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祈り
どれだけ時が過ぎただろう
手を繋ぐ木漏れ日の帰り道
僕の名前をあなたの声が
呟き空へと消える
いつから時間の流れを
こんなに早く感じてしまったんだろう
そばにいられる
声が隣で聞こえる
この一瞬がそう大切に思える
あなたが残したもの全て
生きる勇気をくれました
遠い場所から願っているよ
どんな時でも
ただ一つのそのままの想いで
目を閉じればいつも
あなたと過ごした季節が
滲んで浮かんでくるよ
涙に腫れた瞼に
優しく触れるようにキスをする
はにかんだあなたの
少し切そうな目に胸が締め付けられる
ぽつりぽつりとくれた言葉
雨のように心に降って
この歌が届くようにと
どんな時でも
歌うよ、あなただけへの想いを
伸ばした手のひらに触れた風が
あなたのように聞こえてくるよ
遠い場所から願っているよ
祈っているよ…
それはまるでどこか懐かしい
ぼやけた景色の
変わらないそのままの笑顔
あなたが残した全て
守れるように
明日も僕は生きていくよ




