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勇者の隣の一般人  作者: 髭付きだるま
第二章 修業編
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第二十七話 何も知らない氷の勇者

2017/07/14 本文を細かく訂正

 気がつけばいつの間にやら秋になっていた。

 春の半ばにサムが孤児院にやって来てから随分と時が経った。

 


 朝起きれば、そこはふかふかのベッドの上。

 隣には見目麗しいお姉さんが待機しており、声を掛けるだけで美味しい朝食が運ばれてくる。

 豪勢な服を着て、過剰なまでのお付きを引き連れ、部屋の外に出れば、誰も彼もが跪いて必要以上に持ち上げてくれる。

 思い通りにならないことなど無く、誰も彼もが彼の言うことに従ってくれる。

 サムの今まで過ごしていた世界はそんな場所であった。



 孤児院は全く違う。

 朝起きれば、そこは雑魚寝のせんべい布団の上。

 右も左も子供達に囲まれており、たまに体の上に子供達が転がっている事もある。

 日が昇る頃に目を覚ましたら、冷たい水で顔を洗って朝食の準備に取り掛かる。

 昼と夜の食事は大人が面倒を見てくれているが、孤児院の朝食は自分達で作らなければならないのだ。


 継ぎ接ぎだらけの服を着て、部屋の外へ一歩踏み出せばそこは戦場だ。

 光り輝く青い瞳と髪を持つサムは子供達に大人気。

 孤児院で暮らすようになってから毎日のように追い掛け回されているのだ。

 勿論『偉大なる氷の勇者様』であったサムからすれば、子供達に群がられても良い気はしない。

 しかし母と兄から『子供達に傷をつけたりしたら許さない』と言われてしまっていては手が出せない。

 サムの心には母と兄が恐怖の象徴として刻み込まれているからだ。

 思い通りにならない事ばかりで、誰も彼も彼の言う事には従ってくれない。

 これが孤児院でのサムの暮らしぶりであった。



 今まで贅沢な暮らしを満喫していたサムは、最初の頃は孤児院での生活に面くらい、事ある毎に文句を言っていたが、今ではすっかり順応している。

 理由は色々とあるが、一番の切っ掛けは子供を助けた事にあったのだろう。



 ある日、外で遊んでいた子供の1人がちょっとした段差になっている場所に気づかずに下へと転がり落ちて、骨を折る重症を負ったことがあった。

 子供達は泣きわめき、怪我をした子は動けない。

 たまたま近くにいたサムは子供達に呼ばれるが、どうして良いのかなんて分からない。

 しかし、対処方法は分からないけれど、せめて痛みを軽減しようと、怪我をした箇所を氷で覆って冷やしておいた。

 流石は氷の勇者、氷の扱いはお手の物である。


 結果的にこれは子供の骨折の痛みを緩和する結果となり、サムは骨を折った子供に感謝されることになった。

 今まで散々持ち上げられて来たサムであったが、本当に感謝された事など無かったのだろう、どう反応したら良いのか分かっていない様子であった。

 しかしその事件があってから、サムは積極的に子供の面倒を見るようになった。

 やはり子供の成長において、環境というのは大事なのだなと実感したのであった。


------------------------------------


 一方俺はと言うと、薬局の仕事と孤児院での副園長の仕事に加えて、遂に商人としてデビューを果たしていた。

 とは言え、やっている事は広場での路上販売だ。

 どの町でも青空市場という場所があり、町の住民や、近くの村からやって来た農民達が持ち寄った日用品や農作物を売っているのだ。


 俺は薬局も孤児院も落ち着いている時を見計らい、そこで自作の薬や便利グッズを販売している。

 しかし売上は芳しくない。

 そもそもアイデア商品である上に、子供である俺が売っているため客が余り寄って来ない。

 そしてワザワザそんな物を買わなくても生活出来る為、金を払う人が少ないのだ。

 前世の記憶を参考に、色々な物を作ってはいるのだが、結果も反応も今ひとつである。


 商人という職種を舐めていたつもりはない。

 しかし今まで読んで来た小説や漫画では、異世界に飛ばされた主人公達は、日本の品物を売ることで楽々と巨万の富を得ていた。

 実際初めて売りに出した計量カップと計量スプーンは売れたのだ。

 しかし俺の商品は売れていない。

 これが現実。

 最初のあれはただのビギナーズラックだったという事なのか。




 「いやあ、そんな事は無いと思いますけどねぇ」


