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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第0章 漆黒の守護者
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第14話 異偶との対決 その1

とりあえず、2話投稿しました。

ロボットモノの戦闘描写って書くの難しいですね。

人間なら何とかできそうですが。

カーㇴが謎の男に会い、そして逃げられてしまっていた頃...


街では、、、










俺は、再びこの場所に立った。


当然、怖さもある。怯えもある。


でもやらなければいけないんだ、この俺が。


この世界で唯一、知らない誰かを守る力を持った俺が。


鶏、いや飛べる鶏、フライドチキンと命名しよう。


フライドチキンは俺をじっと見ていたが、これが何なのか理解できないと言った表情だった。


これはチャンスだ。一気に終わらせる。


コマンドで発声しレーザーブレードを出力する。


ゆっくりと姿勢を落とすと、奴に飛び掛かる。


足で踏んだ大地が激しく揺れ、車が吹っ飛ぶ。


跳躍したこの弾みを活かし、そのままの勢いで剣を上へと振るう。


紺色の熱線が宙を舞う。


しかし、奴は鶏の分際で俺の攻撃を避け、あろうことかそのまま斬れず落ちる俺の背中を爪でつついてきた。


一回転し落ちつつもジェット噴射で何とか地面に落ちることは防いだが、まさかあんな翼を動かせるとは。


鶏は飛べないが、飛べる鶏はただでは済まないといったところだろうか。


俺は再び大地を踏みしめて跳躍し、今度は近くのビルを更に蹴って飛ぶ。


ビルのガラスは割れ、あちこちに落ちるが気にしている場合ではない。


「ふっ!」


今度はアイツより上へ飛んだ。そのまま狙いを定め斬りかかるも、同じように躱される。


ジェットで耐えながら更に上へと斬る。何度も剣を振るい、最後には奴の居たところに剣を突き出す。


やはり飛ばれている状態では、いくらジェット噴射があったとしてもなかなか届かないらしい。


しかし、同じ失敗は二度もしない。


アイツは俺の背中をやはり押そうと今度は頭を振りかぶり嘴を突き出したが、それを敢えて避けず喰らうギリギリで一回転した。


アイツは俺でさえ体のいい玩具だと思ったのだろう。


ただ、人間は学習する生き物だ。次はない。


一回転したことにより、俺が奴の背後をとる形となった。


そのまま剣を勢いに任せて振る。


流石に当たり、奴は羽を切り裂かれて勢いよく地面に落下していく。


とんでもない落下音がし、奴はよろよろと起きた。


その目はカンカンに怒りつつこちらを睨みつけていた。


まあ、そんな目をしたところでもう怯むことはないが。


奴がどうするか出方を窺う。


と、奴は突如()()()


