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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第1章 真紅の雨
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第90話 謎の能力

なかなか出せず申し訳ないです。

ひとまずリーパーはスィゲロのマシンと激突します。

青いマンモス型マシンはこちらを睨みつつ動かない。


どうやら俺様の出方を窺っているようだな。


と言ってもまだ自分から行く気はサラサラねえがなァ。


奴の武器の方は知れたが、能力がまだ未知数だ。


トァネミ同様強い能力が無いとは言い切れないからなァ。


それに逃げたトァネミの行方も気になるからな。


もしここで合流されて戦いになればコイツの能力が分からないという不確定事項の中で戦闘になる。


ソイツだけは避けたい。


何とかして奴を窮地に陥れ、そこで能力がどう発現するかを確認せねばならんな。


と、しびれを切らし奴はこちらに突進してくる。


感覚機敏で感じ取らなくても分かる単純な動きだ。


避けるにはあまりにも簡単でただ横にズレるだけであった。


そのままマンモス型マシンは勢いよく避難所の壁を粉砕しそのまま走っていった。


途中でストップしたが、何かおかしい。


わざわざあの刃の鼻すら使わず突っ込んでくるだろうか。


それに奴はそれこそさっきの想像のようにトァネミもまだ残っている。


手柄をとられたくないみたいなのもあんのかもしれねえが、少なくともこんな大振りの明らか当たらない攻撃をする必要は無いはずだ。


果たして一体、と考えていたが考えている暇など無かった。


何故なら、奴は突如鼻の様な刃を回し始めたからだ。


そのままやはり突進してくる。


フェイントでも入れてきそうなモンだが一切無く、ただただ我武者羅に突っ込んでくるだけだ。


何だよおい、あからさま過ぎてがっかりだぜ。


そのまま突進を躱しつつ大鎌で横から斬る。


流石にクリーンヒットとは行かなかったが、良い感じでダメージが入った。


向こうは何をしてんだ?さっきから。


まさかさっきの異偶たちが切り札だったなんて言わねえよなあ?


俺様はイライラしてんだ、この街を破壊しやがって。


どうせぶっ飛ばすなら強エ奴と思って仕掛けてみればてんで雑魚とはなァ。


ドスドスと音を立てひたすら走りくるマンモス型。


てかコイツの名前って何だ?


「なぁ、このマシンの名前って何だ?コイツにだってあるんだろ?」


「...ぼ、ボクのマシンはアメイズ。ききき、君を潰しあのお方に気に入られるぅ、ボクのあ、相棒だ!!」


相棒ねぇ。


それにしちゃあまだまだ何も出せていない気がするがなァ。


「い、今見下したろ?ま、まだまだこんなもんじゃないぞ。ぼ、ボクのこのマシンが最高なんだ!!お前ごときに負けるか!!」


そう言いつつアメイズはこちらに突進してくる。


確かに人間からしたら脅威以外の何物でも無いよなァこれ。


羽が刃になった巨大扇風機が常に回転しながらこちらを巻きこもうと突進してくるんだからなァ。


あっという間に血の海の完成って訳か。


だが、残念ながらこの感覚機敏を持つ俺様には勝てない。


何せ全ての攻撃をさっきから避けてるからなァ。


一撃でも入れば俺様はかなり痛いのだろうが、如何せん入らないから意味が無い。


あとは避けつつたまに攻撃を入れるだけだ。


持久戦にはなるだろうが、俺様は一ミリも攻撃が入らずそっちにばかりダメージが蓄積されるんだ。


どう考えたって俺様が勝つだろう。


それこそ、トァネミみたく何か能力でもあれば別だろうけどなァ。


突進を再び避けながら鎌でマンモスの身体部分の側面を斬りつける。


流石に抉れるほど削れはしないが、斬った部分は確実に消耗させている。


このまま行けば俺様の勝ちでド安定だろう。


つまんねえけどな。


突進以外に能は無いのかなんてがっかりしていた矢先。


8回は突進してきた時だったな。


不意に奴は止まった。


とにかく俺様だけを狙ってきていたから場所を特に移動せずずっと同じ場所で避けていた。


このままでは避難所の壁やら中身やらを削るだけだったんでとりあえず外へ誘導しつつ頑張ったさ。


俺様はとにかく避けてたまに攻撃していた訳だが、それが急にストップしたんで充電切れか?なんて思ったんだよなァ。


奴は8回後普通に自身が破壊した瓦礫の上で立ち止まっていた。


諦めたのか、はたまた作戦があるのかと疑う。


しかしよく見ると奴は何か動いていた。


こっちに来ないだけで、少し震えている?


近寄ろうとしたとき、奴は叫んだ。


「......くくく、くくくくく!!!ぷははははははははははははははははぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


急に笑い出したんで何かと思ったぜ。


やっぱ何かあるんだな。


勿体ぶらないで早く出してくれよ。


俺様、待ちくたびれたぜ。


「流石だ、流石だよ異世界の戦士クン。だ、だがね、ボクにはとある力があるんだ。わかるかい?そ、その力ってのは、面倒な事に毎回一定量走り回らなくては行けなくてね。このせっせせせ制約が面倒だけどその分強いんだ。そ、それじゃ反撃させてもらおうかなッ。くく、くはははははは!!!!!!」


何か笑い声無茶してねえか?


しかし、能力か。


期待してたぜ。


俺様を驚かせてくれ。


すると奴は俺様から距離を取ろうとした。


能力を見たいとはいったが、別に俺様はお前の技を待ってやるほど甘くはないぜ。


楽しめそうだから見たいだけでここから更に距離を稼ぐなんて面倒な真似やられるくらいなら全然ぶっ飛ばしてやったっていいんだぜ?


