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第1話 「転移したら幸運がデフォルトだった」

気がついたら、空が青すぎた。


雲ひとつない快晴。見渡せば、どこまでも広がる草原。

……いや、ここどこ? ついさっきまで、会社でエクセルとにらめっこしてたはずだ。


「ようこそ、新たな世界へ!」


振り向くと、やたらテンションの高いおじいちゃんが立っていた。

白髭をたくわえ、金色の杖を持っている。どう見てもファンタジー世界の賢者だ。


「君は選ばれたのだよ。この世界を、もっと笑顔で満たすために!」


「笑顔……ですか?」


「そう。君には"幸運体質"を授けた。どんな状況でも、毎日ひとつは素晴らしいことが起こるだろう!」


……なんだそれ。ゲームのスキルみたいだな。

でも、毎日必ずいいことがあるなんて、悪い話じゃない。


賢者に手を引かれ、近くの町に案内された。

道行く人がみんな親切で、すぐに宿屋の場所や水の入った瓶までくれた。

中世っぽい街並みは、観光地みたいにきれいで、ほんのりパンの焼ける匂いが漂ってくる。


そのとき——


「きゃああっ!」


横道から、小さな女の子が転んで飛び出してきた。

すぐ後ろから、大きな荷馬車が迫ってくる!


「あぶない!」


反射的に手を伸ばす。

不思議なことに、僕の足は勝手に最高速度で動き、ギリギリで女の子を抱き上げた。

……いや、普通こんな反応できないだろ。これが幸運体質ってやつか?


女の子は泣きながらも「ありがとう!」と笑ってくれた。

その瞬間、周りの人々が拍手し、宿屋の主人らしき男性が僕に声をかけてくる。


「英雄様! ぜひうちに泊まっていってください! もちろん無料で!」


……まさか初日から、無料宿泊ゲットとは。

こうして僕の、毎日幸せが起こる異世界ライフが幕を開けたのだった。

ご覧いただき、ありがとうございました!


第1話では、主人公が突然異世界に転移し、幸運体質を手に入れて初めてのラッキー体験をしました。

ここから、毎日ちょっとずつハッピーな出来事が積み重なっていく物語が始まります。


もし「今日も読んでよかった」「主人公のハッピーな日常をもっと見たい」と思っていただけたら、ぜひ ブックマーク していただけると嬉しいです!

ブックマークしてもらえると、次の話もスムーズに更新できますし、私のモチベーションにもつながります


コメントや感想も大歓迎です。「この場面が好き!」や「次はこうなったら面白そう!」など、気軽に教えていただけると励みになります。

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