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召喚獣きました

楽しく読んでもらえると幸いですではどうぞ


「そういえば気になってたんですが」

この石って悪用されたらマズイんじゃ・・・

「ん?何?」

「その石を誰にあげるのかってどうやって決めているんですか?」

気になる、こんな危険で貴重なもの誰にあげるのかどうやって決めているんだろうか?

「ん?なんだそんなこと?」

いやいや、こちとらそんなことじゃ済まない気がするんですけどねぇ

「くじ引きだよ、く・じ・引・き」

「えっ!くじ引きで決めているんですか?!」

生徒会の一員になって約1年、知らないことはだいたい無いと思っていた

しかし、まさか・・・くじ引きで決めていたなんて・・・くそ俺も欲しかった・・・

「そういや、君は石を貰えてなかったんだっけ?」

ん?なんだこれは・・・もしかして貰える可能性が出てきたりして・・・

「はい、そうなんですよ僕らの時代は先生が渡していましたから」

「欲しい?」

キタ!!!もらえる?!マジ!?

「えっ!?くれるんですか?!」

「あっいや・・・ただ欲しい?って聞いただけなんだけど・・・」

ハメられた・・・こいつ・・・立場的に上とは言えコレだけは言いたい・・・ちくしょー!!


一方柴崎秋人はと言うと―――

「ねえ、キミの名前まだ聞いてないよね」

「え?・・・あぁうん」

俺は今さっき揉め事を起こしていた1人の彼女と話をしている

「まず、あたしから言うのがマナーかな?」

と、少し照れながらに言ったその顔は、見るだけで「よし!今日登校するわ!」

とでも言い出しそうなくらい価値のあるものだと確信した

「あたしの名前はね、九条沙織くじょうさおりよろしくね」

少しだけ首を傾ける動作が反則級の威力を持っていることを感じた

「えっと、俺の名前は柴崎秋人って言います、よろしく」

軽くお辞儀をしておいた、すると――

「――もう、かしこまらなくていいんだよ?」

「いやぁ、お辞儀くらいはいいんじゃね?」

「そうかなー?」

「そうだよー」

少しの間があいたとき、自然と笑いがこぼれてきた

「あはは、なんか面白い」

「そうだね、夫婦みたいだよー」

と、冗談で言ってるのは分かっても

是非、お嫁に来てもらいたい、と言う気持ちがこみ上げてきた

そして授業の始まりを告げるチャイムが鳴った

あぁーもうちょい話がしたかったんだけど・・・まぁ仕方ないか

おっドア越しに見える人影は先生か?

するとその先生はコンコンとノックをするとガラガラと音を立て入ってきた

「キーンコーンカーンコーン♪授業ですよー♪」

って何で先生がチャイムの音を復唱するんだ?

そして身長が小さい!ものすごく小さい!

もはやこれは小学生並だぞ

こんな子が道端を歩いていたら・・・あぁ恐ろしい!犯罪だ!

本当に歳を取ってるんだろうか?

途中で「誕生日が消滅し、年齢がストップしましたー的なことじゃないだろうなおい」

と、こんな風に脳内で突っ込みを入れたところで

授業が始まった

「今日は初めての授業なので自己紹介からしましょう♪」

うわ、マジかよ自己紹介とか恥ずかしいな

「1番の人から名前と、好きな○○を紹介してください、ではお手本がてら

先生から自己紹介を始めます、その後1番さんから始めますよ~♪」

「先生の名前は、小川優っていいます、好きな弁当は鮭の弁当ですよろしくね♪」


先生の紹介が終わると、今度は生徒の番で、一番から順に自己紹介が始まった

○○のところ考えなきゃなーとか考えてると、いつの間にか自分の順番が来ていた

「おーい、秋人君順番きてるよー」と、沙織さんが小声で告げてくれた

「柴崎秋人です、えーと・・・」

言葉に詰まってしまった・・・これはマズイ、どうしようやべぇ・・・

「もしかして困ってる?」

と、先生が言うそして「じゃあこっちから聞こうかな?」

と、続けてきた、あぁ救いの手が差し伸べられた気がする

「じゃあ柴崎君の好きな女子のタイプは?!」

え・・・・あぁなんだ笑うとこなのかな?

