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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第0章 漆黒の守護者
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第34話 疑いと信頼

楼汰様はめっちゃ普通の人です。

イケメンとかではない。

カーㇴについてはめっちゃ美少女を想定しています。

とでもあの仮面男は思ってんだろうな。


俺の予想は当たっているらしい。


今では眠い目を擦るカーㇴが俺に寄りかかってうつらうつらしている。


口からは涎?が見えていて、とても一人前のレディとは思えない。


「眠いんなら寝ていいぞ。俺はこのまま作戦をまた話すから。」


しかし、彼女はギリギリでこちらを見て微睡んだ目つきでポヤポヤと話す。


「だいじょうぶです~。ふわぁ~。」


かわいい。


これで自分の事を一人前のレディとか思ってんのか。


まだまだ子供、やっぱそうおも「楼汰様?今、何か失礼なことを想いましたよね?」 ?!


なんてこった。


勘が強すぎるだろ。


「ぃい、いやいや、そんな事思ってるわけないだろ?!いいから、寝とけって。」


「いえ、今ので目が覚めました。というかさっきも変な事思いませんでした?」


涎の奴か?!


いや、あれはお前が悪いだろうと思ったがそれを見ている俺が何よりもキモいので黙っておこう。


「いや、何も思ってないし見てないぞ。そんな事より、作戦を話すからあと少ししたら起きておいてくれ。」


「あぁーーーーーっ!!!!やっぱり何か見ていらしたんじゃないですかっ!!私、何をしてしまいました?!」


「いや、大丈夫だから、いいから早く顔でも洗って来いよ!!今はそんな事言ってる場合じゃないだろ?」


そう言うと、不服そうな顔をしながらも不毛な議論だと気が付いたのか


「...承知しました。ですが、この話が終わったら話してくださいね。」


と去り際に釘を刺されてしまった。


いや、別に、ただちょっとまだお子ちゃまだなぁ...とか思ってたんだからいいだろ?!


......チャーミングポイントだとか言えば誤魔化せるかな????












カーㇴと作戦会議をする。


今、俺たちが避難しているのはさっきの学校ではなく、別の学校だ。


そこら近辺の人の中で、亡くなっていなかった人らはみんなそこに集っていた。


そして昨日一緒にいた人たちもまた、ここにいる。


俺は昨日、睡眠をみんなが摂っている時とても嫌な予感がした。


仮にあの時奴が動けなくなったのが何か第三者の力だとしたら、奴は相当怒っているんじゃないかと。


仮面男が俺たちの誰かがそれをやったと勘違いしている可能性もある。


よく考えたら、アイツは勝ったと思いこみ結構なことを話してくれたし、色々とやってくれた気がする。


カーㇴの技の事。


「役立たず」と「運命の巫女」のこと。


IFRTの管理者のこと。


そして、機械兵(リーパー)を欲しがった事。


その全てに、伝説の獣とかいうあの世界の幻のバケモンのカケラが関与していること。


少なくとも、アイツは有用なことをしゃべってくれた。


あのお方、とか言ってたしな。


組織ぐるみで伝説の獣のカケラを探す、ヤバい奴らが居るという事。


そして恐らく、ソイツらがカーㇴの世界でIFRTをぶっ壊して暴走させ異偶を呼び出した奴らだという事。


これもそれも全て、アイツを倒せば分かるはず。


だが、恐らくそれを話してしまったアイツはヤバいと思うだろう。


何せ、余裕ぶっこいて大丈夫だろうと思っていた相手に逃げられ、場所も分からないのだから。


俺も社会人だ。


ヤバさは分かる。


言い換えれば、会社の機密情報をもう赤字で倒産しかけてる会社にどや顔で語ったらその情報を利用されそうになり、しかもその会社の人間は雲隠れし分からなくなってしまった。


