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適合者はこの俺!!!!  作者: こしあん大福
第1章 真紅の雨
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第89話 異偶大掃除

適合者はこの俺!!!!!!!をテキオレシリーズと名付けます!!

アザラシ型は恐らく勝機は無い事を悟っている筈だが、頭が弱いのかこちらに対し敵意を剥き出しで威嚇してくる。


俺様に敵意を向けてどうする、そのままぶっ殺されるだけだぜ?


まぁ媚びてきても殺すけどなァ、ハハハハハ!!!!


そのまま奴に再び手裏剣を繰り出す。


無数の手裏剣が何度も何度も奴を切り裂き、やがて絶命させた。


さてと、そんじゃあ他の奴が居るとこ探すか。
















動きがあったのは俺様がレーダーの位置通りに探していた時だった。


どうも異偶の1体が他の奴らと別行動をしだしたようで、人が多く居ると思われる地点まで逆戻りしていくのだ。


コイツらが歩き回ったであろう場所には多くの遺体が残されていた。


恐らく逃げ切れなかった避難者だろう。


ケッタクソ悪いな。


あまりに無念だったことだろう、安心しなァ。


この俺様が代わりにぶちのめしてやるからよォ。


その1体が段々と人々が居る所に迫る。


そこへ急ぐと、カーㇴから他の奴らの居場所も分かったと連絡が入った。


カーㇴはどうせ無茶をするだろうし、ここで止めても無駄だな。


「分かったぜ。そんじゃァ、精々死なないように周りを逃がせ。いいか?」


「...!......承知しました。任せてください!」


妙に嬉しそうな声色だったな。


そんなに死地に赴くのが楽しいのかねェ。


と、さっきの異偶の方が速かったようで一足先に人のいる所に入っちまった。


何やらストップしているようだが、どう考えても犠牲になってる奴が居そうだな。


早めに向かわねえとこれ以上の被害すらあるだろう。


クッソ、出遅れたのはしくったな。


慌てて辿り着くと、見覚えのある顔が少数居た。


他の奴の事など気にせず逃げ惑う人々の中に悪意を持って笑うあの時のスマホ男。


そしてその渋滞を逆走する鬼気迫る顔の少年。


その視線の先には、少年の妹が。


少女は既に絶望し、気絶してしまっていた。


その先には猫型の異偶が大きく口を開けていた。


なんか前に見た時より少年が勇敢になってる気がすんなァ。


ま、どうでもいいか。


とりあえずまずは猫型からだな。


奴は突然現れた異端者に驚いていたが、すぐにこちらに攻撃を仕掛けてきた。


飛び上がり勢いよく前足を振り上げている。


その先端にはきらりと鋭く光る爪があった。


だがお前らにとっては分が悪かったようだな。


俺様はそんな単純な攻撃には靡かない。


即座に鎌を生成し、避けた先ですれ違いざまに切り裂く。


猫型は何もできず胴体から泣き別れにされ上半身が壁に飛んでいった。


下半身はその勢いのままに落下し、その中で流れていた血を霧散させた。


ふぅ、危ねえところだったみたいだな。


と、そこに一目散に少年が駆けてくる。


彼は妹の身体を掴み勢いよく揺すっている。


「おい!!魅羽!!!魅羽!!!!」


と叫んでいるのが分かる。


気持ちは理解できるが、下手に気絶してるなら逆効果じゃねえかな?


