第91話 アメイズ
また時間経っちゃった。ごめんなさい。
最近残業してて中々寝てなくて、更新できませんでした。
てことで今回です、どうぞ!!
あとあとがきにちょっとしたお知らせが!!!!
「くっ......!!」
意味も分からないまま、とりあえず鎌で俺の主砲から跳ね返ってきた光線を弾く。
光線はかき消され鎌へと吸収されたようで俺のエネルギーに戻っていた。
だが、意味は全く分かっていない。
俺様は特に何もしていない。
ただ普通に光線を奴に放っただけだ。
何なら初お披露目の武装だ、対策される訳が無い。
推測は出来るかもしれないが、分からない武器にそこまでかける事も無いだろう。
しかもアメイズは普通にこちらに歩み寄ってくる。
カウンターではないらしいな、あのスピードで反応したところを見ると。
だったら何だ?
俺様のあの素早い光線を一瞬で見抜き、跳ね返したとでも言うのかァ?
ありえねェなあ。
絶対に種はある筈だ。
少なくとも俺様の攻撃で奴もまた苦戦はしている訳だ。
今がチャンスと捉えてとっとと明かすしかねえぜ。
と、再び先ほどの感覚が襲い来る。
これでカウンターの路線は消えたな、俺様まだ何もしてないぜ。
そのまま俺様は吹っ飛び、更に遠くの学校へと落ちる。
学校も先刻の異偶大侵攻によってボロボロだったが、俺様が潰したことで更に滅茶苦茶になってしまった。
大の字になって倒れながら、再び考える。
俺様の能力は簡単に言えば予知だ。
予知といっても具体的に何をすればいいのかが分かる訳ではないが、少なくとも何処に危険性があるかは理解できる。
だが、今回はその警告のような感覚が機能しない。
つまり奴の攻撃は攻撃ではない可能性があるのだ。
あるいは攻撃では無いと認識させる何かがあるのか。
どちらにせよ、それが奴の能力の正体だ。
推測を超える力か、面白れェじゃねえか。
俺様はすぐに鎌を持ち替え、空いた手でバリアを装備する。
いつもはバリアをそのまま薄い膜のような盾として利用するが、今回は厚くする。
更に今回は完全に吹っ飛ばされる原因を探る為地面に着く程のデカさの盾にした。
これなら奴の能力が何なのか分かりやすいだろう。
ひとまず立ち上がり、そして構える。
奴はこちらを見つめているが、その瞳が何を考えているかまでは見切れない。
俺様はそのまま奴目掛け走った。
と、不意にソイツの目が光った。
思わずバリアの盾を向けた。
直後、俺様は再び吹っ飛んだ。
盾は残ったままだった。
今回は流石に来るというのが直感で察せたため横に急旋回しながら鎌を地面に引っ掛け受け身をとれた。
しっかし、バリアは残ったままって事は少なくとも俺様ではなく俺様の装備ごと吹き飛ばしてるって事か。
バリアに一切の傷は入っておらず、また俺様も特に機体自体を飛ばされている訳では無いっぽいな。
意味は分からないが、俺様はこんな事では砕けない。
よし、何だかいける気もするぜ。
鎌を構えた、その時。
奴の上、その更に上空の遥か彼方。
そこに無数の赤と銀の光が見えた。
スコープで見てみれば、それは奴が能力で飛ばした手裏剣だった。
あの絶対に返ってくる手裏剣、あんなに飛ばされてったのに戻ってきたのかよ!
やるなぁ~、最高だぜっ!!
そのまま奴を引きつける為俺様は特に意味も無く宣言した。
「こうなったら俺様の隠していた能力を見せてやるよ!!」
まァ、特にねえけどな。
ハッタリも戦術の内だぜ。
「な、ななな何ィ!?」
またもビビり声で俺から距離を取ろうとするアメイズ。
「おーっといいのか?動いて。」
「な、ななな何をしたんだ、君はぁああ!?...怖いじゃないかぁ......はぁ、はぁ。」
なんか息の付き方がにちゃついてて気持ち悪いな。
ていうか、お前さん飛ばせる能力持ちで何ビビってんだよ。
俺様の新攻撃がどんなものか分からないとしても近寄らせることすら出来ないんだからそこまで警戒する意味は無いだろ!?
コイツ、意味わかんねえぜ。
ま、お陰で時間は稼げたがな。
能力を使われてから初の攻撃だ、食らいやがれッ!!!
そのまま手裏剣が奴の首元に近づき....................
「なぁぁああああああんてねぇっ!!!!!」
その首を薄皮一枚ギリギリといったところで、避けた。
「は?」
思わず気の抜けたような声が出る。
それもその筈だろ?
