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ever
読みかけの本を閉じ
夕暮れの空を見上げた
なぜか心に響く
鳴り止まない踏み切りのベル
線路沿いに続いた
繋がれるような
あの日の
どこか懐かしい声が
少しだけ耳に残る
もう一度
会いたくて
右手に
一枚の切符
流れる景色の中で
ふたりの思い出が強く強く
色づいては消えていく
離したくない想いが
ここにあるのに
変われない想い抱き
綴られた手紙の
あの言葉
零れあふれる涙が
紙面を濡らしていった
揺られて
読み返した
どうか今も
変わらないように
過ぎ去る日々の中で
ふたりの思い出が優しく濃く
色づいては消えていく
叶わない想いを胸に抱き
思い出がいつか過去になっていく
時間が過ぎるほど
消えぬ日々が懐かしいほど
あの日に帰ればまた君に
会えるだろうか
流れる景色の中で
ふたりの想いが強く強く
色づいては消えていく
遠く離れた君のもとへ
ただ行くだけ
どうかもう一度。