そんなところだろう。


今の奴の気持ちは想像するに容易い。


上司(社長かも?)にクソほど怒られ、会社どころか社会からさようならされる危険性があるからな。


そりゃ焦る。


だが、ミスしたアイツが悪いし敵だから同情する気も起きない。


しかし、血眼になって探しているのは恐らく予測ではなく、事実だろう。


ならばその周辺にあったあの避難場所はマズい。


あそこならすぐ人の気配には気づける。


そこを叩かれたら、少なくとも俺以外は死ねる。


ならばと、避難場所自体を変えることにしたのだ。


震災や台風ならば、むしろ建造物から出る方が危ないまであるだろう。


しかし今回はそことは違う。


巨体のロボットにはどうすることも出来ない。


動いても動かなくても追いつかれれば死ぬ。


人類ではまだ、奴を倒せる段階には至っていない。


場所を変えた所で奴が気づけば終わりだしリスクもある。


だが、急場しのぎは出来るだろう。


幸い、近くには総合体育センターやホームセンターなんかもある。


ホームセンターは今の時間やっていないだろうが、少なくとも隠れることくらいは出来るだろう。


だから、移動することにした。


昨日の夜、カーㇴを起こし、俺の意見を話すとすぐ頷いてくれた。


彼女は合田さんや周りの人たちを起こすのを手伝ってくれた。


また、何も分からないまま合田さん達も手伝ってくれた。















「で、起こされた訳なんだが、いい加減話してくれないか?急に起こしたのは訳があるんだろ?」


合田さんは苦笑いしつつそう話す。


そりゃそうか。急に夜中に起こされたら普通は来たのかと思うもんな。


「そうですよ。自分もまだ何が何だか分かってないです。合田さんは何かわかったんですか?」


小沢くんも寝てるのを急に起こされたからかちょっと不機嫌そうに言う。


「ああ。急を急ぐ話だったからな。でもすまない。そりゃそういう反応になるよな。」


謝りつつさっきまでの話をかいつまんで話す。


それを聞いていた人たちは、それぞれ色々な顔を示した。


不安そうに顔を見合わせる親子。


胡散臭そうに顔をしかめ、こちらを睨むおっさん。


苦笑いしながらひそひそと言いあうカップル。


それ以外にも、ワクワクした顔で見つめてくる学生たちやどうでも良さそうにまた寝直すスーツ姿の兄ちゃんなど、様々な反応をしていた。


当然、俺の会社の人たちも戸惑った反応だったわけで。


「いや、理論としちゃ分かるんだ。分かるんだけどな。だが、何でそのロボットがココに来るって言えるんだ?確定じゃないだろ?」


「ああ。確定じゃない。けど、ほぼ確ではある。」


「なんでしかもそんなに冷静なんすか?僕ら、その話聞いて結構心臓に来てるんですけど。」


「ああ、まぁ、んーと。」


それは、流石に何度も戦いを経験して慣れたからだが、それを言う訳にもいかないし言っても信じないだろう。


「それは、一度経験しているからです。こういった災害を。」


急に声を出したのはカーㇴ。


「えっと...?」


急に出てきたコスプレ少女に、コイツ正気かと俺に疑いの目が集まる。


いやいやいやいや、違うって。


今はそこ疑ってる場合じゃないのに。


「こいつは...んと、ええと、俺のネッ友だ。そんな事はどうでもいいだろ!!」


周りは納得するものとより疑う者に別れ、合田さんだけが(いやいや、そりゃ無いだろ)とでも言いたげな顔でこちらを見ている。


しょうがないだろ、今はそんな話している場合じゃないんだから。


「で、兎に角ここに居たら死ぬ可能性が高い。だから、みんなで逃げよう!!」


俺はしっかりと口にした。


すると.........


「おい、アンちゃん。あんま適当なこと言うもんじゃねえぜ。焦っておかしくなってんのかもしれねえがな、じゃあ今動いたら最悪ソイツと鉢合わせするじゃねえかよ。だったらここにいた方が安全だろう。」


さっきのおっさんが話しかけてきた。


「だったら、さっき奴がいた反対側に逃げればいい。そこにもここみたいな学校や広い公園がある。そこなら一晩は大丈夫なはずだ。」


「何故大丈夫だと言い切れる?大体奴がどこに行くかなんてわかる訳ないだろう!!大体、あのエネルギーで何処へでも来れるだろうに。」


怒気を強め、俺に対し唾を飛ばしながらキレてくるおっさん。


「大丈夫だ。アイツはまず近くから見るだろうし、それにホームセンターがある側には鶏の異偶が出たところがある。あっち側に逃げるのは不利だ。」


アイツ、アレで心配症のような感じだったしきっと近くから見るだろう。それに、いくらエネルギーがあった所で見回れるほど残っているとも思えない。前回の鶏野郎とか恐竜の所にエネルギーが残っていると考えたら取りに行く可能性はある。


