~彩りの息吹~
とあるフェアリーエルフ達の物語
自作発言禁止
所要時間は12分程です
BGMはOK
キャス画にこだわりはございません。
録画が残っていたら。ききにいくかもしれません。
輝きの先に見えるもの~彩りの息吹~/作者:香乃木 雪兎
0:2:1の声劇台本です。
ラナ(360):♀
見た目年齢は25歳。
金髪で赤い目。セミロング。
背丈は160㎝程。
村の長の一人娘。フェアリーエルフ。明るくて天真爛漫。
セレフィーと仲良し。アリスを弟として可愛がっている
槍使い
シルフ(∞):♀
楽しい事が好き。笑顔が素敵な風の精霊
寂しがりやでもある。
アリス(200):♂or♀
見た目年齢は12歳。金髪で緑の目。ショートカット。中性的な顔立ち。
身長は130㎝程。
病弱なフェアリーエルフの男の子。名前が女っぽいのを気にしている。
弓使い。ラナとセレフィーを姉として慕っている
配役表
ラナ♀:
シルフ♀:
アリス♂or♀:
―――――――――――
シルフ:「この色いいなぁ。瑠璃色…綺麗。でも何か違うなぁ」
ラナ:「あらシルフさん。風の精霊さんね」
シルフ:「あら、フェアリーエルフの…ララさん?」
ラナ:「ラナ。よ~」
シルフ:「あら、失礼しました…ラナさんね!こんにちは」
ラナ:「大丈夫よ~。気にしないで」
シルフ:「ありがとうございます~」
ラナ:「まぁ、綺麗なドレスね。さっきから気になっていたの」
シルフ:「ありがとう、お気に入りなの」
ラナ:「踊るの?」
シルフ:「これは、プレゼント選びしていて、迷っているの」
ラナ:「そうなのね」
シルフ:「彼女は元気いっぱいだから、明るい色がいいかなぁ?と悩んでしまって」
ラナ:「うんうん」
シルフ:「直接聞けばいいのかもしれないけれど、サプライズプレゼントで渡したいの」
ラナ:「それは悩むわね…むむ」
シルフ:「そうなの…」
ラナ:「どんな方なの?元気いっぱいなのは分かったわ」
シルフ:「えーと…髪色が蜂蜜色で声は鈴のように澄んでいて」
ラナ:「うんうん」
シルフ:「それで、瞳の色は翡翠色なの」
ラナ:「あら!素敵な方なのね」
シルフ:「ええ。それで仲間思いなの。でも、時々泣いているのが心配なの」
ラナ:「それは気になってしまうわね」
シルフ:「ええ、何か悩みを抱えていないかが気になって」
ラナ:「では、向日葵色のドレスはいかがかしら?」
シルフ:「向日葵色ね、とっても似合いそう」
ラナ:「他の人の意見も聞いてみるのもいいわね」
シルフ:「是非!気になるわ」
ラナ:「では、友人を呼んでくるわね」
シルフ:「はーい!」
ラナN:森の集落にて
アリス:「ん、緑の香りがする…ラナ姉さんかな?」
SE:(扉をノックする音)
ラナ:「アリス。いるかしら?」
アリス:「あ、直感が当たった…いるよー!読書していたんだ」
ラナ:「あのね。お願いがあってきたの」
アリス:「お願い?」
ラナ:「シルフの子が困っていてドレス選びの意見がほしくて」
アリス:「そうなんだね。僕でいいのなら引き受けるよ」
ラナ:「ありがとう!頼りになるわ。」
アリス:「どこに行けばいいかな?ついていくよ!」
ラナ:「森のガラス草のある泉の近くよ。セレフィーは…師匠との稽古中だからやめておこうかな」
アリス:「そうだね。お邪魔しちゃ悪いからね」
ラナ:「では、行くわよ~」
アリス:「はーい」
(間)
シルフ:「向日葵色の染料が…ない!?どうしましょう」
ラナ:「お待たせ~。ただいま」
シルフ:「あ!ララさん、おかえりなさい」
ラナ:「ラナ。ね(笑)ふふふ」
シルフ:「あ、つい…ごめんなさい」
ラナ:「いいのよ~。呼びやすいように呼んで頂戴」
シルフ:「ありがとう。ララさん。そちらの方が友人さんですの?」
ラナ:「ええ、そうよ。アリスというの」
シルフ:「女の子?」
アリス:「僕は男だよー!」
シルフ:「ごめんなさい~!!間違えちゃった」
アリス:「いや…そのよくあるから気にしないでよ。シルフ」
シルフ:「優しいのね。ありがとう~!よかった」
アリス:「さっき、頭抱えて悩んでいた様子だけどどうしたの?」
シルフ:「実は…踊り仲間にサプライズで送るプレゼントのドレスの色の染料がないの」
アリス:「それは大変だ」
ラナ:「染料…向日葵色かぁ」
シルフ:「そうなの。そのお花がどこになるかは知っているの。でも遠くて」
アリス:「それなら僕たちがその染料のもとのお花採ってくるよ!お役に立ちたい」
シルフ:「ありがとう!助かるわ。この御恩一生忘れません」
