~水の命~
精霊のちょっとした物語
自作発言禁止
所要時間は分かり次第更新致します。
BGMはOK
キャス画にこだわりはございません。
録画が残っていたら。ききにいくかもしれません。
輝きの先に見えるもの~水の命~/作者:香乃木雪兎
0:3:1の声劇台本です
ウンディーネ(∞):♀
水の精霊。繊細な心の持ち主。
泣き虫。素直。
ラナ(360):♀
見た目年齢は25歳。
金髪で赤い目。セミロング。
背丈は160㎝程。
村の長の一人娘。フェアリーエルフ。明るくて天真爛漫。
セレフィーと仲良し。アリスを弟として可愛がっている
槍使い
セレフィー(365):♀
見た目年齢は28歳。
金髪碧眼。ロングヘアー。
身長は150㎝程。
大人しい。でも芯がしっかりしているたれ目のフェアリーエルフ
ラナと仲よし。アリスを弟として可愛がっている。
レイピア使い
アリス(200):♂or♀
見た目年齢は12歳。金髪で緑の目。ショートカット。中性的な顔立ち。
身長は130㎝程。
病弱なフェアリーエルフの男の子。名前が女っぽいのを気にしている。
弓使い。ラナとセレフィーを姉として慕っている
出てくる単語
・ソピアー・プロタシス
相手の無意識に働きかける魔法。その祈りを形状化する事も可能。
・フェアリーフラワー
精霊の祈りがこもったお守りの花
配役表
ウンディーネ♀:
ラナ♀:
セレフィー♀:
アリス♂or♀:
――――――――――――
ウンディーネ:「うーん…なぜなのでしょう」
SE:(水音)
ウンディーネ:「もう少し…遠くに泳げればいいのに。浮くことはできるのにな」
(間)
ラナ:「あら…なんだか水音がするわ。近くに湖があるのね」
アリス:「ああ、この辺りの水は透明度が高いから、聖水にもなるんだ」
セレフィー:「アリス、それを使っていたの?小鳥が怪我していた時に使った魔法って…」
アリス:「そうだよー。とても元気になっていたでしょ?」
ラナ:「あれは、感動したわ…立派に飛んで行ったから。いつか恩返しに来るんじゃない?ふふふ」
セレフィー:「ありうるかもねー。あはは」
アリス:「もう、からかわないでよ~!」
ラナ:「あった、ここね。湖」
SE:(水音)
ウンディーネ:「ふぇ…うわぁあん…どうしたらいいの?」
ラナ:「あらあら、ウンディーネ!どうしたの?」
ウンディーネ:「ぁ…エルフさん…うまく泳げなくて。」
ラナ:「そう…うまく泳げないのね」
ウンディーネ:「そうなの…。最近、魔力が弱まってしまって、沈んでしまうの。浮くことはできるのに」
アリス:「弱まる…自然界のバランスが崩れているのかな?」
セレフィー:「サラマンダーの件と言い、人間界が侵食されている気がするわ。魔の心に」
アリス:「そうだね。サラマンダー、とーーーっても怒っていたもん」
ウンディーネ:「最近は、水位が増しているわ。世界を司る元素のバランスが乱れているの」
アリス:「それで、聖水とれるのはいいけれど…バランス乱れて魔力が減少するのは困るよね」
ウンディーネ:「他の仲間達もそうなのよ。不安になりますのです」
セレフィー:「何かきっけかあった?こういうことあってから泳ぐのが苦手になったとか」
ウンディーネ:「うーん、大雨続いたわ。そして、猛暑日が続いて極端でしたの」
ラナ:「天候の極端さね…いま地球温暖化も進んでいるから。その影響かしらね」
ウンディーネ:「困ったわ…」
アリス:「緊急対処方法で、この湖一帯に命の癒し魔法かけてみる?」
ウンディーネ:「ありがとう!お願いするわね。私は泳ぐ練習してくるわね」
アリス:「がんばってー!」
セレフィー:「応援しています!」
ラナ:「応援しているわ!」
セレフィー:「いい案だと思うわ!癒し魔法得意だものね。アリス」
アリス:「ちょっと待っていてね。その魔法使うためには聖水が必要で、先ずそれを作らないと」
ラナ:「そうなのね。わかったわ」
アリス:「待たせるかもしれない。ごめんね」
ラナ:「いいえー。気にしないで。何か手伝えることあれば言って頂戴」
セレフィー:「アリス、私も手伝うわ」
アリス:「うん!ありがとう。ラナ姉さん、セレ姉さん。清め竹持ってくるよ、待ってて」
ラナ:「いってらっしゃい!」
セレフィー:「いってらっしゃい~」
ラナ:「ふとね…ウンディーネ達が元気ないと。豊穣祭の清め水の確保が心配」
