こっそり
皆さんこんばんは!私は今【ハイド】のスキルを使って部屋の角に隠れています。
なぜ私がこんな所にいるのかって?説明しましょう!お風呂に入り終わってからベットに入って寝てると夜中急に私の部屋に向かって2つの気配が迫っていることに気がついて急いで分身体を作って私は部屋の角に移動したんですよ!
もしかしたら別の部屋に用事があったのかもしれないけど、ギルドの件もあるから警戒は必要かなと思って。
そんな感じで一応対策を取ったんだけど嫌な予感って当たるもんなんだね〜こちらに来ていた2つ気配は物の見事に私の部屋に入ってきた、しかも見るからに怪しい格好でここまできたらもう私の予想どうりでしょ?
絶対この二人はあの絡んできた男の仲間だよね?それで私に恥をかかされたと思って私に復讐にでも来たと思うんだよね、それでこのまま私が捕まって彼らのアジトにでも連れて行かれたら確実にロクでもない事になる。この展開はバカでもわかるよね〜
だから彼らの思い通りになりたくはにけど、彼らの事も無視は出来ない、だからこその分身体よ!コイツらにわざと私の分身体を拉致させて彼らのアジトを特定する、そして特定した場所に襲撃だ!!これが私の天才的頭脳が導き出した秘策よ!
なら私自身が拐われればいいじゃんって?わかってないチミ〜こういうのも何だけど私に見た目って男だったら誰もが欲しがるほどの美貌なわけよ、そんな女が目の前にたら変な気を起こしたり問題が起こったりする可能性があるじゃん?
っえ?
「ご苦労さん」
ザシュっ!
「え?」
え〜〜なになに?ドユコト!?なんか急に二人組の一人がもう一人を後ろから刺したんだけど!しかも的確に急所を!あれは流石にダメかな〜まぁ治す気もないんだけど、これが悪党どもの関係かなんとも薄っぺらい関係だね〜
「ドウ・・ジ・デ」
「シーシーシー」
ニコルは案内人の男がこれ以上声を出せないように口を塞いだ。
「周りの部屋のやつはまだ眠ってる時間だ、夜中にそう声を出すもんじゃない」
そうしてナイフを案内の心臓部分に持ってくる
「悪いな、お前に恨みはないんだけどよ、お前もう用済みなんだわ俺の幸せな人生のために、ここで死んでってくれ」
「いやだ・・・まだ・・死にたくな・・・・・ぃ」
案内人の命乞いも虚しくそのナイフはゆっくりと彼の心臓に刺さっていった。
南無三、まぁ人おをさらう手伝いをしたんだこうなっても仕方がない、だけど流石になんだか気分が悪かな。
「全くよ、良かったなこれで妹の心配しなくて済むじゃねぇか、バカな奴だこれで妹が帰ってくるわけねぇのによ、というかとっくの昔に逝っちまってるからな、良かったじゃねぇか向こうで再開できるかのしれねえな!ハハハハハ・・・・さてと俺は目的を達成するとするかっ!」
男は勢いよくヨルハ(分身体)が羽織ってる毛布を剥ぎ取った。
「最高の身体つきじゃねーか!今からお前は俺のもんだ!この奴隷の首輪をつければお前は俺の所有物だ、これからが楽しみだな!」
うわ〜あんなおっさんんの所有物なんて死んでもごめんこうむりたいね、ってなんかこの世界に来てから私の所有権誰かに主張されすぎじゃね?私は私のものなんだけどな〜そんな勝手に「お前は俺のものだ!」とか言われても〜まぁイケメンとかだったら良かったんだけど言われたのって両方ともおっさんって。
この展開、これって絶対この人の独断だよね?仲間の一人殺してるし、だったらコイツアジトに戻らないんじゃね?
「さーてこの女攫って別の国で暮らすとするか、ジャスレイには悪いがこんないい女渡せるかよ」
はい確定〜つまりコイツに拐われたとしいてもあの男のアジトには行けないって事だよね?しかもこれでこのお男があの男と関係あることが判明っと。
でもどうしよう?コイツアジトに戻らないんだったら用ないんだけど。
っていうか前にも思ったけど転生前だったら絶対にパニックになってるよね私?やっぱりこの体が大量のモンスターや人間型の
エネミーを倒してきたからこんなにも冷静でいられるのかな?
