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一言が…
友の一言が
頭から離れない
思考回路を閉ざして
何かに没頭してみる
でも無駄に終わる
何故…
友はその言葉を
僕にむけたのか…
何処が…
僕の何処が友を不快にしたのか…
僕には解らない
解らない僕が
不快なのだろうか…
マイナスの思考が
とめどなく溢れる
溢れて溢れて満ちていく
自分の言の葉に溺れて
息をする事をも忘れ
静かに沈んでいく
闇の中に
友の一言は
永遠に僕の闇になるだろう
僕の寿命が尽きるころ
僕はどれくらいの闇に
支配されているだろうか
もう…今でさえ
身動きが取れない状態なのに…