〜魔人との戦争~
マルテとの戦いを描くことが出来ました。
おっしゃーー!
誤字とかありそうですけど(確認はしました。)
では
最強の一般人?の戦争 6
~ノア・デウスは、魔人と戦うようです。~
どうぞ!
マルテとノアは、マルテの館が、見えなくなるぐらいまで、空へと上昇した。
ノアの右手には、空へ飛ぶ際に、'錬金術'を使って刀と呼ばれる武器と鞘を創っていた。
「今なら、負ける気は、せんな。」
マルテは、呑気にそんな事を言っていた。だがそうなるのも、無理はない。何故なら・・・
「あの薬はな、複数の魔獣の血が入っていて、その魔獣の能力が全て使えるのだよ。」
マルテは、自慢気にノアにあるネタバラシをしていた。
「そんな事ぐらい、なんとなくではあるが予想ぐらいつく。解析魔法の時に魔獣の反応が、複数のあったからな。」
確かに、ノアの'解析魔法'には、魔獣の反応が複数あった。
だが、と苦笑気味に続けた。
「混ざり過ぎてて、どんな魔獣ががいるかわからなかったよ。」
「さて、そろそろこの会話を終えて、一方的な暴力を始めようか。」
マルテは、口の両端を吊り上げて、言った。
「そうだな、そろそろ始めようか。」
ノアは、そう言って、刀の柄を掴んだ。
「行くぞ!!」
マルテは、そう叫ぶと、魔獣との距離をノアが、一瞬で詰めたぐらいのスピードで飛んできた。
「'エンチャント'炎!」
ノアがそう言うのと同時に、刀をマルテの攻撃を避けるために、体を左にずらしながら、ありえない速さで刀を鞘から抜き、マルテを斬ろうとする。そして、'炎のエンチャント'が刀に付呪された刀剣は、炎を纏っていた。
斬撃と炎のエンチャントによる魔法攻撃。その両方を用いて、
マルテに攻撃を加えた、、、はずだった。
カキンッッ!
まるで金属と金属が当たったような音を発して、ノアの斬撃を弾いた。
「なに!?」
ノアは驚き、マルテと距離を飛んでとった。
「お前の体、どうなってんだ?まるで鉄並の硬さじゃないか。」
ノアは、驚きながらマルテに聞いてみた。
「あやふやだが、確か皮膚を硬化する能力を持つ魔獣、ロック・テストゥードーだったけな。」
ノアは、自分の'エンチャント・炎'が消えていることに気付いた。
(まさか、魔力を消す能力か?)
ノアは、そんな考えを巡らせていた。ノアは、マルテの方を見るとまた攻撃の構えをしている。
(また、あの速さで接近してくるか。だが次は、完璧に予想して斬撃でなはく、峰打ちによる打撃攻撃を加えてみるか。)
「ふん!」
マルテが声を発して、接近してきた。それもさっきよりも、1,5倍は、速くなっている。ノアは、驚いたが、ノアの動体視力を用いて、ギリギリでは、あるがマルテの右ストレートを捉えていた。
ノアは、かがみその攻撃を避けた後足に一発、物理攻撃を加えて、追撃として斬撃を加えた。
ノアが一発目に加えた攻撃は、ただの峰打ちだが鉄製の剣を軽く折る程度の威力は、あった。そして追撃として加えた攻撃の名は、 '百桜一閃' 。一閃にして、百撃、加える技だ。魔獣エレキルフを倒したのもこの攻撃だった。斬撃攻撃は、弾かれた。だがノアは、
(限界があるんじゃないか?だったら限界まで斬ってやる)
と思っていた。ノアが、マルテに加えた斬撃 '百桜一閃' を5発は、入れた。だが、、、
バキンッッ
ノアの持っていた、刀は、折れた。ノアは、距離を取った。
(まじで硬さおかしいだろ?しかもさっきより速さが明らかに速くなっている。・・・まさか魔力を吸収しているのか?なら次は魔法を限界までやるか。)
ノアは、右手を前にやり唱える。
「'星魔法・ソル!'」
その瞬間、マルテの目の前に小型の'魔太陽'が出現した。
「'爆散'」
ノアがそういうとマルテの前にあった、'魔太陽'が'爆散'した。