その質問に答えようとしたその時

ものすごい視線が襲ってきた―――

沙織さんがじぃぃーと言わんばかりにこちらを見ている

思わず緊張が走る

もしかしたらこの返答自体で、ある意味これからの

学園生活が決まってしまうかもしれないのだ

ボクは、「ははは」と笑いながら答えた

「えっと俺の好きな女子のタイプは」

このとき、教室中の女子がこちらを見ていることに気づいた

「まず1つ、髪が長く、優しい性格の人」

少し教室がざわざわし始めた

なぜか女子が髪の毛を気にし始めたのだ

やっぱこういうことを言うと気になるのだろうか

沙織さんに関してはうんうん、とうなずくだけ

何に対してのうなずきなんだろ?

「2つめは、料理が上手なこと」

なんか「あぁーうち料理ムリ」とか「料理かぁ・・・」だとか

「料理練習しようかな」等をつぶやくのが耳に聞こえた

そして沙織さんは・・・うなだれていた

「あたし・・・料理できない」

うわぁ気にしてる・・・

「そして最後の3つ目」

すると先生が前のめりになりつつ

「3つ目はなんだぁ~?」

と言って来きた、正直予想してなかった事態に少し笑ってしまった

さりげなく顎が机の角に当たってるのを見たら笑えてしかたが無い

「3つ目は、裏が無い人です」

「裏?」

「はい、猫をかぶる人は・・・大っ嫌いです!」

と、俺はまた慣れない笑顔を浮かべ言った

すると、教室がざわめいた

「やっぱかぁー猫かぶるやつキモイよねー」

「だよねーうちの知り合いにもそういう奴がいてさー・・・」

「はい、お疲れ様でしたじゃあ次の人お願いしま~す♪」

と、若干顎が赤くなってる先生が言ったので俺は座った



「はい、では自己紹介が終わったので学校から入学祝の景品を渡します♪」

と言うと皆が「おぉーすげー」や「なんだなんだ?」とか言うのが聞こえた

そして先生は続けた

「でも、数に限りがあるので誰に渡すかはこちらで決めます♪」

するとまぁ予想はできていた教室中から「えぇーそれはないよー」

「だよねー全員にあげようよー」などと批判の声が上がった

でも、ある生徒がこう言った

「全員に配れないほどの貴重な、あるいは・・・高価なものなんじゃないか?」

あぁそっかだから全員分は無いのか・・・って何を渡すつもりだ?!

「ピーンポーン♪そうなんです、これは結構貴重なものなんです♪」

マジか!一体何なんだ?その貴重なものって!

「じゃあ誰に渡すかを決めますよ♪」

「先生!どうやって決めるんですか?」

と、聞いてみた、すると先生はこう言った

「え?くじ引きですよ?」

そう言うと同時に先生は何やら怪しげな箱と大きく【くじ引き】と書かれた

箱を机の上に置いた、そして先生はイスの上に立ちくじを引き始めた

「はーいまず1人目は・・・・」

ゴクリ、と誰かがつばを飲む音が聞こえる

「おっ、1人目は九条沙織さんです♪」

教室中でおい、誰だ?どの子だ?と沙織さんを探し始める奴がちらほら

「えっ?あたしですか?」

沙織さんは立ち上がりながらそう言った

「うん♪取りに来て♪」

と先生は怪しげな箱の中を探り始める

「・・・っとあった♪はいこれ♪」

皆が見つめる先にあったのは・・・

「えっ?石?」

皆が騒ぎ始める、おいおい石かよ、なーんだ期待したけど宝石

とかそういうのじゃないんだな

「じゃあ次のくじを引きまーす♪」

そして何人かその石を貰った、一体その石はなんなんだろ?

「えっと、秋人君?取りに来てよー♪」

えっ?・・・あぁ俺、なんだ当たったのか、でも正直当たるのなら宝石が良かったなー

そして俺は石を手に入れた

「はい、石を貰えた方おめでとうございまーす♪」

と、笑顔で言う先生「おめでとう」・・・ってこれ、【ただの石】でしょ

なんか全然うれしくないんだけど


先生はその後この石についての説明をした―――

「・・・えええええええ!!!!?????」

教室がまたざわめいた、だってこれ・・・・

貰えた石をもう一度見てみる・・・いやまさか・・ね

「まぁ要するにそれは自分だけの守護獣が呼べる召喚石ってことです♪」

「先生、それ本当ですか?」

「嘘じゃありませんよ♪試しに体育館へ行きましょう」



俺たちは体育館へ移動した

その際、お前すごい物貰ったな、とかいいなー沙織さん

とか、まぁ改めてコレの凄さが分かったような・・・

「ここが体育館か・・・広いなー凄く広い、1つの町すっぽり埋まるんじゃないか?」

本当に広い、ここでかくれんぼしたら見つからないと思うのは俺だけ?

