自分の事
「本当にすまなかった!」
本当だよ!悲鳴あげたのは私だけどさ!あの後結局他の3人も私の悲鳴を聞いて駆けつけて全員にバレましたとも!そりゃみんな驚いたもんよ、みんなの反応を見てやっぱりこの世界でも私の種族は希少種らしいそれを実感したね!やったね私新たな発見!!おめでとう!ってわけにもいかないよね〜
「いえ、こちらも何も言わずに水浴びをしてたのが悪いんですから」
「・・・・・水浴び」
「あのハルクさん?何お思い出してるんですか?」
このやろう私の発言でさっきの私の裸を思い出してやがるな?
「いや〜めっちゃ良いもん見れたぜ!」
おいコラそこのチャラ男!お前はしゃべるんじゃない!射手まうぞコラ?
バシっ!
「ごめんねヨルハちゃんウチのバカが」
「いえ、お気になさらず」
社交辞令社交辞令、これ重要!!本当は今すぐにでも2人の記憶を抹消したいところだけど。
シーーーーん
気まずい!何?なんで急にこんなシーンとなるの!?みんなそわそわして私を見たり周りを見たりして言いたいことがあるならはっきり言ったらいいのに。
よしこうなったらこっちから!
「あの〜何か?」
「えっと聞いても良いかどうか迷うんだけど〜」
「聞くしかねぇだろ?あんなの見たんじゃ」
「確かにな」
「えぇ」
なになに?なんか急に不穏な雰囲気になってるんだけど!?
「ヨルハちゃん、貴方ってもしかしてだけど天人族だったりするの?」
おっと気になっていたのはその事だったのか、でも待てよ?確かにさっきの彼らの反応で私の種族はこっちでも希少種だって事は把握出来たけどこ、どのくらいの希少価値なのだろうか?彼らならきっと知ってるはず!万が一の事があっても音をたてに口止めすれば良いしね!私って頭いい!
「そうですけど、そんなに珍しいですか?」
「珍しいなんて話じゃないわよ!天人族なんて遥か昔に居たと言われてる伝説上の生物よ!?」
あれ〜これってさっき考えた万が一に入る内容ではないだろうか?伝説上の存在ってそんなのどう考えてもまずすぎるでしょ!だって考えてみてよ日本で仮にツチノコが発見されたらどうなる?はい!みんなで考えてみよう!
・・・・・・・・・はい!答えは大騒動になる!でした!・・・・・じゃねぇよ!ゲーム上では希少種って言われてたから少数でも存在してると思っていたんだけど、どうやら私の考えは甘かったみたいまさか伝説上の生物だなんて。まずこれは非常にまずい、どれくらいまずいかって言うと初任給の給料を全部なくしてしまった程に不味い!
「仮になんですけど、もし街とかで私の事がバレたらどうなりますか?」
ここだ!ここが1番重要なところだ!
「まず間違いないことは国が総出でヨルハさんを確保しに来るだろうね。天人族は存在している事は確認が取れているけどそれ以外が何も分かっていないんだ、だから多くの学者たちが君を研究の材料として欲しがるだろうね」
その内容の話私予想できていました!よう的中!やったね私!・・・・・・・・・とか言ってる場合じゃなくなったんだけど。
「私は教会の書物で読んだ事おがあるのです昔天人族はその全員がかなり高い戦闘能力を有しており多くの国が彼らを欲しました、ですが天人族は皆誇り高く誰の下にも付くことはしい無かったそうです。そして彼らの介入を多くの国が恐れ始め天人族は全世界の敵になってしまったそうです」
「それでどうなったんだ?」
「その結果天人族は数を減らしていったそうです、ですが天人族はヨルハさんみたいに種族的に見た目がかなりよく捕縛され慰みものにされたともあります。ですがこの種族に関しての書物は殆どが存在していない為詳しい事までは分かっていませんでしたがヨルハさんを見てその可能性が増した気がします」
最後の発言は聞きたくなかったよセシリアさん、びっくりするほどうれしくない話が聞けて私とても満足!!おかげで今後注意しなければいけないことがわかったしよしとしよう!
つまりあれでしょ?この翼がバレなければ良いんでしょ?彼らはこれを見て私の種族に目星をつけたんだから。
「あの〜出来ればこの事は」
「分かってます、恩人の秘密は誰にも言いませんよ。みんなもいいな!」
「分かってるわよ」
良かった他の二人も頷いてるし一応これで大丈夫かな?
「そろそろ出発しませんか?いつまでもここに居るわけにはいかないですし」
「そうだな、確かに早く帰らないと夜になってしまうな」
「面白そう!」
「続きが気になるかもしれない」
「期待できそう!」
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