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夏の夢
始まる夏の終わりを
夕空が映し出している
僕らの季節はまた巡り
新しい芽が顔を出すんだ
ありふれた出会いが
愛になって今日まで育った
いつも一緒にいた
君は遠い夏の夢
抱きしめた
壊れるほど壊れるほど
君を強く
思い出はいつの日か色褪せて
星になる
幼いからってふざけて
笑い合って傷付け合って
でもいつか分かり合って
僕らは大人になっていた
夢の続きを見ようと
未来を輝いた夏の色で
僕らは何度も塗り直した
真っ新なページを嬉しそうに
抱きしめた
壊れるほど壊れるほど
時を強く
思い出はいつの日か色褪せて
星になる
泣き出しそうな日には
立ち止まって空を見るよ
散りばめられた星屑は
あの日見上げた夏と
何一つ変わらなくて…
抱きしめた
息もできない何も見えない
最後の夜
思い出が溢れ出して
始まる夏の終わり
抱きしめた
切ないほど君を強く
君を強く
思い出はいつの日か
色褪せて星になる




