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詩集<君に届け!>

ありのまま あるがまま

作者: papiko

みんながありのままの自分でいたいと

騒ぎ立てている


そのくせ

子供は天使だとか

あなたは優しい人ねとか

あいつはバカだとか

勝手なレッテルを貼っている


子供は大人より生きることに真っすぐなだけ

あの瞳に映るあたしの

弱さだとか

見栄だとか

ずるさだとか

愚かさだとか


全部

なんのレッテルもなく

みつめてくるから


認めよう

誰がどんなレッテルをあたしに張り付けても


この弱いあたしを

あなたを守りたくて強くなりたいから


誰かではなく

あたしが認めるのだ

この脆弱さを


ありのままの自分を

あたし自身が認めよう


愛しいあなたといっしょに

いろんなものを見て

あなたが全身で教えてくれることに

まっすぐと逃げないで答えるために


いつかこの小さな手が

あたしのもとから離れたる時がきても

笑って背中を押してあげられるように


あたしは

弱さも

強さも

脆さも

優しさも


抱えきれないほどの傷も


あるがままに受け止めて

変化していく自分を


認めよう




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