15歳になれました
はい。皆様お久しぶりでございます
私は無事、転生してから今まで・・・この15歳まで生きられました
いや、まあ、大変でしたよ
食事に毒が混じっていたり、暗殺されかけたり、などなどなど・・・
まあ、すべてこの歳までに取り除きましたが
今や私と敵対しようとしたり、殺そうとする無謀者はいません
そして、気になる主人公は、17歳、そして、主人公の嫁候補が来るのも今年、しかも、明日である。非常に楽しみです
ちなみに、兄だけかと思っていたら、兄よりも一つ上の姉が居りました。もう姉は侯爵の方と恋愛して、婚約しており、結婚も間近であるから、切実に姉には幸せになってもらいたいと思います。なので、少し早めに手を回し、ないとは思いますが、一応婚約者様におど・・・ではなく、お願いをしておきました
ええ、しっかりと何度も頷いておりましたよ
と、話がズレましたね
私は記憶を取り戻して今まで、何をしていたのかというと、貴族としての作法、礼儀などはもちろん、王女として必要なものも詰め込みましたよ。それに加え、あらゆる剣術、武術、弓術など、自分の身を守る術を身につけ、10歳の時には、私の計画のため、SSSの魔物を一人で倒し、個人的に男爵の地位を手に入れました
その時には丁度、魔法で性転換の術があったので、男として、その地位を賜りました。その時に、私の妹(女の時の私)を是非、王子(実の兄)の嫁候補に入れて欲しいと願い出たところ、簡単に許可がおりました
まあ、強い戦力の血は欲しい、というところでしょうか
そういうわけで、私は個人的な地位を手に入れ、兄に群がる、悪い大臣を退け、善い大臣だけを兄に付け、兄には、しっかりと人の善し悪しが分かるよう、これまできっちりと観て参りました
この間、私は一つだけ驚いたことがあります。兄に聞いたところ、約40人もの嫁候補がいるらしいのです
あのギャルゲーには、攻略キャラ5人、ライバルキャラ5人と、王子の側近の宰相、近衛隊長、聖騎士、近衛兵、騎士、などのBL攻略キャラがいる
私はBL攻略キャラ全員と接触し、良い関係を築いている
ああ、準備万端、早く明日にならないかな
早く彼女たちに逢いたい
「アカシア様。楽しみなのはわかりますが、そろそろ寝る時間でございます」
「ん?ああ、わかったわ。もう下がっていいわよ。ミリア」
「はい。では、また明日、起こしに参ります」
彼女は私の侍女のミリア・ユリアス、私の理解者である
では、寝ましょうか
・・・ん?アカシア様は誰のことかって?
あれ?言ってませんでした?
あ、言ってませんね
あー・・・すいません
アカシア様と言うのは、転生後の私の名前ですよ
フルネームは、アカシア・ディル・フリティラリア
この名前には、アカシアは優雅な心、愛、ディルは、知恵、フリティラリアは、王の威厳、という意味があります
ええ、しっかりとこのゲームらしく、花言葉です
このゲームに出てくる人物全て、花の名前で、花言葉がありますよ
ただし、親には普通に花の名前は付いていないようですが
兄の名は、ルドベキア・ディル・フリティラリア、ルドベキアには、正義、公平という意味があり、主人公に打ってつけである
ああ、説明し忘れていましたが、この世界の名は、リアトリス、これにも花言葉があり、燃える想い、である
それと、私のいるこの国は、私の家名と同じで、フリティラリア、です
私の地位はもちろん王族
地位の高い順だと、王族、公爵、侯爵、男爵、子爵、となります
私の容姿は、赤髪に金目で、金目はこの世界では珍しい色です。なので、家族やその腹心的存在以外、私が金目だということを知りません。いつもは、お母様が魔法で隠してくれているので
兄のルドベキア・・・略して、ルドア兄様は、王道の金髪碧眼である
両親は、お父様が赤髪碧眼で、お母様が金髪緑眼です
まあ、その二人からなぜか金目を持つ私が生まれたわけなんですけどね
はぁ・・・そして、私の規格外さは家族と腹心のように仕えてくれている人たちは知っている
んー?何が規格外かって?
それは、3歳の時記憶取り戻してから、魔法があることを知り、お父様の書斎にある魔法本、歴史本などなどを読み漁り(ラッキーなことに字も言葉も、3歳までの記憶があるため、少し復習したりなどするだけで完璧にマスターした
他にも、獣人語とか、耳長族の縄張りの目印や合図など、そんなの必要なのかって思うような本なども
いるのかわからないものももちろん読んだ
歩くのもあまり儘ならなかったし、することもなくて暇だったので
まあ、いつか役に立つでしょう
いつか、獣人族や耳長族、小人族にも会いたいですから
今話すことはこのくらいでしょうか
んー・・・もう眠いので、もう寝ますね
物凄く明日が楽しみです!