分かっただろ?


距離を取ろうとする奴目掛けて走る。


奴は図体がデカい為機動力はなさそうに見えるが、そこはあくまでもマンモス型マシンの為そこそこな機動力を持っている。


だが流石にリーパーには勝てんぜ。


俺様はあっという間に追いつき、そのまま鎌を振るう。


さぁ、見せてもらおうか。


鎌が奴の頭に当たるかどうかという状況の中、突如視界が青に染まる。


全く状況が理解できないが、一つ言える事がある。


それはこの視界の色は間違いなく空の色という事だ。


そのまま勢いよく地面に落下し、数回転がる。


...どういう事だ?


今、俺様は確かに鎌を振るった。


その際俺様の鎌自体は奴に当たりそうだったが、肝心の俺様自体は奴の物理的な攻撃の範囲内には居なかった筈だ。


仮に鎌が弾かれたとしても、こんな百数mも飛ばされるほど勢いは付かない。


何より、もしあそこで鎌を手放していたとしても恐らく俺様は吹っ飛んでいただろう。


鎌は特に何か引っかかった様子は無かった。


つまり、鎌に特別何かエネルギーがかかっていた訳じゃないって事だ。


ならば何故俺様は飛んだのか。


奴の能力はそこにあるってのは分かったなァ。


しかし、面白ェモン持ってんじゃねえか。


ひとまず身を屈ませる。


そのまま勢いをつけて奴の後ろへと躍り出る。


奴は図体がデカい為急旋回などは出来ない。


それを活かし俺様は他の建物を使って隠れながら回り込んだって訳さ。


くぅ~!!流石俺様、痺れるぜ!!!


さぁて、これで流石に攻撃は通るよな?


と思いつつ、鎌を振るい一応手裏剣も出しておく。


またも鎌が奴に直撃する直前、俺様は再び視界が青くなる状態になった。


今回は多少予測も出来ていたため、回転しながら地面へと戻った。


見れば手裏剣は遥か彼方へと飛ばされ消えてしまったようだ。


後ろをとってもダメか。


一体どうなってんだ?


俺様の攻撃は確かに死角を突いた筈だった。


しかし、実際には奴に気づかれていて鎌を何度振るってもその瞬間空へと飛ばされる。


こっちが攻撃したら発動するカウンター的な話か?


でもだとしたら、手裏剣はどうなる?


あれはまだ空中に放っただけで攻撃する前だった。


だがあれも俺が飛ばされたのとほぼ同時に飛んでいった。


攻撃を予測したのなら手裏剣の距離的にも動き的にも矛盾が生じる。


奴の能力がなんなのか分からねえなんて、なんだか燃えてくる話だ。


...こんな状況じゃ無けりゃなァ。


じっくりと解いてやりたいが今は時間もあまり無い。


とっとと済ませてトァネミとの戦いに備えなければ。


今分かっているのは、近づいて攻撃をしようとすると反撃が来るという事だ。


その反撃というのは空へ飛ばされ、勢いを付けさせられて落下するというものだ。


これだけだとやはり手がかりが少なすぎるな。


とりあえずまだこちらはほぼノーダメだ。


少し無理やり攻めても問題は無いだろう。


今度は遠距離からだ。


この紅い姿になって主砲が一つのデカい口から3つの小さい口になったんだよな。


なんか意味あるんかな。


ひとまず主砲を起動しエネルギーを溜める。


と、次の瞬間。


俺様は綺麗に吹っ飛んだ。


空までは行かなかったものの、ほぼ直線上に勢いよく吹き飛び数十メートル先の民家の上に叩き落された。


勢いよく落ちた為に民家が崩壊しそのまま倒壊する。


そのまま俺様も倒れる。


......尚更意味が分からなくなったな。


俺様はまだ攻撃どころかエネルギーすら溜まっていなかったんだ。


そこに攻撃を仕掛けられた。


となるとカウンターでは無いのかもしれない。


であれば何だ?


ここで俺様を飛ばして何があるのか分からない。


が、警戒に越した事は無い。


ひとまず距離も攻撃も関係ないというのが分かった為、奴の視界に入らないよう別の民家の後ろに隠れる。


と、主砲のエネルギーが溜まった。


3つの口がそれぞれ赤と紅と朱に輝いている。


この距離でしかもいきなりであれば奴とて反応できないんじゃないだろうか。


奴がもし攻撃専門のカウンター持ちであれば俺様はあの衝撃波?を喰らって吹っ飛ぶだろう。


もし仮にカウンターじゃないのなら普通にダメージは通る筈だ。


仮にカウンターされたとしても、俺様の光線自体は鎌と違って俺様から離れている訳だしどの道当たるだろう。


外れる事は無いはずだ。


この流れであれば。


奴は俺様を探してのそのそと歩いていた。


その距離はまだあるが、それでも近寄られている。


折角バレていないというアドバンテージがあるんだ、利用させてもらうぜ。


隠れていた民家から這い出るようにして出ると、丁度その先に奴が居た。


そのまま主砲をぶっ放す。


3つの微妙に違う色合いの紅の光線が飛んでいき、奴へと当たる。


そう確信した俺は、次の一手で唖然としてしまった。















何せ、俺様の光線は当たらずそのまま俺様目掛けて跳ね返ってきたのだから。

この能力は一体...!?

次回、リーパーVSアメイズです。お見逃しなく!

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