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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第0章 漆黒の守護者
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第20話 病院

とりあえず昨日分は2回投稿致します。

最近は忙しかったのもあって全然出せていなかったので。

今回からまた楼汰パートに戻ります。

しばらく続くと思います。

気が付いた。


此処は...病院?


どうやら俺は病院のベッドで寝かされていたらしい。


身体はクソほど重いし、何より頭がくらくらする。


勿論痛みも多少はある。


正直、どうしてそうなってんのかがわからん。


確か異偶(ヒヨコ野郎)を撃破して、リーパーから降りた筈。


それで、その後.........。


そこでふと、失態に気づく。


やばい、確か急に俺の背中や頭から血が流れて、そんな俺を見つけたカーㇴが俺に向かって駆けてきていた。


俺は敵襲だと伝えようとしたが、出血が酷くそのまま気絶してしまった。


カーㇴは今どうしている?


俺は何をやっているんだ!!馬鹿か!!!


もし新しい異偶に、俺がいない中で襲われたらどうする事も出来ず蹂躙されるしかない。


慌てて飛び起きる。


慌て過ぎたのか色々と器具が引っかかるが気にしては居られない。


と、、、







「あ!!何をやっているのですか!!!大人しくしてください!!!!!」


と、肩を押さえられてしまった。


そうは言ってもと説明しようとその声の方を向く。


そして、安心してしまった。


それは紛れもない、彼女(カーㇴ)の顔だった。











俺はいきさつを聞いた。


どうも彼女側では、最初怪しい男を見つけ追いかけたらしい。


しかし変な所で見失い、そして外では俺と異偶の戦闘が始まった。


俺を確認する為外へ出ると俺たちが戦っていて近づけず、そのまま離れていたという。


「しかし、慌てました。まさか、異偶にあんなモノがいたとは。私も初めてみるタイプでした。」


「あ、カーㇴもなのか?てっきりデータでも聞こうかと思ってたんだけど。」


「申し訳ありません。私たちも、あんなのと当たったことは無く。お役に立てず...」


彼女はしゅんとした。俺の罪悪感ゲージが降り切れそうだ。


「いやいや、カーㇴは悪くないぞ?!むしろ知らないなら仕方ないさ。すまんな俺の方こそ。」


「ですが、こういう時に役に立てなければ私は...。まして、楼汰様に戦って頂いているのに。」


全く彼女は真面目だ。


勿論、いい意味でな。


「気にすんなよ。もう、お前だけの戦いじゃない。俺も、乗りかかった船だし最後まで行きたいよ」


「...ありがとうございます」


彼女はほっとしていた。俺もほっとしたよ。あんま、思いつめない方が良いぜ。


「それに、その変な奴を追いかけたんだろ?だったら役に立ってるぜ。この世界で召喚とかそういうのを知ってんのは俺らだけ、だろ?」


「ええ、私以外に来ている人物はいない筈です。勿論、たまたま私たちの世界で過去にこちらに行った人の説もあります。ですが...」


「悪意のある言い方だったと。」


「...はい。あの言い方は間違いなくリーパーが何かしらの枷になっているような雰囲気でした。」


ソイツがどんな奴か俺は当然見ていないが、最初見た時のカーㇴみたいなモンなんだろう。


カーㇴから聞いた情報しかない訳だが、もう怪しいもんな。


なんだ白装束って。アニメか。


それに、逃げて消えるのとかお決まりすぎるだろ。


天井にいたのか?はたまた、まさかありがちな柱の陰とかか?


ありえそうだ。


「そっか。まぁしかし奇妙だな。ソイツ、お前の事には気づかなかったんだろ?」


「ええ。恐らくは。」


「カーㇴはその世界での部門でリーダーやってたんだろ?そんな有名人を、お前の世界の人が見過ごすとでも思うか?」


「まぁ、仕事のリーダーなんて意外と知らないこともありますし...」


「だとしても、世界の根幹に携わるような人の中の有名人を知らないことがあるのか?」


「私には何とも...」


何とも言えないが、少しばかりの気持ち悪さがある。


ソイツが最近の若者よろしくTVとか観ないタイプだったとしても、流石に知っているLVってのがあんだろ?


有名人でしかも国の根幹じゃん。それが隣を過ぎていって気づかないもんか?


ましてや、今んところソイツ俺らの敵っぽいし。


尚更注意深く確認するべきだろ。


いや、それはダメか。注意深く確認されたらカーㇴが危なかった。


ありがとう不審者クン。お陰で助かった。


と冗談はさておき。


「それにそいつ、見知った見た目だったんだろ?」


「ええ、私のよく知る私たちの世界ではよく見る作業服でした。」


えぇ?


そんなコスプレみたいな恰好で作業服なの?


なんか、所変わればって感じよな。


でも、だとしたらやっぱおかしい。


「なら尚更おかしいよな。俺でも総理大臣とその周りの奴の顔くらいわかるぜ。」


「...?...はぁ、そ、そうですか?」


「......あれ、伝わってない??いや、要はそんなよく見る作業服みたいなのを着ているような奴なら、尚更わかるんじゃないか?


 だって作業服なんてこの世界にもいくらでもある。痕跡を残したくないにしてもそんなコスプレみたいな恰好で目立つより余程いいと思うけどなぁ。」


「確かに、言われてみればそうですね。気づきませんでした。流石、楼汰様です。」


真面目な顔して俺をべた褒めするカーㇴ。ヤダこの子、かわいい。


「それは褒めすぎ。それに、ただただソイツがそういうの気にしない無頓着な奴の可能性もあるし。」


「それも、た...確かに...」


色々と嫌なもんが次々わかってくるな。


いや、まだわかってはないんだがな。


「ま、兎にも角にも異偶もそれを召喚する奴らも、まだまだ俺らが知らないことが沢山あるってこったな。」


「そうなりますね...。とても、嫌な感じがします...」


「ああ、間違いなく面倒ごとになっていきそうだな。」


「その為にも、楼汰様はここでお休みになってください。」


彼女はそう言うと起き上がりかけていた俺をベッドに押し、そして布団を掛けてくれる。


身体は痛いが、心は少しうれしい。


「いや、でもな............ってかさ、俺があの時気絶してから何日経ってんの?」


「え?ああ、確か...3日ほどでございます。」


それを聞いて、思わず息を呑む。


そして一気に息を吸い込むと、思いっきり吐き出し叫んでしまった。


ここは病院だというのに。



















「会社アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

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