すると沙織さんがこちらに近づいてきた

「どうしたの?沙織さん」

「えっとね、ちょっと不安だからせめて知り合いの近くへ行こうと思って」

「それで俺の近くにいらしたと」

「うん、そういうこと」

おう、なんか知らんが好感度上がってる!

「はーい、じゃあその召喚石を握って念じてみてください♪」

「念じる?」

「はい♪出て来い出て来いと念じるのですよ♪」

俺はその石を強く握り、心の中で出て来い!と叫んでみた

でも反応なし、次第にこの石を疑い始めた

「あれ?出てこないよ、秋人君はどう?」

「あー俺も出てこないや」

マジでこれ召喚獣ってのが出てくるのか?

やっぱ偽者なんじゃないか?



しばらく奮闘し続けたがやっぱり出てこなかった

先生にも聞いたが「出てくるはずなんですけどねー」と困り気味に返されてしまった

と、いうわけで俺たちは教室へと戻った、一体何しに来たのやら



「出なかったね~」

「出なかったな~」

「今日はこれで放課後に入るんだって、秋人君は何かすることある?」

「俺?いやもうまっすぐ帰ろうかと思ってる」

「ってことは暇なのかな?」

「おう、暇なのかもしれない」

「じゃあさ、ちょっと付き合ってよ」

エ?イマナンテイッタ?

「ごめん聞こえなかった、何?」

「ちょっとあたしと付き合って、って言ったの」

――――付き合って?―――――

「ダメ?」

「いいよ、いいよ全然おっけー」

やっぱり今「付き合って」って言ったよな

コレってもしかして!!!


そんな勘違いをよそに秋人君は沙織さんと、とある洋菓子店へと行きました


「ここは?洋菓子店?」

「うん、洋菓子店」

「にしても何で俺と?」

「そんなこといいから早く早くー」

やっぱり俺のことが好きなんじゃ―――

俺はそのまま引っ張られるかのごとく店内へ案内させられた

なんかいろいろわけわからない出来事があったけど

まぁこういうことが発生するならいいや


家に帰ると事件が起こった―――


「ただいまー・・・っていっても一人暮らしなんだよなー」

はぁ・・・彼女とか居たら同居生活できるんだけどなー

「どうせ俺はもてない男ですよっと」

と、言いながら俺はベッドへダイブした、そしてケータイを見る

「着信履歴ナシかぁ・・・・そりゃそうだ買ってすぐだから一体誰が電話を掛けるんだ」

あぁとうとう1人でボケとツッコミが成立するようになってしまった

さびしい男にまた一歩近づいたのだ

「あぁ~あ、彼女ほしいなー、沙織さんとか彼女になってくれないかねー」

・・・あるんじゃないか?――可能性――

だって今日とかあっちから近づいたんだぞ、とりあえず高感度は上がってるだろ

このまま、このままいけば・・・いや、それはないかー

「――うんうん、それはないよー」

「だよなーそれはないよなー」

「・・・・・・・・」

??????????あれ??????????

「ん!?」

周りを見渡すが誰も居ない・・・え?

「はっ!?えっ?!何!えっ??幽霊!?えっ幽霊!?」

思わず手を合わせ南無阿弥陀仏と言おうとするが焦って舌がまわらず

なむあみだだづと言ってしまう、そのままずるずると

「なむあみだだづ!!なむあみだだづ!!なむあみだぶつ!!おっ・・・!!言えた!!!」

と、なんか知らんが妙な達成感が込み上げてきた、とそこへ

「お~いこっちみろー」の声・・・・

「・・・・・まだ居たか!!!くそっどこだ!!南無阿弥陀仏!南無阿弥陀仏!」

「あたしは幽霊じゃないんだよ~」とどこかで声がする

冷静になろう、さっきの声は明らかに男の声では・・・ない

それはつまり、俺の家(1人暮らし)に女の子が転がり込んだ(?)ってことだろ

考えろ、考えるんだ、そうなった場合俺はどうすればいいんだ

考えるんだ、冷静になれ

「お~い」と聞こえるがそんな声耳にも入らない

考えろ俺!こういうときは何をするんだ?・・・・まさか!!!!あれか!!!!