「落ち着けヨ。そいつ、気絶してるだけだぜ?俺様のレーダーには少年も少女もどちらもしっかり写っているからなァ。」


と伝えてみると、ちょっと驚いた表情でこちらを見てきたが、すぐに安心したような顔をした。


ていうか、その女の子魅羽ちゃんって言うのか。


初めて聞いたな。


というかこいつらの事をずっと名前で呼んでこなかったしな。


そりゃ知らんわな。


「あ、あの!!!」


何か言いたげな少年に思考を遮られる。


彼はこちらを真っ直ぐ向いていた。


これは大事な話っぽいな。


俺様の状態で聞くのはよかねえだろうな、元の俺様の方が楽に聞けそうだぜ。


「悪ぃな。後にしてもらってもいいか?まだアイツらが残ってるんでね。」


と言いつつ猫型を指で指す。


一瞬残念そうな、申し訳なさそうな顔をしつつも少年は頷いた。


そんな顔されると気の毒になっちまうなァ。


そんじゃとっとと狩ってこの子の話を聞いて差し上げるとしますかねェ。





















少年と別れしばらくレーダーを見て動いているとカーㇴがこちらに走ってきていた。


聞けば何とかそこに残っていた人たちを倉庫の方に案内し危機を脱したらしい。


よくやったななんて褒めてやればそれはもう嬉しそうに笑うカーㇴが最っ高に可愛いな。


へへへ、俺様の存在を引き立てる良い相棒だぜ。


そんじゃ、残りのバケモンは俺様が引き受けますか。


カーㇴが言うには異偶は兎型が残っていて、あとは青いマシンが居るらしい。


兎型はバネのように連続で跳び、マシンは巨体を生かした体当たりをしてくるらしい。


見た目も象のような見た目をしていて、いつもの人型とは訳が違うようだ。


顔には鼻替わりの曲がった刃が付いていて、それを高速で振り回して巨大扇風機をやるようだ。


そんな回転に巻き込まれたら人なんか簡単にスプラッタだよなァ。


何とも面倒なモンを作ってくれちまったなァ。


他にも能力があるかもとは言われたが、そんなモンは戦わなきゃ分からねえしな。


ひとまずカーㇴをさっき少年たちが居たところに逃がし、カーㇴが元いた方へと飛んだ。













しばらく飛んでいると、突然感覚が死を予感させた。


慌ててその場から飛んで離れると、そこに兎型の異偶が落ちてきた。


どうやら跳んで攻撃してくるってのは本当らしいな。


脚は赤黒く変色し、何か肉のようなものもこびりついていた。


それを意に介さず、こちら方面の上空に飛びあがる。


奴のあのキックを喰らえばひとたまりも無いだろうな。


兎型にとっては今のこの状態も楽しい事でしかないんだろうな。


つくづくムカつく奴らだぜ。


こちらに視点を定め、勢いよく落下してくる。


見上げなくても位置は感覚で分かる。


問題はどう攻撃を仕掛けるかだ。


奴は素早い。


こちらが鎌を振ったりする頃にはもう上空だろう。


下手にこちらが攻撃すればその攻撃が終わる事には落下してくる兎型の蹴りを喰らう事になるだろう。


かといってこのまま何もせずいるのは無駄だ。


手裏剣ではずっと追尾するだけになって致命傷を与える事も出来ないだろう。


フックでいっそこちらも奴に着いていくのが良いかもしれないが、下手に引っかかれば街に落下し更に被害を生む可能性もある。


これは悩みどころだな。


だが、確か俺様にはバリアがあった筈だ。


いつかの時に相手の上空からのプレス攻撃を受け止めている。


アレがあれば奴の蹴りも一瞬くらい受け止められるだろう。


あれを一瞬で生み出し、その反動を利用して一気にトドメ。


これが間違いない方法だろう。


俺様にはこれしかなさそうだ。


だがここで完璧に決めちまうのが俺様の凄い所だ。


見せてやるぜ!


奴は恐ろしい程滞空した後、俺様目掛けて落下してくる。


すぐバリアを発動し、上へと突き出す。


これで相手が一瞬でも隙を見せれば俺様の勝ちだ。


そう思いこちらも反動に耐えるべく踏ん張る。


しかし、その蹴りがバリアに炸裂すると次の瞬間。


バリアは粉々に砕け、そのまま俺様は派手に吹っ飛ばされる。


砕けたとはいえ、俺様も防いだには防いだのでダメージは無いが衝撃はデカい。


まさかバリアでもダメなんてなァ。


面白ェが、今はそういう状況でもねえだろうし。


どうすっかな。


奴の脚は細めだ。


もしそれがバリアのちょうど弱い所を突いたのならそれが歪となって壊れるのは理解できる。


だが、だというのならこれは対策できるな。


しかも奴は二度目だから油断するだろう。


これは絶好のチャンスだ。


逃さねえぜ。


兎型は再び飛び上がり、こちらへと蹴りかかる。


再びバリアを起動すると、奴の口角が若干上がった気がした。


舐めているな。


だが、それもここで終わりだ。


俺様はバリアを真っ直ぐ掲げるのではなく、斜めに逸らした。


バリアに当たる直前に行ったのでもはや奴にはどうする事も出来ないだろう。


太めの脚ならば何処かに引っかかる可能性も否めなかったが、細い脚なら引っ掛ける所も無い。


斜めにしたバリアはヒビこそ入ったものの、そのまま滑って奴は俺の隣に落下した。


俺にダメージどころか攻撃すら出来ず驚いたようにこちらを見てくる兎型。


だが遅いぜ。


終わりにしてやろう。


俺様はバリアをそのままエネルギーだけ移動させて鎌を生成する。


滑ったまま身体を移動できない奴に向けて振り下ろす。


逃げ場も無く脚も地についていない兎型は成すすべはなくそのまま切り裂かれた。


頭から左右に分かれ分断される兎型。


その瞳は驚愕に彩られていた。


ご自慢の脚を素直に使えないまま死んで行けよ。


そのまま奴は逃げる事も立ち上がる事も出来ずに倒れた。


そして動くことは終ぞ無かった。


これでここに居る異偶4体は撃破ってこったなァ。


ざまあみろよ、ここの人たちを無条件に殺戮しやがって。


お前らになんて同情など浮かばないぜ。


...ま、一番面倒なのが残ってるけどなァ。


トァネミ同様、雑魚であってもらいたいもんだな。


異偶が俺様を殺せるとでも思ってたのか、やけに静かにこちらを硬直して見守っていた青いマシン。


そのマンモスのような形のマシンは次の標的が自分だと分かったかのようにこちらを凝視し、そのままゆっくりと動き出した。


青いマシンには誰が乗ってんのか知らねえが、とりあえず聞いておいてもいいかねェ。


「おいテメェ。随分な事してくれやがったみたいじゃねえか?名前くらい聞いておいてやるから答えやがれッ!!!」


「ふ、フヒヒヒヒ......!ぼ、ボクはスィゲロ。君が死神だね?き、聞いていた性格とず、随分違うみたいだけど、ボクははは負けないよ??」


スィゲロってのか。


てか、ビビり過ぎだろ。


何だコイツ、やってることはえげつねえが話す言葉は陰気臭すぎるだろ。


「ぼ、ボクはこの計画をか、完了させてのし上がるんだ!!そ、その為に君達にはき、消えてもらうよ?は、早くあのお方にカケラをお、お届けするんだっ!!」


出たよあのお方。


誰だか知らねえがソイツの為に伝説の獣のカケラを狙ってるってのはどいつもこいつも共通してるみたいだな。


だが俺様もやることは共通してるぜ。


そんな危ねえ力を手に入れるためだけに多くを犠牲にするこいつ等を倒す事をな!!


かかってこいよ青虫野郎。


その性格ごと叩き直してやっからよォ!!!

次回、ついに青いマシンとの戦闘が描かれます。




あ~、盆休みが終わってしまう~。あと2週間は欲しいよ~。

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