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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第0章 漆黒の守護者
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第19話 定例会議・後編

1日空けて申し訳ないです。


そうそう、この物語はある程度逆算と、後はもう書きたいことをただ書いてるだけで多分その内矛盾点とか出てくると思うんですがそこら辺は勘弁してください。


ただ最後の展開やら大事な所はもう全て決めてあるので、どうぞ楽しんでください。

【ダリア視点】


あのお方から衝撃の一言が放たれる。


それは、今までやってきた事が全て間違いではなかったことを表していた。


思わず震える者、瞳に涙を浮かべる者と感動を露にしている奴らもいたしな。


「うぅ...主よ...おめでとうございます」


「長き旅路でございましたが、遂にこの時が来るとは...」


俺ァ人の前で我を忘れて喜ぶなんざ出来ねぇからナ。


心の中でガッツポーズぐらいで十分だ。


「諸君、ありがとう。だが本題はここからだ。


 私は確かに伝説の異獣の核のカケラを見つけた。


 それは大きな進歩だろう。


 だが、ここはまだ通過点。我々の目指す未来の0.5歩に過ぎん。


 ひとまず喜ぶというのも重要だが我々が今すべきなのはどう触るかだ。


 普通のカケラでさえ、世界の者どもは資格が無ければ触る事すら許されぬ危険さだ。


 核のカケラならなお危険だろう。


 例え普段使っているあのIFRT‐NEOでも恐らく剥がす事は出来んだろうな。


 そもそも大きさも桁違いなのだから運ぶのも一苦労だ。


 そこで諸君らの力を借りたいという訳さ。」


なるほどな、デカい上に危険だからどうやろうって訳か。


いつものようにIFRTを使用して世界から剥がす訳にもいかない強大な力、か。


恐らくってのは、まだ試してないんだろう。


というか、そんな危険な力に対し一集団のボスが単独で試すのがそもそもの問題だ。


第一、IFRT‐NEOの力で剥がせたとしてもそこで何か異常が起きて核が壊れでもしたら一大事だからな。


その危険性があるなら辞めといた方がいいだろう。


IFRT‐NEOってのは俺らが一部奪い取ったIFRTのプログラムからリメイクし作り直した世界干渉装置だ。


これがあれば例えどんなものでも()()()()()()()()()()()()ことが出来る。


これのお陰もあって今回までに中々進んだとすら言えるのかもしれない。


しかし、そうなると中々しんどいな。


話聞く限りじゃデカくて危険でその癖剥がせない厄介な奴だって事だろ?


なら、思いつくことなんてねえな。


「主さぁぁん、一体大きさはどれくらいなんですぅぅ?」


スィゲロが聞く。


「ん、ああ。アレは大体10mから20mくらいのようだ。とてもじゃないが、人間一人や二人では運べん。


 かと言って、多人数で行けばそれだけ奴らにバレる危険性も孕んでいる。


 重さも危険度もある。中々大変だろう。


 だが、終わった時の達成感。何より我々が求めている結果に辿り着くためには例え、犠牲を払ってでもやる他あるまい。


 と言っても私とてむやみやたらに君たちを危険に引きずり込みたい訳ではない。


 だから今、こうして君たちとどうするか考えているのだ。


 何かいい案は無いだろうか?」


俺たちとて犬死になどしたくは無い。


だが、あの方がこれだと言い切る以上きっと今俺たちは最高の方向へと舵を切っているのだ。


ならばこれ程名誉なことは無い。俺なら、いくらだって死ねる。


他の奴らも同じなのか、挙って手を突き出す。


「俺!!!俺にお任せあれ!!!!!」


「いえ、私にどうか!!!!」


「おいお前ら、正気かよ!!!!????俺は嫌だぜ死ぬのは」


騒いでいるのはデーヴィか。アイツは相変わらず小せえ男だな。


「我がやってみせましょう!!!どうか我に!!!!」


「ぼ、僕じゃダメかなぁ...」


「ボクだって貴方様の役に立ちたいです!!!!」


へっ、俺だって負けてられねえぜ!


「おいおい、主。コイツらに任せたら失敗するぜ!俺ァ今ン所ほぼ達成してきているからナ。俺に任せとけよ!!!!」


「おいダリアァ!!!てめえざけんなゴラァ!!!今の仕事をまともにこなしてねえのに言う権利はねえぜ!!!!」


「うるせえなぁ。俺にたてついてる暇があんならとっととてめえも手ェ上げろやカスが!!!!」


デーヴィの分際で調子乗りやがって。大体、俺が失敗したのは今回だけだ。


人が一回失敗するとすぐコケにする奴って割といるよな。


しかし、あのお方は首を横に振った。


「そんなに簡単な話ではないんだ。


 それに、私が出来ないと言っているものに君たちが出来る保証はあるのかい?


 死んだところで核を回収できないかもしれない。


 そうしたら本当に犬死だよ。


 それは嫌だろう?


 私だってみずみず優秀な部下たちを失いたくはない。

 

 落ち着いてくれ。何か、本当に方法が無いか考えてみよう。」


あのお方はやはり素晴らしいお方だ。


俺らみてェなカスの事を駒ではなく部下と言ってくれるし、何より信頼が厚い。


しかし確かに早とちりだったな。


俺らが代わりに死んだところで何かが解決するわけじゃないか。


まずは、あの核をどうやって安全に取り出すかを決めなければナ。


今考えてみると何処で保管するかも大切になってくるし、問題は山積みだ。


だが果たして本当に全てが安全にできる手段なんてあるのだろうか。


俺たちァ毎回危ない綱を渡ってきた。


今回は集大成、失敗できないとは言え流石にこれは限度があるんじゃねぇだろうか。


ま、あのお方の意見を否定する気はねえけどな。


保管場所とかはそれこそ世界と世界の間、通称異空間にでも置いとけばいいがそれに接続する門がねえんだよなァ。


そしてその核を触って安全に処理できるモノで且つ俺らに被害が出ない...


