出会
遅れてすいません
最近忙しくて…
変革というものの一つがヤンキー君の転校だとすると2つめは、俺の席の横に彼が来たことなのだろうか。
そして、3つめ、それは多分、今この状況を言うのだろう。
時は放課後。
場所は体育館裏。
人は俺を合わせて、4人。
三人は俺の目の前に並んでたっている。
俺は、壁を背にしている。
三人は、どう見ても、不良というものにカテゴライズされる容貌で真ん中の一人は忘れることなどできない、ヤンキー君だった
言わずもがな、俺はカツアゲされかけていた。
「有り金」左の太った不良
「全部」右の金髪の不良
「よこせ」ヤンキー君
まあ、息ぴったり。 って、ふざけてる場合じゃない。
なんとかこの場を丸く収めるにはどうしたら…
「早くしろ」
仕方ない、俺はポケットに手を突っ込む。しかし財布はみあたらない
あれ?急いで反対のポケットにも手を突っ込む。しかし財布はみあたらない。
体中をまさぐるがない。
「あの~財布ないんで、すいません」
もちろんないからといって易々帰してくれるわけはない。
「ふざけんな!」
ブチ切れて殴りかかってくる。
もうだめだ。
眼を強く瞑る
そのまま一秒。2秒。まだ拳は当たらない。
恐る恐る眼をあける
そこには、地面に倒れて呻いている不良たち。
そして、長く、風に流れる優美な黒髪を有する少女が目にはいった。