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051 無料招待初日です。6

 ここは、鳴き砂の海岸です。


真美 「海に入るの?」

友絵 「水まだ冷たいよ。水着もないし。」

アンナ「大丈夫です。魔法があります。」


 マオは、ペットサークルに入れました。


 わたしは砂浜にボートの形をした船底を結界魔法で作りました。

 結界は、透明にすると見えないので、透き通ったうすい青色にしました。

 シートは、縦に3席作ります。わたしは先頭の席に座りました。


アンナ「座ってください。」

友絵 「なにこれ?」

真美 「船?」


 二人が着席しました。

 そのあと、船底の前後・左右・上部を、曲線の結界で包みました。

 魔法で動かすので、操縦桿は必要ありませんが、一応付けてみました。


アンナ「発進します。」


 マオは、怖がるといけないので、お留守番です。

 天幕には結界を張りました。マオの様子は千里眼で常に見ています。


友絵 「すごい。」

真美 「動いてる。」


 私たちは砂浜を滑るように進みました。そして海上をボートのように進みます。


真美 「面白い。」

友絵 「ボートね。」


アンナ「いいえ・・・潜水艇です。」


 結界製の潜水艇は、海上から海中に潜航して、

 ゆっくり進みます。

 上を見ると、海面がキラキラ輝いています。


友絵 「すごーい!」

真美 「きれい。」


 海中は透明度が高いです。

 ここは南の海ではないので、珊瑚礁はありません。それでも色々な生き物がいます。


 わたしは潜水艇を海底に近づけました。いました。


アンナ「前方に三葉虫がいます。」

真美 「三葉虫って、教科書に化石の写真が載っていた、あの三葉虫?」

アンナ「はい。そうです。」

友絵 「大きいね。」


 目の前にいる三葉虫は60cmです。

 二人はシートを降りて写真を撮っています。


 わたしは探索魔法で大きな生き物を発見しました。

 潜水艇を近づけます。見えて来ました。


アンナ「アノマロカリスです。」

真美 「CGで見たことある・・・本物。」

友絵 「変な生き物。」


 全長約1メートルです。

 わたしはアノマロカリスの周りをゆっくり旋回しました。

 二人は写真を撮っています。


 それ以外にも、色々な生き物を発見して、撮影しました。


真美 「あれはアンモナイト?」

アンナ「はい。そうです。」


 海底近くをプカプカ浮かんでいます。

 大きさは10cmです。


真美 「もっと大きいと思ってました。」

アンナ「大きなアンモナイトもいますよ。」


 わたしは沖に向かって進み、深度を下げました。

 周囲が暗くなってきたので、ライトの魔法を使います。


 探索魔法に反応がありました。


アンナ「前を見てください。」

友絵 「なにあれ?」

真美 「うそでしょ。」

アンナ「巨大アンモナイト。パラプゾシアです。」


 殻の直径が2メートルあります。


真美 「なにこの大きさ?」

アンナ「地球で発見された最大の化石は、これよりも大きいですよ。」

友絵 「でかすぎ。」

真美 「アンナさん、写真撮って。」

アンナ「はい。」


 わたしは、アンモナイトと一緒に二人の写真を撮りました。


 写真撮影した後、潜水艇はゆっくりと浮上します。

 周囲が明るくなって来ました。魚の群れが見えます。


 探索魔法に反応がありました。

 陸地の方から大きな生き物がこちらに向かってきます。


アンナ「動画の撮影準備をしてください。」


 潜水艇は、海面に浮上します。


アンナ「右側です。」

真美 「なにあれ?」

友絵 「恐竜?」




 プテラノドンです。

プテラノドンは翼竜です。

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