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王城

【ギルベルト(ギルドマスター)視点】


「それは誠か!ギルベルト!」


「はい、調査に向かわせた冒険者一人以外全員恐らくは報告にあった悪魔に殺された模様です、その生き残りの冒険者は断言しております」


流石の国王でも驚くよか、だがこの国の災厄が復活した可能性が出るだけでも王にとっては無視は出来ないだろうしな。


「ギルドの意向はどうなっておる?」


「はっ!我々は悪魔討伐のための準備を始めております、なので王国軍にも加勢をお願いしたく!」


流石にギルドの冒険者だけでは無理だ、話を聞けば敵は悪魔だけではなくハイオーガの集団を率いてる可能性がある、これが事実なら今のギルドの戦力だけでは心もとない。

 贅沢を言うのなら王子に出張ってきてもらいたが。


「う〜む、どうすべきか」


流石に直ぐに了承はできないか、仕方がないがここは思い切った対応をお願いしたい!彼らの調査した場所はこの国の近くにある森の浅い場所だったんだ、そこですら接敵してる!つまり的は恐らく直ぐにでも攻められる可能性がある。悠長にしてたら後手に回り守れるものも守れなくなってしまう!


ガチャんっ!


ん?誰だ?ここは誰でも入れるような場所ではにぞ?しかも何も言わずに入ってくるなど、下手をしたら投獄されてしまうぞ?


「父上、話は聞かせてもらいました、もし本当に災厄が復活したなら俺が出る」


「レオン、盗み聞きは王子のすることではないぞ?」


おお!まさか王子自らが来てくれるとは思っていなかった!この後駄目元でアポを取ってみようと考えていたが。


「あんたがギルドマスターか?」


「はい、ギルベルトと申します」


「だいたいの話は聞いた、それでどれくら必要なんだ?」


「どれくらいとは?」


「兵力だよ、冒険者たちだけでは戦力が足りないんだろ?なら俺の私兵を出す」


王子の私兵だと!噂では王国騎士の中でも選りすぐりの精鋭ぞろいと噂されている程の騎士団だとか!それの助力を得られるのなら!しかも王子自ら出られるとなるとかなりの期待ができる!

 確か王子はギルドの目安でSランクの実力を持っているとされている程の手練れだ!ならばハイオーガを一撃で倒してしまう彼女と組ませれば悪魔を倒せるかもしれない!


「待てレオンよ、まず今回の話の信憑性をだな」


「ギルドマスターがここに来てるってことは、それなりの確信があるんだろ?」


「はい、王子の仰るとうりです。最近冒険者の死亡率又は負傷率が大幅に増加していました、そして何回か調査を行いました、分かったのは魔物の数が圧倒的に増えているのです、特にハイオーガは多く見られるようになりました。悪魔の復活、魔物の増加の原因の説明は付きます、悪魔が復活した事により悪魔の魔力に当てられた森の魔物が活性化し増加したと見ております」


「確かに、そのような報告は上がっておったな」


「だから先ずはお俺の私兵で対応する、無理そうなら王国軍を使う、だから父上はいつでも出撃できるように準備を」


「そうだな、分かった。直ぐに騎士団長たちを集めて会議を開く、レオン死ぬでないぞ?」


「えぇ、もちろん無事に帰ってきますよ」


「ギルベルトよ、レオンと協力して事に当たってくれ」


「了解致しました!」


「ギルベルトよ、先ずは先ずは俺の部屋で今後の打ち合わせをしたいから、俺の部屋に今から来てくれ」


「分かりました」


良かった!話いがいい方向に運んでいる!まさか本当に王子の協力を得られるなんて。


・・・

謁見の間を後にした私は、そのまま王子の部屋まで案内された。


「それでギルドはどれくらいの戦力がいる?残念ながら戦力として数えられる者の数は少ないのです、しかし1人だけ期待できる人物がいます」


「ほう?強いのか?」


「はい、彼女はハイオーガを一撃で倒せるだけの実力を持っています」


「彼女ってことは女なのか?」


この反応は、あの噂はどうも本当だったらしい、噂では王子は大の女嫌いだとか。

 立場上彼には多くの女性がその権力欲しさに群がってくるだろうしかも王子自身かなりの美形だしな、貴族令嬢がほっとく訳ないよな、王子には1日何件もの結婚の話が来ているに違いない、そのどれもが王子の権力を目当てにやって来るモノばかりだ、それは嫌になるのも仕方ないか。


「えぇ、まぁ、そうですね」


「足手まといにならないなら良い、それで作戦はどうする?」


「王子の私兵を使えるのなら、冒険者と組んでハイオーガやその他の魔物を足止めして、その隙に少数精鋭で悪魔を討伐するのが良いと考えております」


「ならその精鋭は私の私兵とソナタからはその彼女とやらが来るのだな?」


「はい、王子と私兵数人とヨルハ殿の数名で悪魔を討伐してほしいのです、そのほかの魔物はこちらでなんとかしてみせますので」


魔物を誘き寄せるアイテムを使えば、高い知能を持った悪魔以外は釣れる筈。


「今、敵は攻めてきていません!なので防御は冒険者と王国軍で城壁とアイテムを使い敵を惹きつけます、これで恐らく殆どの敵が釣れるでしょう!そして手薄になった敵のボスを王子達で討伐する。もし悪魔がこの国に来たら流れを止めることはできません、そうなれば甚大な被害が」


「分かっている、それが最善か」


「何かあっても脱出のルートは確保しておきます」


王子に何かあれば、国の希望が絶たれる事になる、だが国一番の戦力を出し惜しみしても意味がない。


「う〜ん・・・・よし!良いだろう、その作戦でいこう私は準備ができたらギルドに向かう、お前はいち早くギルド戻れ」


「了解致しました」


最初は絶望しかなかったがなんとかなるかも知れない!王子が出張ってくれるならきっと!

「面白そう!」


「続きが気になるかもしれない」


「期待できそう!」


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