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光と影  作者: YUKI
13/39

想い

僕の視界

それは、白の世界

白いカーテン

白いシーツ

白い壁

白いドア

白いソファー

見上げると

唯一色彩を見せる

僕と外の世界を繋ぐ小窓


今日も僕は

窓枠の中に小さな銀河を見る

ホントに小さな小さな銀河

手を伸ばせば届きそうなのに

君への想いに似て

遥か彼方で

届かない


星降る夜も

地上に降り注ぐ瞬きも僕には窓枠の中の

動く絵画

僕だけのために

美しく降り注ぎはしない

君の微笑みが

僕だけに注がれていないように


それでも

今日もまた僕は

小さな銀河を眺め

頭上いっぱいに広がる大きな銀河を夢見る


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