「これはもしかして彼女になってあげるからここに居させてーとかあるいは

あたしと結婚してください!!とかなのか?」

そうだよ・・・これしかないじゃないか!そしてあっちは「違います!人違いでした!」

とか言ってここから出て行ってくれるはずだ

・・・・しかしそんな考えも裏腹に・・・

「え?・・・・バレた?」との声

エ?ナニ?バレタッテナニ?どっどうしよう・・・

「とっ・・・とりあえず姿を現せてくれないか?」

ってバレタ=彼女になってくれる???これって・・・ラッキー!!!・・・なのか?

次の瞬間、そいつは姿を現した


「これでいい?ごめんなさい急に出てきてビックリしたよね、えっと・・・なんでバレた?」

と、小さな少女が俺の目の前に出てきた

「・・・・・・・・・・かわいい」

「えっ?今なんていったの?えっ今かわいいって言ったよね」

と少女が顔を赤くしながらそう言った、こっこれは・・・ラッキーだ!!

「!!是非付き合ってくれ!!」

「えっほんとにいいの?」

「おう!本当だ、だってこんなかわいい子が俺と付き合いたがってるってんなら

こっちも付き合うしかないだろ」

と、考えに考えたセリフで獲得した情報を元に言ってみた

「えっ本当!?えっと・・・急すぎてこっちがついていけないや」

それはこっちのセリフだと思う・・・うん

「とっとりあえず自己紹介するね、あたしの名前はシルフィ、風の精霊で召喚獣やってまーす」

「・・・召喚獣?」

「そう、あなた・・・いやごめんなさい・・・秋人が持ってたその石にあたしは居たんだよ」

「あっ・・・」

そういえば召喚石貰ったんだ・・・あれ本物だったんだ

ってこれからどうするんだ?いきなり召喚獣と同居生活なんて言われてもなー

「あっそうだった、ここじゃシルフィって不自然だから秋が名前付けてね~」

と、こちらを見つめてくる、恐らく「どんな名前だろ?可愛いのつけてくれるといいな」

とか考えてるんだろうか・・・とその前におかしなことが

「えっとその姿だと、外に出なくてもいいんじゃないか?それだったら別に名前は

 えっと・・シルフィのままでいいんじゃ・・・」

本当にそうだ、こんなに小さいのであれば話しかけられる、いや見つけられることはないだろう

よって名前なんて要らないんじゃないか?

「えっ?あっそうだった」

今きづいたみたいなカンジだなおい

「――よいしょっと」

と、目の前の少女は何かを唱えた

「えっ?ちょ・・え?どうなってんの?」

目の前の少女は急激に身長が伸び・・・

そしてみるみる俺と同じくらいの身長まで伸びると「よしっ」と言った

それを言うと同時に異常なほどまでの成長が止まった、なんなんだ?これ

「これで普通の女の子だよね秋♪」

ん?アレ?いつの間に俺はアキと呼ばれてるんだ・・・それよりコレは一体・・・

「一体どうなってるんだ?」

いや、待て召喚獣なんだコレくらい出来てもおかしくはないんじゃ・・・って

もうそうやって受け入れるしかないんじゃないか?

「とっとりあえず名前がほしいんだっけか?」

「うんそうだよー」とうなづき、彼女そのまま歩き出した

「ってどこ行くんだよーそっちには全然使ってないキッチンとほぼスッカラカンな

 冷蔵庫があるだけだぞー」

「今からあたしが料理するの」

と、少しほっぺをふくらませながらそう言った

ちょっと料理という言葉に思わず期待をしてしまう

そして何より、彼女がとてもキレイでかわいい女の子に成長(?)

したので、若干見とれてしまう・・・夢じゃないだろうな

ほっぺをつねって確認してみる・・・痛い・・夢じゃない!!

