表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/243

218 修学旅行2日目です 11

 ここは魔水晶の洞窟、小ホールです。


 私たちはマンモスを見学したあと、この場所に転移してきました。


男子 「おおお・・・」

女子 「なんか光ってる」


アンナ「班長さんは光魔法で照明を出してください」


 照明が増えてとホール全体が明るくなりました。


男子 「すげえ」

女子 「きれい」


アンナ「注意事項を説明します。

    光って見えているのは魔水晶と言いますが、

    この小ホールと通路の魔水晶は持ち帰ることができません。

    これから向かう大ホールで1個だけ持ち帰ることが出来ます。

    ご了承ください」


アンナ「小ホールの見学時間は10分間です。

    その間は自由に見学してください」


 皆さん散開しました。


女子 「きれいだね」

女子 「赤いのがあるよ」

女子 「こっちは緑」

女子 「すごいね」


 先生方が集まってきました。


高木 「きれいですね」

志村 「僕たちもここを見るのは初めてです」

加藤 「そうですね」

アンナ「下見は大ホールだけでした」

志村 「大ホールを見たら驚きますよ」

加藤 「すごいですよ」

高木 「楽しみです」


     *


 10分経ちました。


アンナ「時間です。班ごとに集合してください」


 生徒が集合しました。


アンナ「これから大ホールに向かいます。

    洞窟内は暗いので各自照明を出してください」


アンナ「出発します」


 私たちは大ホールに向かって歩き始めました。

 各クラスの最後尾は担任の先生です。

 途中に分かれ道はなく、一本道です。迷うことはありません。

 大ホールまでは、ゆっくり歩けば10分くらいです。

 途中の洞窟内には、大きめ魔水晶がいくつもあります。


女子 「これ大きい」

女子 「きれいだね」


     *


 大ホールの手前に到着しました。


アンナ「皆さん立ち止まってください。

    今から魔法で大きな照明を出します。

    先頭付近にいる人は(まぶ)しいので目を閉じてください」


 わたしは照明を大ホールの上に放ちます。


アンナ「目を開けてください」


男子 「おおお・・・」

女子 「すごーい」

アンナ「ここが目的地のクリスタルホールです。

    入口はハートの形になっています」

女子 「ほんとだ」

アンナ「さあ、中に入りましょう」


 私たちはクリスタルホールに入ります。


男子 「すげえ」

女子 「やばーい」

女子 「 ww 」


 B組の最後尾も到着しました。


アンナ「先ほども言いましたが、持ち帰っていい魔水晶の欠片(かけら)

    ひとり1個だけです。よろしくお願いします」


アンナ「それでは30分間、自由行動にします」


 A組とB組の生徒は散開しました。


女子 「ハートの写真を撮ろうよ」

女子 「うん」


女子 「欠片がたくさん落ちてるね」

女子 「雪の結晶みたい」


 今回のツアーは人数が多いので、折れた魔水晶からたくさんの欠片を作りました。

 全員が持ち帰っても大丈夫です。


 先生方が集まってきました。


志村 「高木先生、どうですか?」

高木 「感動です。まさに異世界ですね」

加藤 「ここは必ず見学コースするように、アンナさんにお願い

    しました」

高木 「この場所は必見です」

志村 「僕たちも見学しましょう」

高木 「はい」


アンナ「わたしは生徒たちの撮影をします」

志村 「お願いします」


ローラ「すてきなところね」

アンナ「はい、わたしのお気に入りの場所です」

ローラ「私も1個だけ、欠片を持って帰るわね」

アンナ「はい、どうぞ」


 わたしと陽子さんは、クリスタルホール、ハートケイブ、生徒の撮影をします。

 生徒の皆さんは楽しそうです。


女子 「アンナさん、写真撮って」

アンナ「はい」


 カシャ。


女子 「ありがとう」


     *


 いいことを思いつきました。

 魔水晶の欠片でブローチを作り、ツアーガイドのユニフォームに飾り付けましょう。


ローラ「アンナ、これを見て」


 ローラは、胸元に青い魔水晶をつけています。考えることは同じですね。


アンナ「似合っています。わたしと陽子さんも後で作る予定です」

ローラ「お(そろ)いの色にしてね」

アンナ「はい」


 わたしは、青い魔水晶の欠片を3個拾いました。

 そして練金魔法でブローチを作り、陽子さんとわたしのユニフォームにつけました。

 残りの1個で子猫用の首輪を作り、マオにもつけました。


 ローラ、わたし、陽子さん、マオ、青い魔水晶がお揃いになりました。


     *


 30分経ちました。


アンナ「時間です。集合してください」


 生徒の皆さんが集まってきます。


女子 「私は拾ったのは、これよ」

女子 「私はこれ」


 皆さん、拾った魔水晶を見せ合っています。


 あっ、あれだけ注意したのに、たくさん拾った人が・・・

 三人います。

 アイテムボックスに入れても、わたしの目をごまかすことはできません。

 わたしは、1個の除きすべて没収しました。


 A組とB組の生徒が集合しました。全員揃っています。


アンナ「それでは、飛行島のコテージに帰ります」


アンナ「よろしいですか。いきますよ・・・転移」




 コテージに帰ったら、夕食にします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