だって、全て避けたんだからな。
一個や二個ならまだ分からんでもない。
運のいい奴だで終われる。
全てはおかしいだろうが?!
俺様のあの完璧な作戦を喰らって、そんな簡単に避けれる筈がない!!
「ふ、ふふ、ふふふふふ!!!!!!お、驚いているようだねねねね!!!!!!」
キモい言い方だな本当に!!!
「そんな攻撃にぃ、ぼ、僕が気づかないとでも思ってた、の、かい?」
......何?
「君が後ろの何かから気を逸らそうとしている事なんてわかってたよ。ぼ、僕は確かにび、びび、びびびりまくっているけれど、馬鹿じゃないのさ。」
「......気が付いただと?そんな馬鹿な事があってたまるかよ!!俺様の手裏剣は音も無く貴様に近づいていたんだぞ!?それに、俺様のあの能力が怖くないのか!?」
「そ、それも嘘なんでしょ?ぼ、ぼぼぼ僕はね、嘘くらい分かるよぉお。それにね、音が無くたって意味ないよ。あれはねぇ、ぼぼぼ僕が操作していたからね!!!!」
操作、だと?
「.........あ、い、い、い、いいいいいい!!!!!!」
「い?」
「言っちゃったああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うるせええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
本当に面倒くせえ奴だなコイツ!!!!!!!!!
言っちゃったって何だよそんで!!
「やばい、やばいやばい言っちゃった!!!!あ、あああででででも大丈夫、かなぁあ?どうせ君にはこれに勝てる、しう、手段なんて無いもんねぇえええ???」
ムっかつくンなァァァ~~コイツ。
マジで許さねえぞ俺様をコケにしやがって。
「ぼ、僕の能力はぁあ、ずばりサイコキネシスさ。」
「サイコキネシス?.........そう言われてみると...」
「で、でしょ?僕が思った通り、僕が狙うがままに君を殺せるのさ。」
なるほど、要は念力って訳か。
それは面倒だな。
だが、それが何故さっきの手裏剣に繋がるんだよ?
「ま、まだ分からないのかい???ぼ、ぼぼぼ僕はねぇえ、ずっと手裏剣を操っていたんだぁあ。この意味、流石に分かるよねえぇえ??」
......手裏剣を、ずっと?
俺様がタイミングを見計らって策を練って当てようとした手裏剣を、操っていたって?
.........考えて見りゃあ、そらそうかもしれねえ。
よくよく考えてみれば、おかしい話だよなァ。
俺様の装備は何か主が思う所があった時には消滅し再び再生成されるようになっている。
という事はあの手裏剣は俺様が飛んで行って何処かへ消えたと思ったときには消えていた筈だ。
なのに、あそこにある。
俺様から所有権が外れたからだろう。
どう考えたっておかしいんだ。
あんな都合よく返ってくることがあるか?
しかも、いくら俺様がある程度誘導していたからってあんな一斉に奴にだけ行くことなんてあるか?
どうせ追尾式で奴に当たるまで消えない仕様なんだ。
だったら、一斉に行く必要なんてないわけで。
俺様自身そう思っているんで、あの時実は多少違和感はあったんだぜ。
まさか、その小さな違和感がここで大きくなるなんて思ってなかったがなァ。
あのタイミングで来たのは、奴が動かしていたからだったンだな。
クソが、舐めやがって。
絶対ェぶっ殺してやる。
あまりいい気になってんじゃねえぞ!
そもそもが、アイツは俺様の嘘に引っかかっていた筈だった。
だがアイツは後ろに数歩こそ下がったが、決して周りは見渡さなかった。
あの時は焦りで確認できないのだと思ったが、今なら嫌程理解できる。
回避する必要が無かったからだ。
許せねえ。
こんなにカス扱いされたのは生まれて初めてだぜ岩動楼汰。
だが、何でそんな事する必要があった。
その手裏剣を気づかないうちに俺へと移動させて攻撃する手段があった筈だ。
何でわざわざ避けやがったんだ。
「...そ、その顔はおかしいいいって顔、だねぇえ?そ、そうだよねぇえ。ボクが、なんでわざわざアレらを自分に向けたかって、お、おも思っちゃうよ、ねぇええ????」
...本当に腹の立つゴミクズだなァ。
「それはねぇ............その方が面白そうだったからだよぉお!!!!!!!!!!!!」
......は?