だが、途端に周囲が冷ややかになった。


「おいおい、いい加減にしろよアンタ。今は命がかかってるってのに、そんな根拠もねえアホみたいな妄想してんじゃねえよ!!」


「美穂、あの人怖ぁ~い。」


「大丈夫だ、俺がついてるぜ。」


とカップルは俺を出汁にしていちゃつき始め、他の奴らも口々に


「何でわからないことだらけなのにそんな自信を持って言えるのか期待していたんだが結局口だけか。全くふざけた奴だ。」


「こっちは睡眠時間削られたんだぞ!!謝罪しろドクサレ野郎が!!!」


「何なのアンタ!!!!こっちは不安な思いを抱えてるってのに、妄言吐いて場を混乱させて。そこの少女まで利用してこんなふざけた話するとか、頭沸いてるんじゃないの?!」


と言いたい放題され出した。


「い、いやそんなつもりじゃ...」


と返そうとするもみな、解散の雰囲気で立ち去ろうとしている。


みんな正気か!?確かに俺は怪しかったかもしれないが、そうだろうとここが危ないのは事実だ。平和ボケしている場合じゃない。


「待ってくれ!!確かに俺は怪しいかもしれない。だが間違いなくアイツは來る!!理由は上手く説明できないが、兎に角のんびりしている場合じゃないんだ!!!信じてくれ!!!」


しかし、誰も何も言ってやくれない。


挙句、


「こんな妄想吐いて人を混乱させてまだ何か言うつもりなのおっさん。もうやめときなって。これ以上話したら多分追い出されるよ。」


とさっきまでキラキラしていた学生にまで言われ出してしまった。


もはやどうする事も出来ないのかと思ったその時。








「待ってくれ!!!!」








その声を出したのは合田さんだった。


みんなその声を聴いて咄嗟に立ち止まった。


さっきまでイライラしていたカップルも、おっさんも、学生も。


みんな立ち止まっていた。


「確かにコイツの話には信じがたいことがあるかもしれない!!納得できない部分は俺にもある!!!!」


それを聞いて、


「やっぱあんたもそう思うよな!!!」


「良かったよ、ソイツと仲良いからって味方しなくて。」


「でもここまでみんな否定すると可哀想だよね~。」


と全員が共鳴している。


ここまで共感度が違うと挫けそうだ。


「だが!!!!!俺は彼を信じたい!!!!!みんなには関係のない事かもしれない!!!!!でもな、こいつは前にもこのバケモン騒動に出くわしているんだ。この中で最も詳しい奴なんだ!まだみんなだって死にたくは無いだろ!!俺は、死にたくない!だから、今だけでいい。こいつを、いや俺たちを、信じてはくれないか?大事を取ってだ!!!」


必死に、まるで自分事のように、頼んでくれる。


それは俺にとってとても嬉しくて、何より響く言葉だった。


「いや、いくらアンタでもな。」


「流石にそれは厳しいよ...。」


「ソイツとアンタは関係ないしな。例えアンタが信用できてもソイツが信用できないんじゃ話にならない。」


と、今の説明の効果は乏しかったのか、俺が悪いのか、あまりみな納得していない様子だ。


やっぱり、ここでリーパーを説明して...