あまりに早いお座りだった。


まるで諦めたかのように座ると目を閉じてしまった。


流石に揚げ鶏、チキン野郎だなと思うも束の間、何かがおかしい。


今のうちにやるべきだと本能が訴えた。


とりあえず走り、奴に剣を振り下ろす。


しかし奴は避けない。


そのまま俺の攻撃を食らうのだった。


しかも、何処を攻撃されてもだった。


何をしても避けないし動こうともしない。


剣で突かれ、ダメージはあるはずなのに藻掻こうとすらしないのだ。


どういうことなのか分からなかったが、ダメージは蓄積しているようでこちらを見る目が段々虚ろになってきていた。


その目をみるのはキツかったが、そんなことも言ってはいられない。


完全に殺すまでは油断できない。


奴を今殺らなければ、何かがマズい。


俺は肩の主砲をコマンドで発声し、チャージする。


流石に死ぬのに怯えたか、俺の肩の大砲にピンクのエネルギーが集まるのを見てこちらを向くチキン。


身体中の羽をこちらに飛ばして攻撃してきた。


羽は鋭利な刃物のように硬直し、一つ一つが意思のあるかのように斬りかかってくる。


避けるのは面倒だと太腿のガトリングを起動し、ぶっ放す。


一つ一つの砲弾が奴の鋭利な刃となった羽を砕いていく。


ガトリングで撃って羽はだいぶ減ったが、それでも飛んでくる羽はある。


回避可能なくらい減っていたので周りが壊れないか注意しつつ回避する。


多少食らうぐらいはどうでもないだろう。多少食らったが痛みはない。


剣で振り払い、ステップで回避する。


と、やっている間にチャージが完了した。


俺は今からこれを撃つのか。いくら残虐な敵とは言え鶏のような生物を。


ひょっとしたら俺らと同じ元は普通だった可能性すらある生物を。


だが、俺にはやらなければいけない理由がある。


すまない。話なら地獄で聞いてやる。


肩の大砲の砲口からはピンクの光が点滅しながらも眩い閃光で街を照らしていた。


「行くぜ。うぉぉおおおおおおおらぁあああ!!!!!!!!!!!!!」


俺は脳内のトリガーを引き、砲撃を放った。


ピンク色の直線が空を裂き、雲を吹き飛ばし、大地を揺らし、世界そのものを動かした。


その閃光の光線は一切止まることなく全てを解かし、そして奴へと届く。


それが奴に到達する寸前、奴は()()()()()()()()()()


そしてドデカい爆発を起こし消し飛んだ


その時、爆発の音に混じった何かが聞こえたことに俺は気づけなかった。









ふぅ、ひとまずこれで解決の様だな。


再びの戦闘だったが、なんとか被害を食い止めることが出来た。


こんな俺でも役に立てると、久しぶりに実感を覚えた。


そして俺は奴を殺した。とはいえ、胸に嫌な気持ちが残ることはなく、寂しさと嬉しさが混ざったような気持ちになった。


奴もまたカスだったが、しかしその見た目くらいは覚えておいてやろうと思った。


しかし、高威力の砲台だ。未だに煙が立ち昇っている。


流石にもう歩みを止めることはしないが、やはり恐れが必要だと感じるレベルの強さだ。


リーパーを怖いと思うくらいが人として大切なラインだと思った。


使い時を考えないとやばい武器だと思う。あんなの都会でぶっ放したら敵じゃなく俺が大戦犯になってしまう。


ま、とりあえず安心した。これで今日は大丈夫そうだろう。


見た感じ輝光導石もありそうだ。


さて、これからカーㇴと合流して事情を話さないとな。


あのバケモンは暴虐的で奇妙だったが、なんというか最後まで謎が多かったし、カーㇴの知る異偶について全部教えて貰わねば。


だからとりあえず解除を...






















ヒュッ










音がした。


小さな、何かが飛んだような音が。


俺は、すぐ音のあった方へ振り向く。


そこには、先ほどまで煙が昇っていた異偶の死体があった。


いや、あったはずだったと言った方が良いかもしれない。


そこには黒と金の斑模様の球体があった。


そしてそれにはヒビが入っていて、穴も開いていた。


その穴にさっきのチキンが半身入っていた。


俺は、問答無用で太腿のガトリング砲と腕のレーザーブレードの付属砲を乱射した。


別の何かがいると、その時はそう思った。


しかしそれは間違いで、しかも俺は重大なミスを犯したようだった。


球体(タマゴ)は俺の攻撃によって完全に壊れ、中からは透明な液体が滲み出る。


すると......



「ぐぉぐおdぐえうおぅおぐえおうごぉうえsdkjんvjどっど!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


という奇声と共に黄色くてデカい奴が目覚めてしまった。


ソイツは雛だった。つまり、ヒヨコ。


そしてそのヒヨコはこちらを確認すると、まるで餌を見つけたとでも言わんばかりの顔で俺に向き直り、とんでもない速さで迫りくる!


間に合わない...ッ!!


気が付けば俺は奴に思いっきり吹っ飛ばされ、宙に舞い、回転しながら地面に叩きつけられた。


黄色い悪魔は、俺を見て確かに嗤った。











ここからが本当の戦場(オモチャ)なのだと。

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