アリス:「ね!ラナ姉さん。行こうよ」
ラナ:「そうね。ねぇ、シルフ。その染料はどこにあるの?」
シルフ:「東の山の岸壁に咲いているの。精霊の導きに従えばわかるわ」
ラナ:「そうなのね、頑張らないと!(笑)」
アリス:「そうだね。頑張って採ってくるよ」
シルフ:「お二人共、本当にありがとう」
アリス:「どういたしまして~」
(間)
ラナ:「あら…ここはどこでしょう」
アリス:「迷ったね」
ラナ:「ええ、困ったわ」
アリス:「そういえば、精霊の導きに従えば…と言っていたような」
ラナ:「そうね、精霊さーーん!と呼べばいいのかしら」
アリス:「ラナ姉さん…耳を澄ましてみようよ。そういうのではなくて」
ラナ:「うん…そうね」
アリス:「確か、向日葵の花って太陽の光を必要としているよね」
ラナ:「そうねぇ…あ!!」
アリス:「え!なに?どうしたの?」
ラナ:「光が強い方へ向かえば着くのではないかしら」
アリス:「その案いいね!」
ラナ:「太陽の光の精霊さん…いた!歌っているから、ついて行ってみましょう」
アリス:「たどり着けるかもしれないね」
ラナ:「行こう!」
アリス:「だね!」
ラナ:「あ、ここじゃないかしら?岸壁が見えてきた」
アリス:「そうだね。ここだと思う」
ラナ:「空中浮遊魔法で採ってくるわね」
アリス:「うん、お願い。ラナ姉さん」
ラナ:「アリスは、籠にお花を入れてもらえるかしら」
アリス:「わかった」
ラナ:「よっと…きゃあ!」
アリス:「ラナ姉さん大丈夫?!って…わぁ!うぐぅ…」
ラナ:「いた…くない。って。アリス!ごめんなさい。私、重たかったでしょう?」
アリス:「だ、大丈夫だよ。ラナ姉さん、怪我はない?」
ラナ:「大丈夫よ。本当にごめんね。うっかりしていた…」
アリス:「お花はどう?採れた?」
ラナ:「ばっちりよ!」
アリス:「よかった!」
ラナ:「さぁ、持ち帰りましょう」
アリス:「うん、そうだね」
(間)
シルフ:「Aラインのドレスにして…お袖はふんわりとさせて。よし!生地が出来た」
ラナ:「ただいま。お待たせ!」
アリス:「ただいま~。戻ったよ!」
シルフ:「あら、おかえりなさい」
ラナ:「はい!向日葵の花よ。三束で足りるかしら?」
シルフ:「ええ、足りるわ。どうもありがとう」
アリス:「多いかなと思ったけれど、丁度良さそうでよかった」
シルフ:「ドレス生地は用意してあるわ。さっそく染料にして染めるわね」
ラナ:「ねぇ。シルフさん。ご一緒してもいい?見てみたいの。染めるところを」
シルフ:「ええ、いいわよ」
アリス:「僕もいいかな?興味あって」
シルフ:「アリスさんもどうぞ~」
アリス:「ありがとうー!嬉しいよ」
シルフ:「こちらへ、いらっしゃい」
ラナ:「お邪魔しますね」
アリス:「お邪魔します」
シルフ:「ここが、私のお気に入りの場所よ。ドレスを染料で染める場所」
ラナ:「わぁ、透明な瓶がいっぱい。あ。色の入っているのもある」
アリス:「綺麗だね」
ラナ:「うん、とても!」
シルフ:「くすくす…よかった。楽しんでもらえて」
ラナ:「幻想的な色がたくさんあるわね」
アリス:「これは若草色だ」
ラナ:「この色素敵。透き通る青緑ね」
シルフ:「ふふ、ウンディーネさん達のドレスも染めたりするのよ」
ラナ:「わぁ、ロマンティックね。喜ばれていそう」
シルフ:「そうなの!とーーっても、はしゃいでいたわ。ウンディーネさん達」
アリス:「おおー。流石!職人技だね。それで素敵なドレスが出来上がるんだね」
シルフ:「これがいい!あれがいい!て取り合いになりかけていたわね」
ラナ:「大人気ね♪」
シルフ:「さぁ、魔法をかけて染料にして…」
アリス:「ドキドキ…ワクワク」
シルフ:「完成よ~」
ラナ:「あら、元気が出る向日葵の色ね」
アリス:「おお、眩しいほどに綺麗!太陽みたいだ」
シルフ:「ありがとう。お二人のおかげだわ、助けてくれて、どうもありがとう」
ラナ:「いえいえ、応援したくてつい~素敵な工房見せて下さってありがとう」
アリス:「僕も、これから手伝えることあれば何でも言ってね。素敵なドレス見せてくれてありがとう」
シルフ:「また顔を出してね。そしたら流水の舞いで歓迎するわ」
ラナ:「わぁ。素敵!楽しみにしているわね」
アリス:「楽しそう!ありがとう、シルフさん。またねー」
シルフ:「ええ、また会いましょう~」
シルフ編~完~
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