セレフィー:「そうよね。ウンディーネ達の流水の舞いが必須だものね」
ラナ:「ええ、それにより、捧げられた水は清め水となる」
セレフィー:「一時しのぎにしか、ならないのかしら…」
ラナ:「ううん、そんなことないわ。一時的に命の癒し魔法かけて。人間たちに環境破壊はやめて!と伝えるのよ。自然健康アドバイス講座を開いてみてもよさそうだしね!」
セレフィー:「んー。それって私たちに危険が及ばないかしら?」
ラナ:「それは…ありうる」
セレフィー:「提案!相手の無意識に働きかける魔法あるじゃない?ソピアー・プロタシス」
ラナ:「ああ、あれね!上級魔法。必ず三人で円形に広がり、空に祈りを込めての大掛かりな魔法ね」
セレフィー:「その光から種子を形状化して。それを配るの。フェアリーフラワーといって。綺麗なお花が咲くわよ!」
アリス:「お待たせー」
ラナ:「おかえり!アリス」
セレフィー:「おかえりなさい。アリス」
アリス:「ただいま。何か解決策浮かんだ?」
ラナ:「ええ、セレフィーが提案してくれて、ソピアー・プロタシスを使うの」
アリス:「ソピアー・プロタシスを?」
ラナ:「そう!詳しくは提案者のセレフィー♪説明お願いね」
セレフィー:「ふふふ、先ずはその魔法を使って、祈りから光の種子を作るの。
魔法のやり方は知っているわよね?丁度三人♪それを街で配るのよお花の種と伝えて…綺麗なフェアリーフラワーのお花が咲くし。心境は少しずつでも変わっていくはずよ。ゆっくり変化を待ちましょう。という案でした」
アリス:「へぇ!いい案」
セレフィー:「でしょう。ふふ」
アリス:「清め竹持ってきたから、湖の水を少量入れてもらえるかな?5本あるから全部ね」
ラナ:「ええ、もちろん!」
セレフィー:「喜んで手伝うわ」
SE:(水音)
アリス:「ありがとう!ラナ姉さん、セレ姉さん」
ラナ:「いいのよ。これぐらい朝飯前だわ」
セレフィー:「本当に朝ごはん食べてないものね。ふふふ」
ラナ:「もう、セレフィーったら~ (笑)」
アリス:「僕も食べてないな。事が落ち着いたら一緒に食べよう」
ラナ&セレフィー:「よろこんで」(タイミングがぴったり合わなくても大丈夫です)
アリス:「では、聖水作りするね」
ラナ:「ええ、お願い」
セレフィー:「なんだかドキドキする」
アリス:「………(無言で竹に向かって祈る)」
アリス:「よし!聖水完成」
ラナ:「聖水をどうすればいい?」
セレフィー:「あ、それ気になっていた」
アリス:「え、聖水を湖を囲んだ五芒星の角の部分に撒くんだよ」
ラナ:「シンプルな事なのね」
アリス:「シンプルでも形が乱れると効果薄くなるんだ」
セレフィー:「大変よね…シンプルほど」
アリス:「さあ、いこう!ラナに湖の囁きをきいてもらって、ピンポイントに撒くんだ」
ラナ:「出番ね!まかせて」
(間)
アリス:「ラナ、ありがとう!撒きおわったね」
ラナ:「ええ、どういたしまして」
セレフィー:「お疲れ様!ラナ、アリス」
アリス:「これで命の癒し魔法完了っと」
ラナ:「あとはソピアー・プロタシス」
セレフィー:「さぁ、輪になって…手を繋いで。祈るのよ」
アリス:「うん」
ラナ:「ええ」
(3人とも無言で祈る…)
SE:(水音)
SE:(鈴の音)
(間)
セレフィー:「ゆっくり深呼吸して…はいこれで出来たわよ。種子が目の前にあると思うわ」
アリス:「わぁ、かわいらしいね」
ラナ:「革袋に包むわね。あとで配るために分けないとね」
セレフィー:「素敵なリボンで包むのもいいわね」
アリス:「楽しみだね」
ラナ:「ええ、とっても。種子は後日配るとして…。ウンディーネに報告をしましょう」
セレフィー:「不安がっていたものね」
アリス:「ウンディーネ!湖一帯にかけて祈り魔法かけて、解決方法が浮かんだよ」
ウンディーネ:「まぁ、ありがとう~。とっても嬉しいわ」
ラナ:「これで安心よ。一気に回復するわけではないけれど、少しずつ良くなるわ」
セレフィー:「安心して頂戴。ウンディーネ」
ウンディーネ:「ふふ、よかった~。本当にありがとうございます。この御恩、一生忘れません」
ウンディーネ編~完~
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