そこまで考えた時、俺に一つの案が浮かんだ。


どうしてここまで思いつかなかったのだろうか。


周りは思いつかないのか首を捻っている。


今言えば最近の失態を挽回するチャンスなのでは無いだろうか。


うっし!


「主!一つ考えが出た!!!」


あのお方はすぐにこちらを向いた。


「ほう。では君の考えを聞こう。ダリア。


 お前はいつだって頼りになるな。」


「へへ、じゃあ言わせてもらうぜ。


 俺の今現在進行中の仕事で行っている世界にはさっき言った通り機械兵(リーパー)がいる。


 アイツは邪魔モンだし、とっとと始末したいよな」


「あ?それの何が関係あるんだよ。急に何言いだすかと思えば自分のミスまた語るたぁ頭沸いてんのかァ???ーーぷっ、お前必死過ぎだろ!!」


相変わらずデーヴィは煽ってくるが、気にしない。むしろ煽ってすらやる。


「それだよ。いいから黙って聞いとけやカス共。

 

 俺ァ確かにミスを犯した。あの機械兵をぶっ殺せなかった。


 だが、今となってみりゃ中々悪くなかったんじゃねえか?」


「何言ってんだお前。自分のミス棚に上げるたぁ流石に笑えねえぜ。なぁ主よ」


しかし、主は嗤っていた。


「なるほど、確かにそれは()()()()()()。」


「は?どういうこt...」


「まだわかんねえのかよ。


 ま、怪我の功名ってやつだな。


 あの機械兵に搭乗している奴は恐らくあの世界の奴だ。


 つまりまだ慣れてねえ。特定しちまえばこっちのモンだぜ。


 それに、仮に機械兵でもダメだった場合でも俺らにダメージは無いしな。あの世界がぶっ潰れるだけだ。もうカケラは回収できそうだしな。」


そう、つまりあの世界はもう用済みってコトさ。


んで、そこから導き出せる答えはただ一つ。


「まさか、テメェ...あの機械兵に核を使わせるってのか?!アァ?!」


汚い唾が飛んだ。ぶっ殺してやろうかコイツ。


「使わせるなんて俺ァ一言でも言ったか?いいか。


 俺ァ使わせる気は毛頭ねえぜ。


 アイツにはあくまで実験していただくだけだ。


 触れたら触れたで良し、少しの時間で搭乗者を調べて奪えばいい。


 触れられなければそれはそれで良し、あの世界のカケラだけ頂いて俺らはトンズラこけばいい。


 中々自分で言っておい手なんだがいい作戦だとは思わねえか?」


「へえ、あの最近上手く行ってなかったダリアにしてはよくやるじゃない。


 ボク、見直しちゃうかもなぁ。」


はっ、クソ女狐がなんか言ってるが無視だ無視。


それよりも今はあのお方のお言葉だ。


「ふむ、全体的には良さげだな。


 だが、一つ懸念点があるぞ。


 その機械兵とやらがもし、その核の情報を聞きつけてエネルギーにでも換えてしまったらたまったものではない。


 あるいはその核の危険性に気づき破壊などされてもな。


 その点はどうするのだ、ダリアよ。」


「そこら辺は大丈夫だろ主。


 あの機械兵は100%情報を知らねえ。


 それに、破壊もそう簡単には出来ないだろ。」


「......この世界に絶対など無い。


 私たちはそれを嫌と言うほど思い知ったはずだが?」


あ、マズい。あのお方の眉が吊り上がった。


これは、少し不機嫌になりかけているサインだ。


「あ、いや、確かにそうっすよね!!!


 でも、ご安心を!


 今回で必ず仕留めればいいだけっすから。


 前まではアイツが予想外の強さだったから異偶(バケモノ)達も倒されちまいましたけど、今回は必ずやります!!!


 その為なら、こいつ等全員とだって組めますぜ!!!」


「......いつもお前はそう言って実際に成功させてきた。


 今回は偶然ではあったようだが、その機械兵を活かしておいたお陰でいい方向に進みそうだ。


 それを称え、信じよう。


 ただし、やるからには必ず成功させてもらうぞ。


 いいな?黄色ノ怠惰(ベルフェイエロー)よ。」


「畏まったぜ。うっし、じゃ行くか。


 俺らの時代はすぐそこだぜ!!!」


「待て、まだ会議は終わっていないぞ。」


ちっ、もういいだろうに。形式とか時間の無駄だ。


ショーキはカスの分際ですぐリーダーぶるから嫌いなんだよな。


とはいえ、あのお方の前では流石に口にはできず最後まで残るのだった。


その後俺、ロェシー、ツィヒックの3人が行くことに決定し、他の面々はそれぞれの世界へ。


俺らもまた戻っていった。


そして、部屋にはただ一人が残った。
























ーーーーーーふふふ、ふふふふふふふ...ふははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!


その姿は、まるで全てを嗤い、全てを惑わす悪魔(カミ)のようだった。

2024/05/21 名前が一部異なる人物がおりましたので修正いたしました。

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