 孤児院の園長室の中でエースは俺にそう言った。

 俺達は今、書類仕事に取り掛かっている。


 俺の孤児院での仕事は大きく分けて3つある。

 1つは子供達の遊び相手になってあげること。

 2つ目は子供達に勉強を教えること。

 そして3つ目は孤児院の収支の計算をすることだ。 


 勿論、俺以外でも出来ることは出来るのだが、計算のスピードも計算の正確さもダントツで俺が一番なのである。

 ロゼもエースもナインもジャックも、計算では俺には敵わない。

 伊達に日本で30年間生きてはいなかったということだ。

 俺は孤児院で使った経費を一つ一つ書き出して、計算している。

 前園長の汚職の影響で、通常1年単位で提出していた収支報告書を3ヶ月毎に提出しなければならなくなったので忙しいのだ。

 俺はまとめた収支報告書を見直し、計算間違いが無いか確認すると、クリップでそれを留め、提出用の封筒へとしまい込んだ。


 同じ部屋で働いているエースは感心したように『それ』を見ている。

 この『クリップ』は俺のアイデア商品の一つだ。

 勿論、日本の商品をパクった物であり、孤児院出身者が働いている工房に頼み込んで作って貰った代物である。

 俺はこれは便利だから売れると思っていたのだが、売れ行きは芳しく無い。

 現状、使われているのが孤児院と薬局と兵士の詰め所だけなのである。


 「ほら、やっぱ便利じゃないですか。ナイト様、このアイデアは凄いですよ」

 「凄いですよと言われてもな、現状サッパリ売れていないのだが」

 「う~ん、それはあれですよ、名前が知られていないのが原因ではないですかね?」

 「名前?」

 「ええ、計量カップや計量スプーンは『薬局のロックウェル』の名義で売りに出した訳じゃないですか。あの店は長く続いている名店ですから、その名前が品物の品質を保証してくれた訳です」

 「俺の名前では駄目だと?」

 「俺達はナイト様の凄さを知っていますし、計量カップや計量スプーンを思いついたのもナイト様だと知っています。しかし一般市民は誰も知りませんし、言った所で信用しないでしょう。失礼を承知で言いますが、ナイト様はまだ12歳の修行中の身なのです。信頼を得るには年齢も実績も足らないという事ですね」

 「むう、そうか。ではどうすればお客が買ってくれるだろうか?」

 「最も良い方法はやはりロックウェルの名を使うことです。そして責任者としてナイト様の名を売り込めば、その内ナイト様本人の名も知られるようになるかと」

 「でもこれは薬局で売るような物じゃないだろ? だから俺は俺個人としての知名度を上げたいのだが」

 「そうすると、何か別の分かりやすい物を売って、そのついでに買って貰うのが一番ではないでしょうか?」

 「新商品を売るために、別の新商品を餌にしろってか? 難易度高すぎだろ」

 「未だ修行中の身の上で商人達の仲間入りをしようとしているのです。既に難易度は高止まりしていますよ」

 「それもそうか」



 考えてみる。

 エースの言うことは無茶苦茶な様に聞こえるが、当たり前といえば当たり前だ。

 前世の地球でも、知らないメーカーの品物よりも、名前が知られている大手メーカーの品物の方が売れていたし、実際俺も買っていた。

 勿論新興メーカーの品物にだって良い物はあったのかもしれない。

 しかしそれを手に取ってみようとは思わなかった。

 実際に手に取って買ってみたのは、それなりに口コミが広がった後だったのだ。


 成程、俺の失敗が理解できた。

 要するに最初の取っ掛かりを間違えたのだ。

 最初に名前を売り、客を付けるには、まずはお客が買いやすい物を売らなければならなかったのだ。

 そうして俺の店のファンを増やして行けば、その内に見たこともない新商品でも『試してみよう』『買ってみよう』と思ってくれるようになるのだろう。


 「とすると、これでは駄目だな。そう言えばそろそろあれが収穫できる筈、ならば次はあれを売ってみるか……」


 アイデアは沢山ある。

 というか、こちらの世界になく、日本にはあった物が結構な数存在している。

 俺はその中で売れそうな品物を、幾つかピックアップしていったのだった。


------------------------------------


 秋も深まる頃、タートルの町は収穫祭で賑わっていた。

 秋は収穫の季節。

 春から夏を超えて秋に実った農作物を刈り取り、今年の収穫を神様に感謝する。

 そして厳しい冬を超えて、来年もまた無事に収穫出来るようにと祈るのだ。

 日本だろうと、異世界だろうと、同じ様に季節が巡っているのなら、同じ様に祝い事はあるものなのだ。

 

