街の中
「やっと見えて来ましたよ!アレが僕たちが暮らしているシュトラウト王国ですよ!」
わお!さすが王都と言うだけあって、これから入るであろう城門の大きさがものすごくでかい!何だったけかなフランスの凱旋門並の大きさかな?とても立派だ。
やっぱり予想した通りかなりの行列が出来てるな〜あれに並んだら一体何時間後に入る事が出来るのかな?夢の国の世界のアトラクション並みの長蛇の列が出来上がってるじゃん!
「やっぱり入りのにも時間がかかるんですか?」
「えぇ、一般の人や行商人は一人一人身分を確かめないといけないので入国にはかなりの時間がかかりますが、僕たち冒険者は特別に発行されるカードを見せれば簡単に入国することができますよ」
なにそれめっちゃ便利じゃん!入国したら是非とも欲しいかも!というかこの国で生活するならお金も稼がなくちゃいけないしギルドに登録するのは渡りに船かもしれない。
と言うことで入国後の方針は決定した!後は宿かな?それとお金も必要だし、取り敢えず今私の財布にはお金が全く入っていないから適当なポーションでも売って先立つものを作らないとね。
「着きました、ここが冒険者専用の出入り口です」
でかい門の隅っこにあるぽつんとした入り口が、どうやら冒険者の入り口らしいね。ハルクたちは入れるかもしれないけど問題は私なんだよね、だって私その特殊に発行されたカード持ってないし。
「そちらのお嬢さんもカードを提示してください」
「えっと・・・あの」
「?無いのならここからの出入りはできませんよ?」
やっぱりこうなるよね?
「ちょっといいですか?この人は僕たちの命の恩人で至急ギルドに伝えなければいけない案件に関わる人なんです。今の彼女はカードは無いですがすぐにギルドに行ってカードは発行しますので今回だけは見逃してくれませんか?」
いやいや無理でしょ?一介の冒険者がそんなことできる訳が無いじゃんって、その手に持っているお金はまさか!賄賂!?
「でもねぇ〜まぁいいか発行したらすぐにこっちにも寄って来るんだぞ?」
解決しちゃったよ!?国の出入り口を管理する門番がそれでいいの?もし私が他国からの患者だったらこの国に出入りし放題じゃん!ザル〜!!ザルだよ!流石に検問が賄賂なんかで素通りできるなんて問題だよ!?まぁ通れる事になったからいいいけど。
へぇ〜やっぱり昔のヨーロッパって感じの街並みかな?なんか海外旅行してる気分になってきたかも♪なんか得した気分!周りの露天で売ってる料理でお腹が減ってなくても何か買って食べたくなっちゃうよね?
近くにあった焼き鳥のような串肉を買おうと思い近ずいて行ったけど手持ちがないことを思い出し断念、悲しみにくれるスタイル。
「ちょっとハルク!あれ!ヨルハさんが何か欲しそうな感じだよ!此処でアピールしなくちゃ!それに
周り!見てみなよ!」
「?・・・・・なるほど全く気が付かなかったよ。予想できるがこれを見るとヨルハさんの以上さが身にしみてわかるよ」
「そうね、いったい何人の男女が彼女を見ているのかしら?本人は鈍感なのか気付いていないけど確実にこの空間の中心は彼女よ」
「確かにな銀髪だけでもかなり目立つのにそれに加えてあの容姿だしな」
「わかってるんだったらさっさと近くに行って護衛でもしなさいよ、後アピールも!」
「え?あぁ、分かってる」
「ん?ハルクさんがこっちに来る?何かあったのかな。どうしました?」
「あっ、いえその屋台の鳥の串が欲しいのかなって」
「まぁ、そんなんですが今は手持ちがなくて後でまた来て買おうと思ってたところです」
しまった!欲しがっているところを見られていたのか!とんだ失態だ!以後気をつけよう。
「言ってくれれば僕が買いますよ」
「そんなの悪いですよ、今度買いに来ますから」
今すぐに欲しいわけじゃ無いし後で手持ちのポーションでも売ればこれくらい買えるお金は入るしな〜でもせっかくの好意を無下にもできないし。
しょうがない此処は甘えておこうかな?
「ありがとうございます」
そんなこんなでハルクに屋台の串肉を買ってもらい今頬張ってる、美味しい!この世界に来てから初めて食べる食事とても美味!予想したとうりこの串焼き焼き鳥のモモだ!適度に柔らかく肉汁が溢れる、それに少しとはいえお腹も空いてたからそれが更にこの串焼きを美味しく感じさせる!
「そろそろギルドに向かいましょ?」
「そうだな、ヨルハさん行きましょう」
あぁ、そう言えばそれがメインで此処まで来たんだった。
「そうでしたね、行きましょ」
こうしてギルドに向かう事になった。
「面白そう!」
「続きが気になるかもしれない」
「期待できそう!」
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