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ドリーム アレンジ ストーリー
筆者の見た夢を脚色してお話を書いてみました。
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
周囲の皆から祝福を受ける。
相思相愛の男性と婚約。
幸福の花咲く頃の私。
いいえ、この女性は私であって私ではない。
月日は花吹雪のように過ぎていく。
やがて戦争が始まり、婚約者は出征する。
そして悲しい報せ。
「いいえっ、戦死だなんて嘘よっ!」
取り乱し、叫ぶ。
「だって、何一つ戻って来ないなんて!
ただの紙切れなんて信じない!
あの人はきっと生きてるわ!」
私が、私のモデルとなった女性が訴える。
晴れの日の記念にと描かれた私はココから見ているしか出来ない。
ああ、対で描かれたあの人は何処に……。
フッと目が覚めると、棚の絵皿が見えた。
きのう骨董屋で気に入って買ったソレは、美しい乙女が描かれている。
サブタイトル『絵皿の美女』
この続き
1→対の絵皿を求めて骨董屋巡りに出かける
2→絵皿を供養するためにお寺に行く
3→絵皿に幽霊が憑いているかどうか霊能力者に見てもらう
あなたなら如何しますか?
2018.4.22