 収穫祭には大量の屋台が軒を連ね、多くの食料品がそこかしこで売られている。

 町から町へと移動する芸人の一座が場を沸かせたかと思うと、貴族お抱えの楽団が勇壮な演奏で盛り上げる。

 そんな楽しい収穫祭の最中、『薬局のロックウェル』の隣の空き家の前で、俺はキノコを焼いていた。


 このキノコは、森に生えていたキノコを孤児院の敷地にある空き倉庫に移して繁殖させたキノコである。

 去年、余りの旨さに栽培にチャレンジしてみたら、予想外に大繁殖しており、こうして売りに出すことにしたのだ。


 この道は人通りも多いのでそれだけ売上も期待出来る。

 大通りを歩いている人達の元へとやけに香ばしい匂いが届いて行く。

 匂いの元は俺が焼いているキノコだ。

 こいつは何かを振り掛けている訳でもなく、ただ焼いているだけで食欲を刺激する匂いを放出するのだ。


 かなりの数の通行人が俺の屋台へとやってくる。

 しかし俺がキノコを焼いているのを見ると、殆どの人は離れていく。

 この世界、キノコは余り一般的に食べられている訳ではないからだ。

 それでもキノコの旨さを知っている人は居るので、彼らは購入していく。

 ついでに隣に並べた俺の商品も見ていってくれて、買って行ってくれる。

 結果、収穫祭の最中だけで、これまでの売上を超える結果となった。


 これで確信した、客寄せには料理が一番だ。

 そうなると、俺の知っている料理人に協力を要請するのが一番だろう。

 俺は収穫祭が終わった後、闇の神殿でアナに協力を要請しようと決めたのだった。


------------------------------------


--sideダイアナ--


 ナイトが収穫祭でキノコを焼いて売っているらしい。

 闇の勇者であるダイアナは、闇の神殿の中でそんな噂を耳にしていた。


 今、町の中は収穫祭の真っ最中だ。

 ナイトは最近商人の真似事を始め、路上販売を始めたと聞いている。

 売上は芳しくないらしいが、次々と新しいことに挑戦するナイトはやっぱり凄い人だ。

 「ロックウェル家の長男が商人の真似事なんて」と陰口を叩く人も居るが、薬局だって立派な商売だし、そもそも闇の神殿には商人からの寄付金も多い。

 商人は物を流通させ、社会を回す立派な商売だ。

 それを馬鹿にしてどうするのか。

 私にはサッパリ理解できない。


 それはともかくキノコである。

 聞くところによると、町の裏の森の中に生えていたキノコを孤児院の中で栽培し繁殖させた物を焼いて売っているらしい。

 ただ焼いているだけなのに客足が途切れないそうだ。

 もっともキノコは余り食べられていない食材なので、購入する人は少ないみたいだが。

 料理好き、美味しい物好きの私としては、正直食べてみたい。

 だがこの時期は神殿も忙しい。

 闇の神殿の巫女には2つの顔がある。

 闇の巫女としての『戦闘任務』と神殿を管理する為の『通常任務』だ。

 この時期は神殿に参拝に来る人達も増えるため、通常任務の方が忙しくなるのだ。

 特に少し遠くの村に住んでいる人達などは、収穫祭のこの時期に合わせてスキル授与の儀式を行うことが多い。

 だからこの時期は忙しくて外には出られない。

 その筈だった。

 ロックが神殿にやって来るまでは。



 「大至急、闇の神殿の巫女達の力をお借りしたい」


 開口一番、ロックはそう神殿長にお願いしてきた。

 ここは神殿奥の応接室。

 ロックはハロルドさんを従えて闇の神殿を尋ねて来た。

 仮にも勇者がやって来て、『闇の神殿の巫女の力を借りたい』と言う。

 これは即ち『戦闘任務』の依頼だという事だ。


 「珍しいじゃないか収穫祭のこの時期に。何か問題でも起きたのかい?」

 「まだ起きてはおりません。正確に言うと『問題が起きる前に対処したい』といった所です」

 「つまりこれから何か起きるかもしれないと?」

 「ええ、収穫祭に混じって青龍の国から芸人の一座が何組もこの町を訪れているのですが、それが例年に比べて明らかに多いのです」

 「ははぁ成程ねぇ、つまりサムを狙って何か仕掛けて来るかもしれないって事だね?」

 「取り越し苦労なら良いのですがね」



 ロック曰く、氷の勇者であるサムを狙って青龍の国から刺客が紛れ込んでいるかもしれないとの事だ。

 正直言って考えすぎだと思う。

 そもそも自分達で勇者を見限っておいて、他国に流れたら暗殺とか短絡的過ぎる。

 仮にもこの世界にある4大国の1つだ。

 そこまで愚かとは到底思えない。




 ……とか考えていた時期が私にもありました。


