初依頼
「はぁ〜お風呂は結構良かったから過度な期待が過ぎたかな?食事のクオリティがあそこまで低いなんて、次からは食材を買って自分で調理しよう!」
ん?他のメニューはどうだったって?そんなの最悪に決まってるじゃん!最初は美味しそうかも?と思ったけど食べてみるとどれも味が薄い!絶対アレは調味料をケチってる!塩気なんか絶対に足りてないじゃん!だから薄いんだよ!
今さらさらそんな事言っても意味ないけどお恐らく二度と私はあの店には行かないかな〜やっぱり次からは自分で作るしかないか。
何を作ろうかな?素材はアイテムボックス内に大量に入ってるし、料理道具も揃ってるからあとは厨房を借りる事がでいれば完璧なんだけど〜ちょっと頼んでみようかな?
やっぱり日本育ちの舌は肥えてるんだな〜今日初めてそう思ったよ。
この視線にもそろそろ慣れないといけないかな?外に出ればすぐに子の視線がまとわりついてくる、ハッキリ言って鬱陶しいけど流石にヤンキーみたいに「何見てんだ!あぁ?」なんて口が裂けても言いたくない!私の最高傑作にそんなセリフは似合わない!
みんないつ私に声かけようかタイミングを見はかっらってるのかな?それともお互いに牽制しあってるのかな?所々に話しかけようと一歩前に出たけど殆どの二歩目がない人が多い。
何この光景?まぁいいや、話し掛けられる前にさっさと此処から退散しよっと話しかけられても邪魔なだけだし他の人たちに依頼が取られる前に早くギルドに向かわなきゃ。
帰っていました冒険者ギルド!昨日は疲れてすぐさま宿に向かったけど、ハルクさんたちはどうしてるのかな?すでに依頼を受けて行っちゃったのかな?
まぁ取り敢えず何があるのか確認するしかないかな?
ん〜何にしようかな?今の私のランクは1番下のランクなんだよね〜規約的には1ランク上の依頼しか受けられないから簡単な討伐クエストしか受けられないかな?
そっちの方がランクも早く上がるから上のランクのクエストを受けようかな?
「すいません、この依頼を受けたいんですけど」
「かしこまりました、討伐の依頼ですね。え〜っとゴブリン5匹のですね・・・・はい、これで受注完了です、ではお気をつけて」
てなわけで初めてのクエスト頑張っていこう!ゴブリンならおそらく1番弱いモンスターのはずだから今の私のレベルなら楽勝でしょ!早く終わらせて時間があれば別の依頼も受けよっと。
と言うわけでやって来ました!え〜っとなっていう森だっけ??たしかグラナダの森だったような〜まぁいいか、早く目的のゴブリンを見つけて討伐しよう。
なんか普通の森って感じかな?こういった感じはどこの世界も変わらないのかな?何処にでもある森でモンスターなんか出てくるはずが無いと思ってしまうほど穏やかな場所だな〜
こんな場所に本当にモンスターって出るのかな?結構王都から近い場所だし、でも探して討伐しないと依頼の達成にならないから探すしか無いけど。
【気配察知】
ん〜おっ!本当にいた!ここから少し離れてるけどなかなかの数がいるな、それに他のゴブリンよりもふたまわりは大きなガタイのゴブリンんもいるし、アレを倒せば依頼達成じゃん!ラッキー!
そうと決まればいざ!let's go!!
【瞬動】
やっぱりこの体の凄いわ!初歩の移動スキルなのにメチャクチャ速い!転生前だったら数十分はかかる距離をほんの数十秒なんて驚きだわ〜
「グギャ!?」
取り敢えずまず一匹!
グチャっ!
うおっと!適当に突き出したパンチだったけど一撃で即死じゃん、ってそんな事思ってる暇なかったわ!勢いに任せて敵のど真ん中に
陣取ってるから全方位に敵がいる。
「お前は何者だ?」
おっとふた回り大きなゴブリンは何と知性を持っているようで、こちらに話し掛けていたではありませんか!?何とも不思議これがカルチャーショックなのかな?
