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106 新婚旅行3日目です。1

3日目はリア充感マシマシになります。

ご了承ください。

 ここは飛行島のコテージです。


 朝になりました。

 わたしはリビングでマオに離乳食をあげています。上手に食べています。かわいいです。


 二人が起きてきました。

 朝美さんは、また違う服を着ています。政樹は、当然同じ服です。


アンナ「おはようございます。」

政樹 「おはよう。」

朝美 「おはよう。散歩に行ってくる。」

アンナ「はい。いってらっしゃい。」


 二人は手をつないで、朝の散歩に行きました。


 今日は忙しくなります。それまではマオと一緒にのんびりしましょう。


*    *    *


 二人が戻ってきました。

 朝食にします。わたしは二人をテラスに案内しました。


 朝食はアメリカの料理と異世界トマトです。


     *


エッグベネディクト

 イングリッシュマフィンの上にベーコンとポーチドエッグをのせてオランデーズソースをかけたものです。

 付け合わせは、ズッキーニやパプリカなどの夏野菜をソテーしたものです。


異世界トマト

 異世界独自の甘くて小さなトマトです。半分にカットして小鉢に盛りました。

 へたのところが凹んでいて、先が少しとがったトマトです。

 半分に切ると断面がハートの形になります。

 

     *


アンナ「飲み物はアイテムボックスからご自由に出してください。」


 政樹さんはコーヒー、朝美さんは紅茶を出しました。

 朝美さんは料理の写真を撮ります。


 カシャ。


アンナ「いただきます。」

二人 「いただきます。」


 ぱくっ。


朝美 「美味しい。」

政樹 「うまいな。」

朝美 「朝食にエッグベネディクトを食べるの(あこが)れだったの。」

政樹 「高級ホテルの朝食だな。」


朝美 「このトマト、ハートの形。かわいい。」

アンナ「異世界独自のトマトです。」


 ぱくっ。


朝美 「あまーい、果物みたい。美味しい。」


朝美 「政樹、あーん、して。」

政樹 「恥ずかしいよ。」


 あんーん、ぱくっ。


政樹 「甘い。トマトの味じゃないな。」


 わたしは完璧なお邪魔虫になっています。


*    *    *


 朝食が終わりました。

 お邪魔虫は肩身が狭いです。


アンナ「ごちそうさまでした。」

二人 「ごちそうさまでした。」


 わたしは魔法で食器類を片付けました。

 食後休憩のあと出かけます。


*    *    *


 それでは出かけましょう。


アンナ「陽子さん、行ってきます。」

陽子 「いってらっしゃいませ。」


 私たちは玄関で靴に履き替えました。

 二人は腕を組んでいます。


朝美 「楽しみだね。」

政樹 「うん。」


アンナ「魔法で移動します・・・転移」

 

*    *    *


 山に囲まれた池の(ほとり)に転移しました。


朝美 「きれい。」

政樹 「いいところだな。」


 この場所は標高約1500メートルです。

 周囲には森があります。日本の上高地に雰囲気が似ています。

 危険な生き物は、事前に転移魔法で追い払っておきました。


アンナ「写真撮りましょう。」


 わたしは山や池と一緒に二人の写真を撮りました。


 カシャ・・・カシャ・・・


 そして平らなところに天幕、椅子、テーブルを出します。少し離れたところにトイレも出しました。


アンナ「今から1時間、自由行動にします。

    池の周囲を散策したり、花を見たり、森の小さな動物や小鳥を探したり、

    自由にしてください。池には手漕ぎのボートがあります。

    ライフジャケットはアイテムボックスに入っています。使ってください。」


政樹 「わかった。」

朝美 「1時間ね。」

アンナ「あとで迎えにきます。」


   


アンナ「転移」

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