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光と影  作者: YUKI
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春夏秋冬 喜怒哀楽

僕は夏が嫌い

だからって冬が好きなわけでもない

好きと嫌いで分けるなら

嫌いに属する


だが、冬の陽射しは良い

風さえ悪戯を仕掛けてこなければ

心地よい昼寝ができるだろう


僕は秋は好きなんだろう

緑だけの夏のキャンパスと違い

様々な色が混ざり折り重なり

単色でなく複雑さが良い


花が色鮮やかに咲き乱れる

春なのだが好きとも嫌いとも感じない


鏡に映る表情にすら

違い見つけられずにいる

笑っていようとも

泣いていようとも

怒っていようとも

すべて同じ仮面のようだ


微かに微笑む時も

切なく零す涙も

唇を噛み締め耐える瞳も

彼は好きだと囁く


悲しい顔を知るから

唇がほころび微笑むのが

より一層愛しいと

微笑む顔を知るから

切なげに伏せる瞼に

唇を寄せてしまうと

切なげに伏せる顔を知るから

憤りを含む強い眼差しに

心を鷲掴みにされると


春夏秋冬 喜怒哀楽


人の心、表情

移り変わるからこそ

違いが心を動かすのだと


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