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ガーディアンラプソディ  作者: shun
試験騒乱編
22/47

第1幕 新たな護衛


体育祭が終わり問題のない日常がまた始まった。


あれから敵の襲撃もなく平和な日が続いていた。

ただ変わったことといえば、親父が言っていた通りにもう1人ガーディアンがクラスにやってきた。


「俺は、海馬聖也だ!よろしく頼む。」


そう、海馬聖也だ。

ガーディアン6であり、何故か俺の事を敵対視していてかなり仲が悪い。


実際この自己紹介が終わった後に、俺にだけ聞こえる声で、


「あまり、俺に関わるなよ。」


なんて言ってきやがった。

護衛対象が同じなんだから、協力して対応すればいいのに。


まあ、そんな事があっただけで他には何もなかった。

とくに体育祭に襲撃を仕掛けてきた、スコーピオンの毒蛇(ポイズナー)もあれから何も仕掛けてこなかった。


ただ今もあの時に言っていた、実験とは一体なんだったのだろうか?

どうしてもそれが気になって仕方ない。


それに奴が学園の中にどうやって入ってきたのもわかっていないから、早急に探さないとダメだな。


まあ、そう考えると海馬聖也が護衛に加わってくれた事は俺の自由に動ける時間ができたので助かるな。


そんな事を考えていると、


「おい!柿崎何ぼーとしているんだ?」


「えっ!」


いきなり恭子さんが俺に話してきた。

そういえば、今はホームルームの最中だったっけ?


「まったくちゃんと聞いておけ。もう時期初めての試験だから各自ちゃんと勉強しておけよ。」


恭子さんは、改めてそう言ってホームルームは終了になった。


「おいおい、清やん。一体どないしたんや?」


「いや、響也ちょっと考え事をしていたんだ。」


「へー。」


響也は俺にだけ聞こえる声で、


「あいつは、信用できるんか?」


「同じガーディアンだからたぶん大丈夫だ。」


やはり、響也もそれを心配していたんだな。

まあ、俺との仲は悪いがちゃんと仕事はしてくれるだろうさ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ほう、ここにあやつがおるのか?」


「ああ、そうだ。」


「なら次の計画は楽しめそうだな。」


「あまり、暴れないでくれよ。」


「それは安心していいぞい。計画とあやつと遊べれば十分じゃからの。」


「俺に迷惑かけるなよ。」


「ふふふ、安心しておけい。それよりも情報をちゃんと持ってくるんじゃぞ。」


「わかっている。」


学園前にいた2人はそんな会話の後に、どちらもその場からいなくなった。

いつも読んで頂きありがとうございます!


次回は2017/12/9に更新予定です。

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