表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と影  作者: YUKI
11/39

瞳に映して

一人ベンチに腰掛け思うは何

秋晴れの空を見上げ思うは何

冷たい風が足元を通り抜け

かさかさと落ち葉を躍らす

お前と会った日は、

ギラギラと太陽が容赦なく暴れていたけど

お前は透き通るような白い肌に

スカイブルーの瞳で

儚げに風に揺れるカーテンを見ていた

俺を見上げ見つめる瞳に俺を映したくて

桜色の唇に微笑みを乗せたくて

片時も離したくないと願う俺

でもお前にはそんな俺の思いは

辛かったのだろうか

重かったのだろうか


指を絡ませ繋いだ小さな手は

大人の手に近づくごとに離れていき

俺の大好きな瞳は知らぬ間に

人工の黒い瞳になっていた。


近すぎてはいけない

俺の思いは終わりがない

お前のわずかな仕草や表情だけで

俺の心は乱れ抱きしめたくなる


それでも俺の後ろをついてくるお前

いつか横に並んで腕を絡ませ歩いてくれないか

俺の大好きな瞳に俺だけを映して

お前の瞳の中で俺は溺れてもかまわない



目を開けておくれ

俺の天使



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