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ガーディアンラプソディ  作者: shun
体育祭狂想曲
21/47

番外編 スコーピオン

いつも読んでいただきありがとうございます!


次回は2017/12/2に更新予定です。


虚像(ホロウ)計画は順調に進んでいるよ。」


毒蛇(ポイズナー)か、そうかそれは上々じゃないか。」


「そうそう、名無し(ヴォルフ)がいたよ。いい感じに歪んでいたよ。あれなら楽しめそうだよ。」


「そうだろうよ。あまりちょっかいをかけるなよ。」


俺たちは、世間には犯罪組織スコーピオンと呼ばれている。

もっともそれは勝手に呼ばれているだけで、別に決まった名前はない。


そして俺たちの互いの呼び名もただの愛称なので誰1人として本名は知らない。


今俺たちの組織は、俺、毒蛇、臓物食い(カニバル)操り人(マリオネット)破壊者(ブレイカー)を中心に構成されている。


もっとも数年前まではこのメンバーに名無しがいたが、今はここから離脱をしてなにやら面白い事をしているらしい。


奴の本質は俺達に作り上げられ殺し屋として完成しているのに、なんでも人を守る仕事をしているらしい。


あいつは気づいていないんだろうな。

殺し屋なのに人を守ると矛盾がやがて自分を殺すというのに。


いったい名無しは最後の時はどんな声で鳴いてくれるんだろうか?


「虚像?いきなり笑って何を考えついたんだ?」


「おや?笑っていたかな?ちょっといい事を思いついただけだ。」


「まあ、別にいいけど。それより今回の計画で自前の傭兵団が一つ潰れた。後で補充してくれよ。」


「そうだな、時期に次の計画を実行する時がくるから用意をしておこう。」


「ほう?誰が担当するんだ?」


「お前か、臓物食いに頼む予定だ。それに奴らの情報は常に最新のが手に入るからな。」


「なるほどなすでに潜入しているのか?」


「違うよ。名無しを嫌っている奴は結構いるんだよ。俺たちが甘い言葉で接触したら簡単に情報を提供してくれてるよ。」


「ほう?それは面白いことになってるじゃないか!」


「まあ、まだいい時期じゃないから手は出さないが、最高に楽しめる時がやがてくるさ。」


「ふん、私は自分が楽しめれば別に構わないさ。」


毒蛇はそれだけを言い残して去って行った。


まったく、あいつは何故この楽しみが理解できないのか残念だな。

なんのために今更月城の忘れ形見を処分しようとしていると思っているんだ!


全ては最高の楽しみのため決まっているじゃないか!

はたして、本当の真実を知った時のあいつらの反応はどんなものなのか、今から考えるだけで自然と笑い声が出てしまいそうになる。


さて、その時まで十分に育ってもらわなければつまらないからな。

次はどの傭兵団を潰して攻めるかな。

俺達に協力している奴を使って攻撃を仕掛けてみるのも楽しそうだな。


さてと、最後の楽しみのために下準備をしっかりと整えておかなくてはな!


早速次の計画を始動させていくことにしよう!

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