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異世界初心者の来る年



新年明けまして、おめでとうございます!


前回に引き続き、時期モノイベントな会話文投稿します。

ほぼ大人組だけなのでって事で新年なのにお下品な仕上がりに。ごめんなさい。でも楽しかったです!

本編にはそこまでリンクしてないと思います。でも登場人物意味プーなっちゃうんで、最新話までは読んだいた方が良いです。それでも宜しかったらどうぞ!


 


 陽期 1の月 1日 朝


 サーリーはルシファーと共にベッドで就寝中なので、大人組3人がリビングで会話中




「ゔゔぅ」

 ※二日酔いの嫁


「にゃゔゔぅ」

 ※甘酒なのに二日酔いの旦那


「あれ、何でお前ら早起きしてんだ」

 ※最終的に一升瓶3本開けたのに元気なアニキ


「……なんでって」


「だって話終わった後、マイはディルムッドにベッドに連れ込まれたんだろ? ……まさか、盛り上がらな」


「てーい自粛!」


「にゃんにゃ! 昨日のマイも可愛かっ」


「ディルも嬉々として夫婦の情報漏洩しないでぇ!?」


「みぃ…自慢、したいのに」


「断固拒否!!!」


「……ぶ、はははっ!」


「ぅうっ笑うなぁ! ………………私らだけ恥ずいのズルイ! ノーランも何か……彼女遍歴的な事教えてぇや!」(ついでにディルのにいねぇちゃんとの仲を取り持つきっかけ寄越せや鈍男!)


「……にゃ!」

 ※マイの思惑に気付いて一緒に聞く体制の旦那


「彼女遍歴って……俺、彼女居た事無いぞ?」

 ※そして全く気付かない鈍男


「はあ? ……ディル?」


「俺が子供の時から、週に3回は直接女の人からお手紙貰ってた」


「ほら、ネタは上がっとんのや。さっさと白状せぇ」


「ああ? んな事あったか? …………ああ〜確か、お嬢様の病気が治ってから体力づくりの一環で王都の散策して……そん時に、柄の悪い冒険者に()()()()した時に迷惑被ってた奴からはお礼だって言われて……菓子折と一緒になら、何度か貰った様な……女だったか?」


「にゃん」


「ガチで恋する乙女に気付いとらんぞこの鈍男…………お礼にお食事でも〜とか、書いてなかったん?」


「んー、どうだったか……渡される時に言われた気もするが……行った記憶ねぇし」


「何で?」


「昼間は鍛錬したかったし。夜も、結構な頻度でディルムッドが飯食いに来てたから断ってた。それに俺は……あー……まぁ、何と言うか。……根本的に俺はそこまで女に興味が無かったというか……俺がマイに触ってもディルムッドが怒らないので察してくれると有り難いというか……」


「にゃ……にゃ!」

 ※慌てだした


「え。…………やっぱ、ノーラン…………恋愛対象が男のひ」


「違うわ! てかやっぱって何だよ!」


「だって今、女に興味無いって言った」


「そういう意味じゃねぇ! それに俺は、見る分にはおっぱい好きだっての!」


「巨乳好き文化な男は死ね!」

 ※中指立てて叫ぶ鬼嫁


「ああ言えばこう言う!」


「……んじゃ、どんな理由?」

 ※旦那を見詰める


「にゃ……そ、それは……ノーランと、約束して……」

 ※素直に言わなかった為、鬼嫁に睨まれて半泣き


「……」

 ※ディルムッドが素直に教えなかった為、お仕置きで尻尾痛がるように揉み始めた


「みゃっにゃっ……ごめんにゃさい〜!」

 ※尻尾揉まれて半泣き。でも言わない良い子の旦那


「あ〜、だからぁ……………、その、…………………ぐゔぅ、女に向かって言うの、すっげぇ精神削るな、おい…………あ〜、その、俺…………は、反応、した事……無くてだなぁ……!」

