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あの街のクリスマス
空に向かって息が白く染まり
綿菓子のような雲をつくり消える
懐かしさと切なさが胸の中で
溶け合っては
君を思い出して一歩進めた
今夜、あの場所に帰って
ひとり
夜空見上げて雪になる
降り積もる街に灯る明かりは
君の住む家だろうか
子供の頃に覗いたショーウィンドウ
錆び付いたブリキの兵隊も笑ったまま
手を繋いで帰った道も
寒そうな街路樹に挟まれて
白くなっていく
今夜、あの場所に帰って
ひとり
街を見下ろす雪になる
降り積もる街に灯る明かりは
僕の住んだ家だろうか
木枯らしの風が吹き渡る
あたたかいあの温度思い出して
僕は…
今夜、あの場所に帰って
ひとり
夜空見上げて雪になる
降り積もる街に灯る明かりは
君の住む家だろうか