とてつもないは、魔力爆発がマルテを襲った。、、、本来ならば。
太陽を爆散させて、魔力爆発を起こしたが、その魔力すらも、マルテの体にみるみる吸いとられていく。
「旨かったですよ。」
ノアは、驚愕した。あの魔力爆発を吸い取ったことに。
「次は、私の番です。」
マルテがそういうと、大量の魔力がマルテの口周辺に集まっていく。
「'竜魔法・ドラゴンブレス!'」
その瞬間、マルテの口は大きく開き、そこから竜の炎が、ノアを襲う。
「'防御魔法・展開!・・・くっ」
ノアは、防御魔法を展開し、マルテの竜の炎を防いだが、防御魔法・展開の一部が剥がれ、ノアの右腕は、大火傷を負った。
「今のは、初級魔法、中級魔法、上級魔法の上にある竜魔法だ。中級の防御魔法だけで、防ぎきれるはずがあるまい。」
ノアの右腕は、重症だった。マルテの言葉も耳に入っていてるようで入っていない。ー万事休すーそんな言葉が、ノアの脳裏をよぎった。
ーあなたは、少しでは、ありますがこの力に順応し始めています。今なら、これもきっと使いこなせるでしょう。ー
そんな声がノアの頭に響いた瞬間、魔力が爆発的に跳ね上がった。マルテは、魔力を感じることが出来ないようでそれに気付いていないようだった。
「'転移魔法'・'水中魔法'」
ノアがそう言った途端、青い光が二人を覆った。
「転移魔法か?場所を変えてなにになる?」
マルテとノアが転移した、場所は、、、宇宙だった。
「宇宙?呼吸出来ないから俺が死ぬんじゃないかと思っているのか?」
マルテは、無呼吸だけでも4時間は、生きていけるだろう。だがノアは、無理だ。だからこそ、周りにある空気を自分ごと動かせる、'水中魔法'を使用したのだ。
「さっき上級魔法の上が竜魔法って言ってたよな。」
ノアは、マルテに問いを投げた。
「あー。言っておくと上には更に'古代魔法'と'神級魔法'がある。'古代魔法'は名の通り、古代人が編み出した魔法だ。だが古代人しか使えない。'神級魔法'は神しか扱えない。つまり、この世では、竜魔法が最強なのだよ。」
マルテは、自慢気に自分の知識を披露した。
「そうかい。」
ノアは、そう言って右手を上にあげた。
「次は、なんだ?また魔法なら喰ってやるぞ?」
ノアは、無視して、言った。
「神級魔法見せてやる。」
「神級魔法だと?そんなことしたらお前の体が灰になるぞ?」
マルテは、一応言ったしいいかとノアがこれから行うことを無視しようと思った。
「'神級魔法'・シュステマ・ソラーレ」
ノアがそれを言った瞬間、上に上げていた手の上に直径20メートルほどの魔力球が複数、否、太陽系が、形成されていた。
真ん中に、'太陽' それを囲むようにいくつもの惑星があった。
「神級魔法が発動しているだとー!?」
マルテは、慌てた。このままでは自分が死ぬから。確かに魔法は吸収出来る。竜魔法までならば。神級魔法は、吸収出来るわけがない。
「じゃあな、マルテ。」
マルテにそういうとノアは、右腕を降り下ろした。
その瞬間、ノアの手の上にあった'宇宙'にある惑星全てがマルテを襲った。
「ーーー!ーーー!」
マルテは、声を出そうにも出せない。そして、圧倒的な魔力爆発によって、マルテの肉体、精神は、跡形もなく消え去った。
「よし、帰るか。」
ノアは、そう言って転移を発動した。
ー最強の一般人?の戦争・6ー
ーend & to be continued ー
後書きまで読んでくれてありがとうございます。
いやー速いですね。もう6巻ですよ。(2〜6の投稿ペースがですよ。)
それにしても我等がノア君、神級魔法まで使えるとかもう神ですね。
次回については、なにも決めておりません。
そんな決まってない次回をお楽しみに~
(ここまで読んでくれてありがとうございます。)