「・・・とりあえず座るか」

と、テーブルに手を置きそこへ座る

トントントントントン、と包丁で何かを切っている音がする

お?もしかして料理は得意なのか?じゃあちょっと期待しとくか


・・・・何でこの状況を受け入れてるんだろ?明らかにおかしいはずなんだけど・・・

あーこんなの考えても仕方ない・・・あっそうだ名前考えてあげないと

可愛い名前・・・可愛い名前、えーと柴崎・・・静花・・花はないか・・華違いだな

とキッチンを見て思う、あぁー柴崎・・・朱音、彩香、いや・・綾華?

柴崎綾華・・・おしいな優奈・・コレか?柴崎優奈・・・なーんかちがうなー

もう一度彼女を見てみる、すると彼女がこっちに視線に気づいたのか

こちらを見てにこっ、と笑った

それをみてると恥ずかしくなってきたのでついつい視線をそらした・・なに照れてんだか

ふと1つの名前が浮かんだ・・・柴崎綾音しばさきあやね・・・いいんじゃないか

あやーとか呼んだりして(笑

「おーい、名前考えたぞ~」

と言ったところ「えっ?!ホント!?」

と、明らかに嬉しそうな声が聞こえてきた



彼女は夕食を作り終え、お皿をこっちへ持ってきた

そして出来たばかりの夕食をテーブルへおく・・・

「えっ!スゲェぞコレ!美味そうー!」

目の前に出てきたのは麻婆豆腐、完成度高すぎだろ

ってかやばい・・・マジでやばい、なにこれあなたはもしかしてシェフか何か?

「腕によりを掛けてみた」

と自信満々に返事をしてきた

「じゃあ早速食べていいか?ちょっとスプーン貸して・・・ってうわぁ!?」

「ん?どうしたの?」

「どうしたの?じゃなくて今何しようとした?!」

「何って早速食べるんでしょ?だからはいアーン♪」

「ちょっと待ってくれ!すげぇはずかしいんだけど?!」

「え~?恥ずかしくなーい恥ずかしくなーい」

「こっちすごく恥ずかしい・・・」

いや、まさかこんなに早くあーんしてもらえる時が来るなんて

にしても急すぎて逆にドキドキするわ!!

「そっか、やっぱ恥ずかしいか」

と、諦めたのかとりあえずスプーンを戻す綾音(仮)

「うん、恥ずかしい」

「恥ずかしかったよねごめんね」

「そうだよ、恥ずかし――」

「―――隙あり!!」

「んぐっ!!」

不意打ちだ、くそー不意打ちのスキルがあったのか

・・・ん?美味い!えっ?すげぇ美味い!

「おいしい?」

不安そうにそう聞かれた

「めっちゃ美味い!」

「良かったー久々の料理だったから心配だったよー」

「あっそうなんだ、でもすごいよ」

「これでお嫁さんになれるねっ」

「えっ?お嫁さん?」

「うん、これからずっと生きていくんだよ?これってお嫁さんでしょ?」

「あぁーそういうことか・・・」

つまり、ずっと俺のそばに居るつもりなのか?

じゃあこのままだと俺のお嫁さんは確定してしまう・・・

でも、でも俺には沙織さんがっ!!!(勘違い)

このシナリオはまずい・・なにか策はないのかっ!!!!

考えろ、考えるんだ、嫁になることさえ阻止すればいいんだ

考えろ、考えるんだ柴崎秋人!!

・・・・・・・・・・・・・・・・あっ

「あのなー嫁になるためには結婚式を挙げないといけないんだよ

さらに、お嫁になるには条件がありまだお前はその条件を満たしていない」

「えっ!?条件って?!」

「それは自身で見つけるんだ」

「えええー!!じゃあまだお嫁になれないんだ」

あら。まずい本気で落ち込んでる・・・

「でも彼女にならなってもいいぞ」

これでいいのか?

「えっ彼女!?えっと嫁の1ランク下の!?」

え?1ランク下?あなたの脳内どうなってるんだ?

「じゃあ私は今から秋の彼女になる!」

おっ元に戻った・・・とりあえずはいいか

「そしていつか秋のお嫁さんになる!」

と綾音(仮)はそう宣言した

そして今日からボクの彼女は召喚獣となりました


どうでしたか?感想待ってます。

ではこのへんでお相手は柴わんこでした

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