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マフィアへ
それからと言うもの、俺とお袋は苦労続きの生活だった。店を続けることのできない俺らは、必死に働いたよ。だがな、そんな努力もむなしく生活が良くなることなどみじんもなかったさ。学校をやめる頃には、俺は悪ガキとなってたな。引ったくりから何から手取り足取りやったさ。生きるためにな。だが、14の時、お袋は死んだ。
そんな折、俺はマフィアの一員になった。血にまみれた日々の始まりさ。コルボとはその頃に会ったな。黒人系のギャングの息子で、いつも愉快で俺らを笑わせてくれた。18の時だった。その後、かつての友人、パトリックを組織に招いた。ヤツは快く引き受けてくれたよ。ヤツは頭がよかった。それだけに、貴重な人材だった。
そんな中、待っていた機会がやってきた。ポール・ヴェナンチーニの暗殺…。ヤツ殺しを俺はボスに買って出た。ボスは渋々同意してくれたよ。
感想、ユーザー登録お願いしますm(__)m あと、これが完結したら次はロイの回想録でも書こうと思います!本編もぜひ!