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光と影  作者: YUKI
26/39

足掻き

窓越しの日差し

部屋をじわじわと侵略する

夏の名残の暑さはそのままに

陽の光は確実に秋を物語る

横たわる身体を

夏の陽が焼き尽くすのか

秋の陽が暖かく包むのか


残り少なくなった砂時計は

永遠に尽きる事のないものなど

ありはしないとサラサラと落ちていく

虚ろな瞳は差し伸べられる手を

宙に浮いた腕は絡める指を求め

熱る体は抱きしめてくれる腕を

捜し求め続ける


足掻き続けた僕

その視線の先に写るものは

屍を見下ろす冷たい陰なのか

命を吹き込む暖かい陰なのか


臆病な僕は瞳を閉じたまま

未だ足掻き続けてる。

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