第2話 「市場で掘り出し物ゲット!」
前日のラッキー体験から一夜明け、僕はすっかりこの世界の朝に馴染んでいた。
朝の光が柔らかく差し込む草原の町。鳥のさえずりに誘われて、自然と足は昨日見つけた市場へ向かう。
「さて、今日はどんなハッピーが待っているのかな?」
市場には色とりどりの屋台が並び、人々の笑い声が響いている。
野菜や果物、香ばしいパン、かわいい雑貨……どれも新鮮で、見ているだけでも楽しい。
そんな中、ひときわ賑わう屋台を見つけた。
近づくと、なんとそこには「宝石のように輝くフルーツ」が並んでいる。
一つ手に取ると、見たこともない甘い香りが鼻をくすぐった。
「これ……一個1000円!? いや、ここは異世界。価値は……?」
値札を見ると、どうやら「非常に高価な幻のフルーツ」らしい。
……と思った瞬間、店主の魔法トラブルでフルーツがふわっと空中に舞い、落ちそうになる!
反射的に手を伸ばすと、まるで昨日のようにスローモーションで落下するフルーツをキャッチ。
店主も周囲も「おおお!」と歓声を上げる。
「すごい、昨日に続いてまたラッキーだね!」
と、僕自身も思わず笑みがこぼれた。
店主は感動のあまり、なんと「一個だけ無料でどうぞ」と言ってくれた。
しかも、フルーツは味も絶品。口に入れると甘さが体中に広がり、心まで幸せになる。
ああ、これが毎日ハッピーな世界か……!
市場を歩き回るだけで、次々に小さなハッピーが舞い込む。
子どもたちに追いかけられたり、猫が膝に飛び乗ったり、荷馬車がちょっとだけ道を譲ってくれたり。
普通の世界なら些細なことだけど、この世界ではそれが全部「幸運」として積み重なる。
夕方、町の広場に座ってフルーツを食べながら、僕は思った。
「この世界なら、毎日が小さな奇跡の連続だな……」
そして、明日もきっと何かハッピーなことが待っているに違いない。
異世界ハッピーライフ、2日目も無事終了。
心はもう、すっかりこの世界に染まっていた。
第2話も読んでいただき、ありがとうございます!
今回は、主人公が市場で掘り出し物を見つけたり、ちょっとしたトラブルをラッキーで解決したりと、異世界でのハッピーな日常を描きました。
この世界では、ほんの些細なことも「幸運」となり、毎日ちょっとずつ笑顔が増えていきます。
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次回も、主人公の毎日ハッピーな異世界生活をたっぷりお届けします。
今日も読んでくださって、本当にありがとうございました!