本当に、今度こそ本当には、だ。
何を言ってやがる。
「ぼ、ボクが敢えて乗っている事にすら気づかず作戦にかかったと喜ぶ君の姿、非常に滑稽でさぁあ。中々に面白かったよぉおおお。」
こ、この野郎。
「自分がずっと手裏剣を操っているとでも思った???思っちゃった???思っちゃったのかなぁあああ、死神くんっ!ひ、ひひひ、ひひははははははあ!!!!!」
マジで腹立つな、殴り倒してえ。
「気づいても良かったんだよ?......光線が跳ね返ってきた時点で君自身じゃなくても発動するもの、って気づけるだろうし。まぁ乗ってたしよかったじゃん。調子と図に、ぷっ」
ちっ、嫌味まで吐いてくるのか。
とことん嫌な野郎だぜ。
「はぁ~あ、本当にぃい、面白いんだよぉお???...ボクの掌の上で一生踊り続けているの。ボクが言わなきゃ一生気づけなかっただろうねぇえ。ぷふふ!なはは!!ははははははあひひひひ!!!!!」
く゛、く゛そ゛が゛ッ゛!!!!!!!!!!!!!
マジで許せねえ!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐに鎌を装備し奴へと向かう。
能力?
そんなのは関係ねえ!!
俺様の怒りに勝てる奴なんて存在しねえんだからなァ!!!
「...はぁ~。ほんっと最後まで面白いなぁあ、き、君はぁああああ!!!ボクの能力の話、2秒で忘れちゃった???」
奴の言葉と共に上へと打ちあがる。
そして一気に叩き落される。
奴は一切場所を変わっていない。
やはりサイコキネシスという力らしかった。
そのまま落ちながら、ふと我に返った。
俺様は何しちまってんだよォ。
馬鹿か、てめえは。
怒りのままに戦って勝てるわけねえだろ落ち着け。
大体、俺様自身が初めての覚醒で能力は重要だと思い知ったじゃねえか。
何が関係ねえだよ。
関係大アリだ馬鹿が。
あ~あ、すぐ熱くなっちまうのがよくねえ癖だなァ。
また馬鹿にされんじゃねェかよ。
...奴の能力は、念じる力だ。
要は奴が念じる事によって発動する。
という事はあらゆる事象を離れた不可思議な力なはずだ。
それを予測するのはいくら異世界の技術でもきついだろう。
だが、ここを突破しないとこの国、いやこの世界なんて守れないだろう。
俺様がこうしている間にもまだ見つかっていない和磨や、玲子。
合田さん達だって心配だ。
トァネミはまだ逃げている可能性が有る。
負けている時間は無駄だ。
あの兄妹とも話をしたい。
政府にあの国の対応の話もしなくちゃなァ。
色々と、こんな所で終わっていられねえんだよ、俺様はァ。
勝つ為に、考えるしかねえんだ!!
......この紅い姿は予測が出来る。
更に鎌による切れ味のデカい斬撃や追尾式のブーメラン手裏剣、更に3口の主砲なんてモンもある。
だがその反面、装甲は薄い。
さっきからうすうす気づいてはいるが、多分黒い時よりも今の俺様は傷を負っているだろう。
予測して回避できるそのリソースを攻撃や予測に使用している。
だから、防御も最低限しか付いていない。
そしてあの能力は俺様の感覚機敏では予想が付かないんだ。
だったら、やるべき事なんて一つしかねえよなァ???
俺様は一旦落ち着くべきなんだろ?
普段の俺様曰く、好戦的なヤバい奴.........ってな感覚らしいしなァ。
ならば、てめえに任せてやるよ。
だから、とっととソイツをぶっ殺せ。
俺!
【漆ッ黒の死神よ、夜を穿てぇっ!リアライズ...リィイパァァアアアッ!!!!!!!」
という事でね、なんとアメイズの能力は【念力】でした。
いや~遂に出ましたかと。
そして久しぶりの黒。
果たして楼汰はスィゲロに勝てるのか。
そしてお知らせなんですが、新作始めます。
この後出るのでお楽しみに。
ちなみに前にも言ったんですけど、新作を作ったからそっちばっかりやってこっちに戻ってこないなんて事はありません。
適合者はこの俺に関しては結構練っていて、未だにストーリーを色々変更したりしているのでこれ完結出来ないと泣いちゃいますよ僕。
という事で新作も期待してください!!
勿論テキオレも応援をお願いします!!!
新作とこの作品はそれぞれ決まって何曜日、とかは言えないですが少なくともどちらもそこまで時間を空けて出す気はありません。
ひとまずどちらもいい感じに更新するよ!!ってだけ、覚えてください。
ではでは。
次回、リーパーVSアメイズその2でお会いしましょう。