そう思っていると、合田さんは唐突に頭を下げだした。


「頼む。この通りだ。俺を信じると思って、アイツも信じてやってくれ。きっと、必ず当たっているから。」


そう言って更に深く頭を下げる。


俺も慌てて頭を下げた。


更に、俺の会社の人たちまで頭を下げだしてしまった。


流石に周りも慌てだし、


「おいおい!流石にそこまで求めてねえっての!!」


「悪かったよ。俺らも言い過ぎた。だからそれは辞めてくれ!!」


「...。おいそこのお前。.........これで違ったらどう責任取るんだよ。あ゛ぁ?」


まだ怒っている奴が居る。


みんなが頭を下げてくれた状況でもはや迷ってはいられないな。


「違ったら、どう言ってくれても構わない。俺は避難場所を出てもいい。それくらいの覚悟でこの話をしているんだ。」


そう答えると、少し迷った素振りを見せる者もいたが最終的にはみんな納得してくれた。


「いや、別にお前を信じたわけじゃない。でも、俺らが険悪な雰囲気だったりした時にこの人らが一生懸命仲介してくれたんだよ。」


「俺も、怪我してたら助けて貰った。だから、お前を信じるあの人を信じてみる。」


「ま、そのアンタの必死の声聞いてたら強ち間違ってないんじゃないかって思えてきてね。一先ず、信じてみるよ。」


とみんな答えてくれた。


合田さんは、今必死で駆け回りどう動くのがいいかを相談している。


俺も色々参加していたが、本当にもうどう感謝したらいいかわからない。


そんな事を考えていると、


「おい岩動、余計な事考えている暇があるならお前も意見を出せ。、ったく、別に俺のことはいいって。」


「でも...」


「でももクソもねえよ。俺は会社で死んだ目をしていたお前を知っているからさ、原因がどうだったかは知らないが折角人間の目に戻ったお前をまた元に戻したくないなって思っただけさ。気にすんなよ。」


「.........ありがとう、合田さん。」


「おう!」


合田さんはまるで救世主のように俺を助けてくれた挙句、その後も必死に動いてくれている。


これは、もう本当に後戻りはできないな。


説明がイマイチ出来ない辛さはあるが、今は仕方ない。


もどかしいし、出来れば俺も早く話したいがまだ今はきっとできない。


だから、とりあえず早く出立しようと思った。


と、一人の学生が話しかけてくる。


「あの、いいですか?今」


「ん?なんだ?」


「いきなりなんですけど、ボク、スマホの他に遠隔カメラ持ってんすよね。」


え?何だコイツいきなり。


「え?いや、えーと。それがどうしたんだ?」


「え、今の話で何となく予想つかないですか?」


いや、予想つったって何も...。


そう思いかけてふと思った。


そうか。


「なるほど、何となく言いたいことは分かった。」


「分かってもらえました?」


「ああ、要は、ここにこのカメラを置いてその映像を向こうで見て本当にあのマシンが出るかどうか確かめようって魂胆だな?」


「ご明察。これなら、貴方が騙していたとしても本当にここが襲撃されたとしても証拠が残ります。僕のスマホにね。」


「だが、何でそれを俺に伝えるんだ?むしろ怪しいなら黙っておいた方が良かったんじゃ?」


そうだ。


何故、俺にわざわざ話に来た?


怪しい奴に伝えて逆上でもされたら......。


「ふふふ、その反応の時点で違うようなモンじゃないですか。少なくとも、僕は貴方が怪しいとは思っていません。ま、カメラがあるぞっていう脅しでもありますが。」


「そっか、俺を疑っていない子もいるんだね。でも、じゃあ何でさっきそのことを言わなかったんだ?」


とりあえず、俺の周りが全員敵になるような事態は防いだようだ。


この子は最初から俺を疑ってはいなかったらしい。


ありがたいが、何でさっき言ってくれなかったのやら。


さっき話してくれればより誤解も解けた可能性があるのにな。


「そりゃ、怖いからです。あんな状況で下手に擁護したら僕の居場所まで無くなります。」


「...そうか、それもそうだな。ま、何はともあれ話してくれて助かるよ。......ただ、何でそんなカメラなんか持ってんの?」


「.........人生、知らない方が幸せなこともあるんですよ?」


そうか、これはどの道黙っとけって話だったのか。


ま、味方は意外といるって知れたのがデカいから気にしないでおくか。




















さて、出発まで時間がある。


そこでカーㇴととある話をした。


「楼汰様、お話とは一体?」


「ああ、今現在リーパーは修復自体は完了した。だが、エネルギー残量はほぼ回復なしで12%だ。」


「それはかなり厳しいですね。」


「ああ、だからあの異偶たちから回収した輝光導石を使わせてもらえないか?」


とりあえず聞いてみる。


「え?......確かに、アレは戦闘用エネルギーにも変換できます。しかし、アレは...」


「カーㇴの懸念も分かる。本来ならアレは帰還用だものな。悪い。だが、もう時間が無い。もし今回の移動で奴が来たら俺はあいつと戦い、勝利しなければならない。だが、今のエネルギーじゃ勝率は5%にも満たないだろう。」