「取り敢えずこいつをギルドに持っていくかな」
「ヤベェ、コイツを殺したからか興奮が収まらねぇ!まぁ今つまみ食いしても良いだろう」
コイツいきなり服脱ぎ始めたんだけど!?
「へへ、コイツがどんな声で鳴くのか今から楽しみだ!」
「ハイハイ、もう良いから早くズボン履きなよ?」
「誰だ!」
ニコルが振り返るとそこには寝間着姿の女がいた、しかもその見た目は今ベットで寝てる女と瓜二つであった。
「何?どういうことだ?お前ら姉妹なのか?まぁいい、大人しくしろそうすれば痛い目に合わなくて済む」
ニコルは懐に隠していたナイフをヨルハに向けた。
そしてゆっくりヨルハに近づいていく。
「それ以上近づかないでくれる?と言うか早くその・・・えっと・・・ズボン履こ?」
「その必要はない、どうせ今履いてもすぐに脱ぐことになるからな」
「残念だけどあなたをギルドに突き出す」
「そうかそうか、なら少し痛い目を見てもらうしかないな?大丈夫だ傷ならすぐに回復薬で治してやるっ!」
一気にヨルハに近づいてきたニコル。
あ〜やっぱり遅いな、そんな攻撃で私がやられるとでも・・・!?
そのときヨルハは見てしまったニコルの下半身から伸びる棒を。
キャーーーーー!!初めて見た!お父さんのものも見た事ないのに!初めて見たのがこんな奴のものだなんて!
【舜動】
「何?」
ニコルの視線から急にヨルハが消え、今さっきまで立っていたはずの視線は今では地面を向いている。
「さっきの貴方部下か知らないけど彼を殺したでしょ?殺しはしなけど相応の罰を受けるべきでしょ?」
「この野郎!!・・・へ?あれ?俺の足・・・え?・・・・・あ”・・あ’あ’あ’あ’あ’あ’!!ムグっ!」
「シーシーシー、静かにあなたもさっき言ってたでしょ?みんな寝てるんだから静かにしないとね?【スリープ】」
後はコイツをギルドに引き渡せばあっちが何かしらの対応をとるでしょ、ギルマスもあんなこと言ってたし。
ん〜今からギルドに行くのめんどくさいし手っ取り早く転移でコイツ送っとこかな?大丈夫!高速はガッチガチだから抜け出す事は不可能だしそれ以前に明日の昼頃までは意識戻らないし、朝には誰かしらが来て彼を捉えてくれるでしょうきっと。
【転移】っとこれで終わりっと。めんどくさいくさいからコイツが殺した青年も送っといたよ!面倒ごとはギルドに丸投げ!・・てへ
あ〜やばい私の睡魔がすごいことになっている!今ベッドに入ったら秒で寝れるほどに眠い・・・・ではお休み。
・・・
【朝のギルド】
「おはようございま〜す、え?なにこれ?何であんなところで拘束された人が寝てるの?しかもあれって死体?え〜!!!!」
今日1番に出社した受付嬢によって拘束されて眠っている男とそおの隣の青年の遺体はギルドに確保された、拘束され眠っている男の身元が判明するのにはそう時間はかからず、すぐさまこの原因の渦中にいるある人物をギルマスは呼び出すように使いを出したのだった。
その指示を出したギルマスは朝からドッと疲れた表情をしていた。
「早速厄介ごとに巻き込まれたのか、私があの場で言ったのにも関わらず馬鹿な連中には何を言っても無意味か」
奴の話ではジャスレイがヨルハ殿を自分のものにしようとするために自分の部下を彼女の元に送り込んだ、自分はそのうちの一人で命令されて仕方なくだったか、死んでいた青年も彼女がやったと言っていたがそれも本当かどうか。
コンコン
「入れ」
「ギルマス、ジャスレイの元に使いを出しましたが奴は行方不明です、どうやら行方をくらました様です」
そんな事だと思ったよ。
「分かった、それでもう一人の方は?」
「今職員のものを向かわせています」
ジャスレイは、まぁどっちでもいいが問題はもう一人の方だ、私の予想では彼女はかなりの実力を隠している、もし今回の件でこのギルドを離れる事になればかなりの損失になる可能性がある。それだけは何としても避けなければならない!
「面白そう!」
「続きが気になるかもしれない」
「期待できそう!」
なんて思った方が居たらぜひとも下の星を1以上お願いします!
ついでにブックマークもしてくれると執筆の励みになります!
感想も受け付けているので辛口でもいいです!ぜひお願いします!