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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第1章 真紅の雨
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第75話 収束

光線が放たれた。


かなりの至近距離から俺様だけを狙った光線が瞬く間に背中へと到達する。


...筈だったんだろうな、奴からしてみたら。


俺は鎌を回転させ、光線を弾いた。


鎌を扇風機の羽のようにとにかく回した。


ほぼ円の状態になった鎌の盾で光線が弾かれ、そのまま曲がってやつの近くに被弾する。


あー、流石に光線は返せないか。


俺様としちゃ、今のはそのままそっくり奴に還したいところだったんだがなァ。


ま、奴に一ミリも攻撃が効かないって事を見せつけられただけでも大勝利だろ。


少なくとも今、動揺が見て取れる。


明らかに俺様を警戒している。


おっせーんだよ、気づくのが。


今更警戒してももう遅い、俺様のテリトリーに入っちまってるの。


お前は最早電気椅子の順番を今か今かと待ち続ける他にやることは無いんだよ。


しっかし、楽しみだなー。


どんな死にざまを晒してくれっかなー。


いっそジャッジの機体ごと晒し首状態にしてアイツそのものを壊すのもアリだなー。


ワクワクするなァ。


んじゃ、終わらせてやっかねェ。


確か、俺様の黒の状態の必殺技は剣をクロスさせる〈全双斬〉だったっけっか?


じゃあ次はこれに紐づけつつより強そうな技名にした方がいいだろうなァ。


と、奴はこちらの出方を窺っていたようだがこちらが動かない事を察するや何やらエネルギーを溜めだした。


白と黒、二つのエネルギーが奴から溢れ出る。


天にまで高く昇ったそのエネルギーはゆっくりと奴を覆い、そして形作っていく。


何の技か知らねェが、直接対決って訳か面白ェ!


分かってんじゃねェか。


......よし、決めた。


俺様の必殺技は今回は血に塗られた死神の放つ大鎌の一撃な訳だろ?


なら、もう答えは一つだ。


エネルギーをコレクトする。


集めに集め溜まってきた紅のオーラが俺様と鎌を包み込む。


コレクトされたエネルギーは全て鎌へと上っていき、鎌の刃が俺様くらいのサイズまでデカくなった。


そのまま刃を外に向けた状態で柄を肩に掛け、腰を落として重心を前にずらす。


すぐにでも飛び出せるよう、気を確かに持つ。


よし、準備は出来たぞ。


ほらかかってこいよ、お前の力を俺様に見せてみろジャッジィ!!!!


と、奴のエネルギーが増幅した。


それと同時に奴の白黒エネルギーがより一層濃くなり姿が見えなくなる。


まさか透明化!?


はたまた何か別の技なのか!?


早く俺様にソイツを見せてくれ!!


それを完膚なきまでに叩きのめしてお前を倒す。


と、奴はまるで腕から何か出すとでも言いたげに左腕を前に、右腕でそれを支えるポーズをし後ろに重心を掛けた状態で構えた。


いよいよって事だな。


勝負は一瞬。


目を瞬いたその時には終わっている可能性がある。


一切瞬きをせず、じっとその時を待つ。


これは動いた方が負ける。


そんな予感があった。











沈黙を破ったのは実に構えから20秒後、ジャッジだった。


単純に我慢できなくなったのかそれとも何か理由があるのか知らないがとにかくジャッジは白黒エネルギーを放出し始めた。


あれがどんな技になるのか分からないが、真っ向から受け切って倒す!!


そのまま鎌を肩に置いたままで宙へと舞う。


決めるぜ、最強必殺技!


柄を握ったままの手を素早く振り抜き、紅の血が迸る斬撃を上空から放つ。


名づけて、





紅鎌ノ閃(デュージーサイズ)





だぜっ!!!


斬撃に纏わせたエネルギーが液体となって地面に落ち、そこから煙が上がる。


どうやらあの血みたいなエネルギーはモノを溶かす効果があるらしい。


そのまま飛んでいった斬撃に対し、ジャッジはただひたすら白黒エネルギーを出し続けている。


一体何だってんだァ、ありゃ。


ただの技じゃなく、何かカウンターとかなのか?


だがどんなに受けに対応していても、俺の攻撃は読み取れない。


飛んでいった斬撃の液体状態の一粒がそのまま斬撃から外れる。


すると、()()()()()()()()()()()()


そしてその斬撃と最初の斬撃からまた赤い礫が生まれ、それがまた斬撃に変わる。


無数もの斬撃が奴へと届く。


俺様ってやっぱ最強なんだよな、頭脳も戦闘も天才レベル。


あんな雑魚相手にならんわ。


あーあ、なんだよ新技期待したのによォ。


と.........。









逃走審判(ジャッジメントカウズ)〉 







それは、ほんの一瞬だった。


一瞬何か、白と黒のエネルギーが混ざったような煙が光に変わった時だった。


ジャッジが光り、そして消えた。


跡形も無くだ。


何も無くなってしまった。


まさかこの期に及んであんなオーラ出してまでワープ攻撃をしてくるかと身構えたが、俺の感覚機敏も反応しない。


もうここにジャッジの気配は完全にない。


アイツは消えた。


一体何の技なんだ?


消える為の技だとしても、感覚機敏で気づかない訳が無い。


だったらどういう事だ?


まさか自爆なんてオチは無いだろう。


そんな結末なら俺様は相当がっかりだぜ。


というか、不完全燃焼だなァ。


折角奴の必殺技と俺様の必殺技がぶつかるところを見れると思ったのによォ。


ちっ、しゃらくせえな。


どうやら、ここにはもう奴は本当に居ないらしい。


そして奴は何処かへと消えた。


俺様は多少の心残りを抱えながらも、ひとまずジャッジを退ける事に成功した。


俺様の、勝ちだ。



何とビックリ、気づかない間に3カ月経っていたみたいです。

ありがたいことに最近評価やブックマークが増え、そして週間で見てくれる方も増えました。

SNSなどを使わず、異世界モノでも無い状態での作品にしてはかなり良い感じなんじゃないでしょうか。

とりあえずいつもありがとうございます。

これからも応援よろしくお願いします。

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