習試験は俺にとって地獄だ。知識として知っていても感覚は掴めない。エンストや坂道からずり落ちるなんてゆうのは日常茶飯事だった。ただ五十嵐先輩との部屋での話はとても楽しかった。しょうもない下ネタから恋愛相談まで色々な話をして五十嵐先輩と打ち解けていった。でもやっぱり昼の実習は地獄だ教官に怒鳴られながらする運転は全く楽しくなかった。しかしコツを掴めば案外すぐスムーズに運転できる。そんなこんなで思っていたよりもずっと早く時が進み卒業試験も終わり身支度をしている時。五十嵐先輩に呼び止められた。「お前なかなかセンスあるらしいじゃん。俺のチームに入れてやろうか?」と聞かれた。俺はあまりにも突然の提案に少しビックリしたがとうとう念願の走り屋になれると思うと感動で天にも登る気持ちだった。「いいんスカ!?俺免許貰えたらすぐチーム入りますからね!」と勢いよく返事をした。

その後すぐ本免許学科試験をやった。ギリギリ合格ラインで92点だったので晴れてMT免許取得に成功した。

俺は五十嵐先輩と健太が勤めているコンビニを訪ねた。

入店すると威勢の良い挨拶が聞こえた「イラッシャーセーって省吾じゃん」声の主は健太だった

「お前も晴れて免許持ちかぁ」と健太は感慨深そうに言った「お前”も”て事は健太も取れたみたいだな免許」俺はそう答えた。

健太は「当たり前だ」と誇らしげに答えた。

健太は何かを思い出したような顔をして俺に聞いて来た。「お前五十嵐先輩のチームに入るんだよな?俺もなんだよ」

「マジか!お前も入れて良かったじゃん」と答えた

五十嵐先輩に用がある事を思い出し健太に聞いた「なあ五十嵐先輩って今どこいるんだ?」健太は「ちょっと待ってろよ」と言ってバックヤードに入って言った。

しばらくすると最近まで毎晩聞いていた声が聞こえた「ちょっと待っててー」

しばらくするとバックヤードから五十嵐先輩が出てきた。「おーよく来たな。無事免許取れて良かったな」

「さて本題は多分チームの事だろ?その事なんだが…

当たり前だと思って言っていなかったが買いたい車きまってるだろ?さっさと買っちまった方が都合いいぜ」と言われ、俺ハッとした馬鹿な話だが俺は免許で頭がいっぱいで車について考えていなかった。

免許に予算を多く割いたからあまり金は残っていない。だが幸いな事にここは田舎中の田舎群馬県だったので知り合いの仲が深さを利用して安く中古車でも買おうと思っていたが、現実はあまりにも非情だった。知り合いに言っても多くがコンパクトカーなどに乗っていてそもそも譲って貰えるようなスポーツカーやセダンは存在しなかった。

仕方ないので峠道を高校の時に買ったdioで走っていると崖下に車のような物が見えた。止まって下を覗き込むと横転しているセダンが見えた。一瞬事故車かもと思ったが、よく見ると全体が苔むしているので相当放置されてるようだった。それによく見るとガードレールがそこだけなくなっているので恐らくガードレールを突き破って落ちたのだろう。

俺にはどうする事も出来ないのでその場を走り去った。しかし家に帰ってからもあのセダンが気になって仕方ない。まるで運命の人でも見つけたようにその車のことしか考えられなくなった。

翌日今度は崖下降りて見ることにした。ころげ落ちないように慎重に降りていくとそこにあった車には

Isuzuと書いてあった。そこで俺はやっとわかったこの車は”ジェミニ”だと

真っ白な塗装には無数の苔がついていてかつての輝きは全く見れない。それに窓ガラスが割れて散乱している。それにフロアも潰れている。その上落下の衝撃かガードレールにぶつかった衝撃かはわからないがフロントバンパーが捻れかろうじで繋がっているような状態だった。俺は背筋が凍った。よく見ると運転席付近に赤黒い液体が固まりこびりついて居た。「血だ」俺はそう直感した。車の潰れ方を見ても血の量を見てもこの車の持ち主が死んだ事くらい誰だってわかる。

普通なら人が死んだ車なんて乗りたくない思うだろう。だけど俺には目の前のスクラップ同然の人が中で死んだ車が宝物のように感じた。俺はどうにかしてでもこの車を手に入れてやると決意した。決意したので早速情報集めを始めた。1番初めは走り屋関係に詳しそうな五十嵐先輩に聞いてみる事にした。

五十嵐先輩と健太が務めてるコンビニに行ってみると、五十嵐先輩がレジに立って居た「おーよくきたなぁ」ととぼけた感じの返事が返ってくる。俺はすかさず「崖下のジェミニについて知ってますか?」と聞いた。するとさっきまでの少し不真面目そうな笑顔が消え、深刻そうな面持ちになった。

「それって白のイルムシャーRか?」消え入りそうな低い声でそう聞かれた

俺は戸惑いつつ答えた「そうですけど…どうかしましたか?」すると先輩は重い口を開け俺に事情を話した。「えっとまずそのジェミニは俺のだ。てゆうか俺の物になるはずだったんだ。...あれは5年前位かなぁ、俺には仲のいい走り屋仲間が居てな、そいつは1年先輩だったかな。同級生見てみたいに打ち解けて毎日峠を一緒に攻めたっけなぁ。ある日アイツは俺に提案をしたんだ俺の愛車をくれてやるよってなそれに俺は大喜びして急いで書類やらを受け取ってトントン拍子で話は進んだ。とうとう車を受け取るって時にアレは起きちまったんだよ。アイツが最後に愛車を走らせてくるって峠を走ってったんだよ。生きてるアイツを見たのはあれが最後だった。そのあと帰りが遅いから見にいったんだよそしたら…ガードレールが千切れてる所を見つけたんだよ。そこの下を覗いたら…アイツの車があった。急いで救急車を呼んだ。それでアイツは病院に運ばれた。だけどもう死んでた…アイツの遺体は回収されたがアイツの車はまだあそこにある….」先輩は切なそうな顔をしていた。先輩は少し息を整え、続けた「まあ書類とかは全部こっちにあるから法律的には俺の車なんだけど...アイツが死んだ事を認めたくないってゆうか、認めるのが怖いってゆうか….だから取りに行けないんだよ」





今回はあえて気になる所で終わらせましたが次回の構想は練ってあるので比較的早く出せると思います。ご期待ください。

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