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魔王な少女  作者:
5/14

予兆

初心者+元がしょぼいので意味わからない物語が続くと思いますww

良かったらアドバイスなんかしてください

カーテンの隙間から陽光がこぼれる。

その光がちょうど俺の顔に直撃し、眩しさで目が覚める。

もう朝か、早くに寝た筈なのに思ったよりもつかれていたらしい。

軽く時計を、見やるとそこには紛うことなく八時二十分をさしていた。

確か、学校の着席時間は三十分だったか、家から学校までは全力でも少なくとも二十分はかかる。

つまり…遅刻確定。

…たまにはサボってもいいだろう。

俺は潔く、二度寝を決め込め、布団をかぶる。

………うーむ、寝れん。

まあさすがに寝すぎか。

あきらめて下に下りることにする。

ボーっとした頭に残る微妙な眠気を強く頭を振って振り払う。

『絶対帰ってくるから』

…………?

…何だ今の

どこかで聞いた声、聞いた台詞。

幻聴とは思えないほど明確に鮮明。

後ろを振り向く、しかしそこには壁しか映らない。

「…誰なんだ」

「お前が誰だよ!」

いつっ!妹が兄の頭足蹴にするかフツー。

「なんでお前がまだ家にいるんだよ!」

すると実羽は口に入れていた体温計をズイッと俺に見せる。

「38.4分」

「風邪だよ!」

風邪って、なんでこんな時期に

「うるさいな、湯冷めしちゃったんだよ」

風呂に入ったらすぐ寝ろよ。

「考え事してたんだよ」

悩みなさそうな顔してるくせにな。

「お前と一緒にすんな!」

いちいち蹴んな!

「…で、お前はなんで家にいるんだよ」

寝坊したからサボるんだよ。

「怒られにいけカス」

なんて恐ろしいことを…お前は内田の恐ろしさを知らないからそういえるんだ。あいつが本気をだせば半日、いや一日中だって説教できると噂が流れるほどなんだぞ。

「きもい」

またバッサリと斬りやがる。

そのとき、家の電話が鳴る。

「内田かな」

軽くため息をつき、受話器をとる。

『ああ、櫻井か、今日は欠席か』

「ああ、すいません今日は少し風邪ぎみで…」

「おにいちゃーん!早く学校にいかないと」

ちょっ馬鹿!

『んっ妹さんか?、今学校にいくって…』

「いや、違うんですよ、妹が風邪が酷くて、親今日はいないんで俺が看病しなきゃいけなくて、でも妹は学校にいきたいっていうんですよ、それで今日はいけませんすいません!」

相手方はびっくりしたであろう、思いっきり受話器をたたきつける。

ふうー。

「ちっ」

ちっ、じゃねーよ、かなり危なかったぜ。

「いけよ、不良」

「さぼりくらいで不良にされてたまるか!」

その後数十分にわたって激しい舌戦が繰り広げられた。

そのころには俺の中に現れた謎の言葉は完璧に霧散していた。















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