そんな事を考えてるうちにいつの間にか全員の戦闘準備が整ってるし。
「おい!お前!何者だと聞いてるんだ!」
あっ!考え事してて反応するのをてっきり忘れてたよ、ごめんごめん!
「えっと一応貴方達を倒しに来たものなんだけど」
「ふん!人間ごときがこの私を倒すだと?笑わせる、だが・・・・・・」
だが?なんか急に止まったんだっけど?だがなによ?
「女、貴様俺のものになるなら、その命助けてやろう」
・・・・・・・?何だって?この肉ダルマは今何って言った?オレの女に?
「嫌ですけど」
当たり前じゃん!何でこんなゴブリンの女にならなくちゃいけないの!?意味わからん。
私の娘をあんたみたいなゴブリンの女になんかするわけないじゃん!しかもあんたの女になったら絶対エロ同人誌みたいなことになるでしょ!!(確信)
「お前に拒否権はない」
はい!聞きまして?拒否権はないんだって・・・・・よし殺すか。
これは話が通じない相手と見た、これ以上しゃべることもないしさっさと倒して依頼完了しよっと。
「お前達!女を捕らえろ!」
「グギャっ!」
デカブツの合図で一斉に私に向かって走り出して聞いたけど、やっっぱり遅いわ。それにそんな木の棒で私の防御を突破できると
思いで?はっ!片腹痛いわ!
【地壊】
全方位から来るなら簡単よ!範囲攻撃を仕掛けてしまえば敵は全滅必死!自分を中心に円を描くように地面から岩の槍が何百も突き出されるから避けることはほぼ不可能!
「ギャ!?」
今更危険と察知してももう遅い!すでに貴様らは私のテリトリー内なのだよ!
「ガッ!!!!!」
はい、ゴブリンの串刺しのいっちょあがり!いや〜見事にあのデカブツ以外は殲滅できたわ〜此処まで綺麗に決まると脳汁がドバドバですわ〜
「フンッ!」
ん?【瞬動】っと。
「不意打ちか危ない危ない」
「俺の一撃を避けるとは、しかもその強さお前を苗床に使えばさらに強いオークが生まれるはずだ」
やっぱり薄い本見みたいなことしようとしいた!ていうか貴方ゴブリンんじゃなかったんだ、どうりで一人だけ体格が桁違いだと思ったよ体の大きさもさることながら・・・すごい腹筋あれでイケメンだったらありかもしれない・・・・・腰回りも引き締まってっ!?オイオイオイ!!ダメでしょ!なにテントはってんだよ!自己主張激しいなオイ!
って前世で画面越しで見たものの何倍あるのあれ?あんなの絶対無理やん壊れるやん、強いオーク生まれる前に母体死んでしまういますけど?そこんところも考えてるわけないよね〜まぁ考えても苗床になる気なんて無いから意味ないけどさ。
「そういうのは遠慮しときます」
「貴様に拒否権などあるものかよ!」
おっと!会話の途中にいきなり拳で語りに来るなんて脳筋かな?しかもオークの拳で地面が陥没してるし、あの攻撃食らっても多分大丈夫だけどその勇気はないかな〜。
「ちょこまかと!」
無駄無駄!そんんな大ぶりの攻撃が私に当たるとでも?威力はなかなかだけどスピードがイマイチ、それでは私を捉えることは出来ない!
ん〜これで10発目かな?そろそろ反撃しようかな。
「いい加減くらえ!」
隙あり!その大ぶりの拳を避けてその隙だらけの腹部に【激震】超近距離技をくらえ!
グチャッ!
・・・・・・・・・・グチャッ?こういう時って吹っ飛ぶ感じの効果音がすると思うんだけど〜・・・・・・やばいなこれ、吹っ飛ぶどころか貫通してるじゃん私の手がオークの体を。
なるほど至近距技に体が耐えられなかったのかな?南無三。
「面白そう!」
「続きが気になるかもしれない」
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