淋しい混凝土
街の喧騒に溶け込む夜
灯りが揺れるアーケード
雨の匂いが漂って
心の中でさざめく孤独
ふとした瞬間 窓辺に立つ影が
遠くの星に問いかける
「この広がりの向こう、誰が何を思っているのだろう?」
胸の奥で響くのは 時折切ないメロディ
過ぎ去った日々の足跡が 心の中で微笑む
夢と現実が交差する狭間で ひとしずくの涙が優しく舞う
街の中で交わす言葉が 悲しみを抱えた心を癒す
夜空に浮かぶ月明かりが 物語の終わりを告げる
ただ寂しさだけが残り 遠くの街角で誰かが立ち止まる
あとがき:久しぶりに「詞」じゃなくて「詩」が書けた。