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花言葉で詠む短歌集  作者: 桜海冬月
4/15

第4首 花海棠

ご覧いただきありがとうございます




手伸ばせど 届かぬ君に 憧れて

 麗らかな陽に 眠る海棠




解説

今回は花海棠(はなかいどう)をモチーフに詠ませていただきました。花海棠は中国原産の落葉性の花木で開花時期は4~5月、高さが1.5メートル~4メートルくらいで中国では酔って眠っている楊貴妃を「海棠の眠りいまだ醒めず」と表現したように美しい人がうつむいたり、眠ったりする姿を形容する言葉として使われていたそうです。

上の句は上記の部分から『手を伸ばしても届かない人』や『憧れ』を連想しました。

また、『麗らか』の意味は『空が晴れて日が明るく照っているさま』です。

この部分から春の眠りを誘われるような陽気、すなわち心が落ち着くような魅力や花海棠の花言葉である『温和』を表現させていただきました。


見ていると落ち着くような魅力を持つ人に憧れるけれど手は届かない。今で言うとアイドルが当てはまるのではないでしょうか。

近くに居る美しい人やかっこいい人は触れると思わぬ棘があって傷つく(つまり失恋です)可能性もありますがはじめから届かないと分かっている人に憧れるのはおめでとう、という祝福の気持ちは湧いてきたとしても傷つくことはほとんどない。まさに花海棠の花言葉の如く最初から最後まで『温和』でいられるものではないでしょうか?



今回はアイドルを応援する少年少女の気持ちで詠ませていただきました。花の色自体も完全な桃色というよりは薄桃色で少し距離がある恋愛のようなものを意味していると個人的に考えました。

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