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第6首 ライラック その壱
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君に出会い 小さな枝に つぼみ咲かす
恋色に惑う わたしのこころ
解説
今回の題材にしたライラックはわたしが一番好きな花の一つであの薄紫や赤紫色の花が特に好きです。
そのライラックの花言葉は『初恋の思い出』。
上の句は倒置法で読むことでライラックの花そのものを示していて、そのまま読むことで『小さな枝』つまり、まだ大人になっていなくて(恋をしていなくて)未熟なわたしが君と出会ったことで花が開くきっかけを作った(初恋が始まった)となります。
ライラックが花をたくさんつけることから初恋に落ちたときはその感情が複雑に溢れ出してきて戸惑ってしまうことを連想しました。
題名にその壱と書いたようにライラックはあと何首か作るつもりです。理由としてはやっぱり一番好きな花の一つだからでしょうか。