カーㇴは難しい顔をしている。


「確かに、エネルギーが無ければ戦えないのは分かります。ですが、先ほど楼汰様もおっしゃられた通り、あのマシンが出ない可能性のルートを通るのでしょう?なら、まだいいのではないですか?私も、申し訳ないですがそんなに使いたくはありません。それに、アレはいわば劣化版です。そんなにエネルギーは入っていません。焼け石に水になる可能性もあり得ます。」


カーㇴにとっては命みたいなモンだろうし、当然だが。


諦めて貰わなければならない事もある。


「悪いが、未来の世界より今の命だ。まず、そこがダメなら未来は無い。そういうモン、だろ?」


「............」


「それに、手に入るエネルギーがいくら少なかろうとあるにはあるんだろ?なら、使うしかないだろう。一刻を争うんだ。戦いが少しでも傾く可能性があるなら摂っておきたい。」


「.........そうですよね。私は何か勘違いをしていました。エネルギーが無くなっても、また貯めればいい。異偶はこれからも現れる可能性はありますし。」


「悪い。お前が本当は嫌なのは理解している。でも、俺にとっては目の前で失う命があるかもしれないのは嫌なんだ。守れる力があるのなら、しっかりチャージはしておきたい。」


「分かりました。そして、私の方こそ申し訳ありません。私は愚かでした。目の前の命一つ救えない人間は、世界なんて救う事は出来ないんです。私は言葉としてじゃなく、モノとして世界を救いたい。だから、今すぐ使いましょう。」


カーㇴは分かってくれた。


これが終わったら、今度こそ貯めに貯めまくろう。


カーㇴが持ってきたのは、ボトルだった。


それは光り輝く色の液体が入っており、それを受け取った。


次搭乗するとき、必ず入れなきゃな。




















全ての準備は終わり、行く支度は整った。


みんなが俺を見ている。


出発の号令をかけ、みんながそれぞれ出発した。















結論から言うと、こうして今作戦をカーㇴと話している時点でお分かりだとは思うが勿論何も特には無かった。


みんなこの新たな学校に集まっていて、そこに避難を完了していた。


学生クンが置いたカメラも機能していて、先ほど仮面男のマシンがあの学校を壊す所を見れた。


映像をみんなに見せると、流石に俺に対しての態度が収まり普通になった。


流石に信じてくれたか、良かった。


急に態度が軟化しすぎてちょっとばかし気味が悪かったが、合田さんやカーㇴが解いてくれた誤解だ。


とりあえず、敵意を向けられるよりかはマシだし感謝しておこう。


みんな一度生還している(という設定になっている)俺がどうやってこの異偶の戦いから生き残ったかを聞いてくるが、適当にはぐらかしている。


俺がリーパーだから、とは言えないからな。


そして今カーㇴと作戦会議をしたものの作戦という作戦が無いことが分かった。


あの恐竜型異偶を倒したときと同様に今出せるだけの力を全て使用してフルパワ―でぶっ飛ばすしか方法はなさそうだ。


あの時丁度切れたタイミングだったから俺も弱かったが、だからこそ本当のフルパワーがどんな強さなのかを正確には知らない筈。


そこを抑えれば可能性はある。


フルパワ―でやらかしているのにまた使って大丈夫かと聞かれたが勿論大丈夫と答えた。


今回に関しては幹部クラス。


間違いなく、もしその後誰かが出てくるんだとしたらもうエネルギーの残量があっても勝てないだろう。


だからどの道使わなければならないのだ。


使ってまずは確実にあの仮面男を倒す。


その後誰かが出てくるようならそれも短期決戦で終わらせる。


それが良いんだろう。


これで全て固まった。


後は実行するだけだ。


次で、絶対に勝つ。

次回、遂に再戦開始!!

乞うご期待ください。

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