友情 1-1
初めまして。璻です。スイと読みます。文章がおかしな点などがあれば教えていただけると嬉しいです。
満月が浮かぶ夜。20cm程の大きさの少女が月明かりに照らされて輝く赤い瞳で『Close』と書かれたプレートが掛かっているドアを見つめている。真っ暗な店の中には無数の人形が並べられている。カウンターの奥にはさらに奥に繋がっているドアがあり、そこから光がもらている。
「クリス、帰ったわよ」
そこには大きな机があり机の上にはナイフや筆、紛顔料などの道具がある。正面の壁には人形のデザイン画があり、左右の壁には石膏型が仕舞われている。
「お帰りなさい。ガーネット」
机に向かって座って作業していた少女がふと顔を上げガーネットに言った。
「それで今回はどんな話を聞かせてくれるの?」
「ほんと、あなたってせっかちね。一息ぐらいつかせなさいよ」
「あなた達の話を聞くのが好きなんだからいいでしょ?ね?」
「まったく誰に似たのかしら」
と、ガーネットは溜息を吐いた。
「さあ?それで今回のお客さんはどんな人だったの?」
「その前に作業台を片付けなさいよ。今日の作業はもうやめるのでしょう?」
「あー、うん、そうだね。すぐに片付けるから待ってて」
机の上にあった筆などを机の引き出しにしまって、ガーネットに机の上に座るように促した。
「ありがとう。そうね、今回は小さな女の子よ。」
一つの赤く輝く石を取り出してから語り始めた。
「その子はお友達の人形を壊してしまって喧嘩になってしまったの。」
次回は本当にありきたりな話になっていると思いますが、読んでいただけると嬉しいです。
ここにはキャラクター紹介などを置いていきます。
宝石人形:瞳が特別な宝石でできたビスクドール。宝石によって違う使命がある。
クリス:19歳の少女。家が代々宝石人形の作り手をしている。