マガサス

　明智光秀は、いれられませんでした。

　3人だけ。

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　手癖と足癖の悪い有翼(ゆうよく)の天馬(てんま)

　マガサスにはみんな あたまをかかえてる

　いけないこととは知りつつも 誘惑に弱くて

　あっさり そそのかされるあいつは

　ろくでなしブルータスとならぶ裏切り者で

　ユダんも隙(すき)もなく

　かつては偉大(いだいば)だったが

　今では 見る影もない

　信頼と期待と定石(じょうせき)と確率の

　すべてを裏切りつづけて

　誰からもそっぽを向かれたけど 自業自得だよね

　だけど 魔がさすときの凶刃(きょうじん)は

　たいてい通り魔的で

　ぼくらの心にもいつ忍び寄るかわからない

　そのときになって

　マガサスのなれのはてが 頭をよぎって

　あいつの二の轍(てつ)を踏むことに

　なんとか二の足を踏むことができたのなら

　その背にまたがれまではしないものの

　その背から学ぶべきことがあったのだと

　いくらか ありがたく思う

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　気をつけよう（汗）