キャラクター作成
目の前にあるのは見慣れてる景色だった。
周りは宇宙のように暗く、そして数え切れないほどの星々が散らばっている。
唯一に光を出しているのは中央にある丸い石がケーキのように二段で重ねている形の祭壇。
その上には十二枚の羽を持つ天使が不規則的な後輪とともに浮かぶってる。
「…ありえない。」
ありえないんだ。
目の前にいるこいつはキャラクターを作成する時現れる女神[ベガ]。
<学院迷宮世界:オリジン>の舞台になる[プレアデス]で旅人を導く役割のNPCだ。
「ようこそ、プレアデスへ。」
一体何が起きてるのか?
ゲームの中に入ったって事?凄く悪いいたずらに巻き込まれた気分だった。
夢を見ているのか?そう思って自分のほっぺを叩いたら痛みは確かに感じる。
これは現実だ。夢ではない。そうって事はやるしかないって事だろう。
「こちらへ……。」
ベガが私を導く。
彼女の案内に従って丸い石の上に立てば目の前に星々が浮かんでよく知ってる形になった。
才能選択肢。
<学院迷宮世界:オリジン>は始まる時、才能を選択する。それを基本としてキャラを育成するシステムだ。
選択肢の数は多い。目立つ才能としたら<魔法適性:天才級>と<剣術適性:天才級>この二つだが、このゲームはそんなに柔らかいゲームではなかった。
高いコストの才能を選んだらそれに反するペナルティーが与える。
例えば<魔法適性:天才級>を選んだら、体が貧弱体質になる。
ゲームを始まったばっかりの人達がよくやるミス。
だから私はこの二つは選べない。ゲームがゲームではなく現実になったら、ゲームでは出来なかった事をやるつもりだ。
「ベガ、裏の星をお願い。」
「はい、分かりました。」
裏の星。これはキャラクター作成の隠し要素でゲームを何回かクリアしなきゃ探す事も出来ない才能だ。
目の前にある選択肢が変わる。以前の選択肢では見なかった多い才能が浮かんでいる。
私はそこで一つ目の才能を選んだ。
「俺は<死神代理>を選ぶ。」
<死神代理>は黒魔術、その中でも死体を操る魔法の適性が上がる才能だ。
ネクロマンサーに相応しい才能。
そう、私はネクロマンサーになるつもりだ。
ゲームの特性上一人で迷宮攻略をしなきゃならない時もあるので防御も攻撃も出来る職業を選ぶ必要があった。
そして私はここで止まらない。
「二つ目は<呪いの星>だ。」
<呪いの星>は名前で分かるように黒魔術の呪い系の適性が上がる。これも中々コストが高い。
先に選んだ才能も高いから不作用は強いはず。
ゆえに私は、もう一歩踏み出す。
「三つ目は<毒龍の片鱗>。これで選択を終了する。」
魔力の適性と毒耐性などが上がる才能。
これもコストが高い。だけど私が選んだ才能は相性が良いのでチートキャラの班列に入るだろう。
私が実戦で使ってみた最強の組み合わせでもある。
不作用だけ無かったらもっと良かったはず。
「ペナルティーを計算しています。」
ベガの光輪が回転する。
そして数秒の回転が終わった後、彼女が語った。
「ペナルティー<魔力回復低下>を獲得。」
大丈夫。予想内だ。魔力回復装備を着けばいい。
「ペナルティー<獲得経験値低下>を獲得。」
これも予想内だこのゲームはレベルが全部ではない。
モンスター狩りを二倍にすれば解決する問題だ。
「ペナルティー<忌避対象>を獲得。」
「誰よりも濃い死気を身に付けたあなたから全ての存在が不愉快な感情を感じます。」
うむ。これは予想外だ。
でも私が慌てる事はない。こんくらいの不作用は大した事じゃないからだ。キャラの才能を決した後は能力値を決める番。
私が考えた方向性は魔法使いだったので適当に魔力と知能の方に能力値を分配した。
そして完成された私のキャラクター。
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名前:<十万時間の法則>
称号:<導く者>、<初期プレイア>
才能:<死神代理>、<呪いの星>、<毒龍の片鱗>
ペナルティー:<魔力回復低下>、<獲得経験値低下>、<忌避対象>
能力値:筋力(3) 反応(3) 知能(8) 体力(3) 魔力(8)
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中々良い景色だ。
能力値は初期に与えられるポイント10を魔力と知能に半分ずつ分けた。身体能力に関する能力値はゲームの中で色んな方法上昇を狙うのが出来るだが、知能と魔力は大変だ
だからこの初期能力値は私にとって大事な資産がなってあげるだろう。
設定を終わる前に私は名前を変更した。
ゲームの中でまで十万時間の法則だって言うのもちょっとあれだし。
「これでよし。」
「キャラ設定が完了しました。」
「プレアデスへようこそ。歓迎します、ダビ様。」
ここに来た時と同じく、目の前が光で染まる。
「良い旅になりますように……。」
ざぁーこれから本当の始まりだ。
絶対トゥルー・エンディングを見てやる。
よろしくお願いします。




