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金魚泡

買ったばかりの世界に

透明な水が流れて

僕は泳いだ

夏の匂いが染みてる

水面に映る空

君と二人眺めていた


花火が上がる

君の横顔

ぼんやりした灯りを身に纏い

とても綺麗でそんな時間が

このまま永遠に続けば良いのに


水面から僕のことを見つけて

隔たりから僕にそっとキスする

君への想いが溢れ出す

焦がれるような温度が夜の向こうに消えた


君の口ずさむ歌

テレビも何もないけど

風鈴の音と

上機嫌に空を見上げて

たまには僕のことも

見てほしいななんて思ったりした


君の纏う赤い衣

出会ったあの日と同じ色

駆け出す君揺れた帯は

不安定に泳ぐ金魚みたいに消えた


空に散らばる君と聴いたあの音

一人で見上げる滲んだ淡い光

君の声を思い出す

狂おしいほどただ君が愛しかった


まるで夢から覚めてしまうみたいに

静かに夏は終わりを連れてくる

泡が弾けて消えてしまう命

思い出も同じ 一夏の恋


水面から僕のことを見つけて

隔たりから僕にそっとキスする

君の笑う顔は綺麗で

僕の全部で愛していたいと思った


水面に浮かぶ花火…









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