 ※頭掻き毟りながら顔面真っ赤


「反応って……何の?」


「だからっ……、…………………………ナニ、がだよっ」


「……、…………、………………はぁ!!?」

 ※察した


「みぃっ!?」

 ※尻尾を嫁に力一杯握られて泣いた


「……いやー、うん。成人した時に軍のおっさん連中に、祝いだぁって娼館でナンバーワンの女紹介されたんだが…………まぁピクリとも」

 ※開き直ったけど顔面真っ赤のアニキ


「「……」」

 ※虎にゃんこ夫婦、顔真っ赤で無言


「……その時にまさかって事で、その女がそっち系の男まで連れて来て、まぁまぁえらい騒ぎに…………ユーリディア王子にまで同情されたのは、未だに死にたくなる」

 ※死んだ魚の目になったアニキ


「………………お、男の人は極度の緊張に弱いと聞き及びましたが」

 ※デリケートな問題の為畏る嫁


「気遣わなくて良いって……まぁ俺のはどっちかって言うと体質だな」


「た、体質?」


「……ああ。俺の一族は色々と血が混ざってるから、時々そういうのが産まれるんだと。……だから()()が分かった時、直ぐに俺の親父殿と母上殿が寝所に篭ってな……何年か後に弟こさえたのは流石だった」


「凄いな両親! てか弟居たんや!?」


「うん……ノワール、確か今年で10歳。髪の色違うだけで、ノーランそっくり! ノーランの事大好きな男の子!」


「……ディルムッドはいつもああ言ってるけど歳離れてるせいか、くっそ生意気なくっそ餓鬼だぞ?」


「……ノーラン、皆のノーランだったから。自分だけのお兄ちゃんじゃ無かったから……俺、ノワールの気持ち分かるよ!」


「何で弟まで誑し込んでツンデレに進化させてんの?」

 ※旦那も誑し込んでるのに節操無いなぁと思ってる鬼嫁


「何でそうなった」

 ※そして気付かぬ鈍男


「そんなら……ノーランはムラムラした事ないんか」


「むっ……!? え、待て待てっまだこの話続けんのかよ」


「いや続けるし! そんで……は、反応せんでも何か……おっぱい以外に何か無いの!?」(恥ずい思いしてんのに下ネタしか聞き出せてないのはあかん!)


「にゃ、にゃうっ!」(マイ凄いっ頑張って!)


「ぇええ……マイ、まだ酔ってんのか? 他所の男の性事情とか……嫁に行った女が旦那の前で聞く事か?」

 ※ドン引きするアニキ


「もったいぶらんと、さっさとムラムラした事言えやっ!」


「ぇええ」

 ※やっぱりドン引きするアニキ




 ――――――


 ――――


 ―――




「ぐすん……結局聞き出せなかった……」

 ※旦那の尻尾もみもみ

「にゃうにゃう」

 ※頑張った嫁をソファで膝枕と尻尾で癒し中


「ふわぁぁ……? おはよ〜?」

「りゅぁぁ……? るるぅ〜?」

 ※そんな2人を不思議そうに見る子供達


「おう、おはよう。その2人は気にしないで朝飯さっさと食えよー」

 ※アニキがおさんどんして終了







筆の進むままだと恐ろしいモノが出来上がる、の典型。ひ、酷い内容ですが書いてる本人はとても楽しかったです( ̄▽ ̄)


そしてこの後書きの下に、も少しお下品なオチがあります。

皆様が脳みそ空っぽにして見てくれてたって、信じてます!←これがホントの他力本願












朝食後、ノーランの自室にて



「……」

(うーん。ムラムラなぁ……うーん)


「マイのあの様子だと、やっぱ興味なさ過ぎはおかしいのか……?」

(昔から、剣振ってる方が性に合ってたんだが……うーん)


「俺がムラムラって……つまりは興奮しそうな事だろ?」

(うーん…………成人したばっかの頃だと……やっぱ、ディルムッドとかアルフレッド様とかユーリディア王子とかと闘ってる時しか、なくね?)


「……他って言っても………………………あ」

(興味っていうか……()()()が馬鹿なこと言わないで、心入れ替えて俺達に……俺に向かって『死にたくない』って、本音剥き出しに泣き叫ぶんなら…………)


「……見たいなぁ」

(うん。すっげぇ見たい……どんな顔でも……あ?)


「何で俺、今ツクヨミ神の顔、思い浮かべ…………? ……ぇ、………………は?」←ぺたぺた自分の下半身触りだすアニキ


「……」

※顔色真っ青から真っ赤に行ったり来たり


「……は、……………………はは、マジか?」

(この誤作動は、ディルムッドにも一生秘密にしとこう)





おーわーれ!



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― 新着の感想 ―
[一言] アニキ……ろりー??ろーりーー??|д゜)チラッ←疑 マイ頑張れ!アニキの全てをねほり◯ぱほりん!ディル役立たずーー!←盛大なディスり(笑) 役に立ってないディルは尻尾もにもにの刑ですよ!…
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