 「くそう! 離せ! 離しやがれ!」

 「私を誰だと思っているのです! 青龍の国の公爵家の娘ですよ! 離しなさい!」


 目の前に転がっているのは、孤児院の襲撃を企てた旅芸人一座の1つだ。

 彼らは揃って縄を掛けられて、闇の神殿の最奥の建物の一室に放り込まれている。

 その顔は良く見れば、国境の町で見た者ばかりだ。

 リーダーの女性はサムの第一婦人だった人物である。

 男性は女性がサムと別れた後にキスをしていた人だった筈だ。

 彼らは何と揃いも揃って氷の勇者であるサムの暗殺の為にタートルの町を訪れていたのだ。

 私はもう呆れて物も言えない状態である。


 「それで? お前達もサムの死体が欲しくてわざわざここまで来たということで良いのか?」


 私の代わりにロックが彼らに問いかける。

 既に捕まえた他の連中から、彼らの目的は聞き出している。

 それでも情報のすり合わせは必要だからと、全ての人物から話を聞くことにしているのだそうだ。

 全くご苦労なことである。


 「ええ、そうよ! あのハズレ勇者が生きていては、私達の人生にとって大いに邪魔となるの!」

 「そうだそうだ! あのガキを見限って国に帰ったら何て言われたと思う? 『勇者を見捨てた恥知らず』だぜ? あんなガキに付き合ってたら命が幾つあっても足りないから見限ったのに、見限ったら見限ったで、国の中では村八分状態! こうなったらもう、あのガキを殺す以外に方法がねぇじゃねーか!」



 酷い話だ。

 酷過ぎる。

 この人達は本当に揃いも揃って勇者を見捨てた後の事を考えていなかったのだ。

 そして勇者を見捨てたらどうなるかを実感して、出た結論が『勇者は弱くて死んでしまいました。だから私達の判断は正しかったのです』という事にしようとしたと言うものらしい。

 だから彼らはサムを殺す為にここまでやって来たのだ。

 もう一度言う。

 酷過ぎる話だ。

 人間相手に吐き気を覚えたのはこれが初めての経験だった。


 「さぁ、早くこの縄を解いて、あのハズレ勇者の死体を持ってきなさい! それで全てが丸く収まるのよ!」

 「そうだぜ! お前らだってあの馬鹿ガキには辟易してるんだろう? 役に立たねぇ勇者は始末するに限る! 当たり前のことだろうが!」


 黙っていれば言いたい放題言いまくっている。

 ここにサムが居なくて良かった。

 見捨てられた上に勝手な理由で殺しに来たと知らされたら、心が壊れかねないから。


 「それは出来ない相談だな。我が国にとっても氷の勇者であるサムは重要人物だ。何よりも最近のサムは段々とまともになってきていると報告が上がっているからな」

 「ははっ、何言ってんだあんた? あの無能がまともに? 一体どうやったらそんな事が出来るんだよ!?」

 「何、簡単な方法だ。兄と母親が鉄拳制裁を食らわせた後で、孤児院に放り込んで共同生活をさせ、しっかりとした大人の手で教育を施す。やったのは僅かにこれだけだな」

 「巫山戯ないでよ! ならどうして私達と共に居た時は、あんなクズに育った訳?」

 「簡単なことだ。お前達がクズだったからだろう」

 「なっ!」

 「子供の成長にとって周囲の大人が如何に重要なのかが分かる好例だな。安心しろ、サムの回りはこれからもまともな大人で取り囲んで、立派な勇者に育て上げるつもりだ」

 「巫山戯ないで! それじゃあ私達の生活が元に戻らないじゃない!」

 「安心しろ、お前達はもう生活をする必要はない」

 「えっ?」「は?」

 「青龍の国から直々に連絡を受けている。『我が国の汚点の除去に協力を要請する』とな。お前達はこれから、この部屋の中で『処理』される。だから今後の生活など気にする必要はないのだ」



 そう言ってロックは部屋から出ていった。

 私もその後に続いていく。

 闇の神殿の巫女の仕事には『戦闘任務』があり、その中には当然『処理』の仕事も存在している。

 だが私はまだ修行中だからと言う理由で、この手の任務からは遠ざけられていた。

 後ろでは、これから何が起こるのかをようやく理解した青龍の国の汚点達が必死になって暴れている。

 だが、私もロックも彼らを助けるつもりは毛頭ない。

 そもそも勇者を暗殺しようとして無事に国に帰れるのだと考えている時点で甘いのだ。

 私は一度も振り返ること無く、闇の神殿の関係者と王宮の一部の者のみが知っているこの場所、通称『玄武の国の闇』から出て行ったのであった。



 結局、収穫祭が終わるまでにこの建物で『処理』をした『青龍の国の汚点』は3桁を超える数を数えた。

 遠くからは収穫祭を祝う楽しげな声が聞こえてくる。

 私は何だか無性にナイトに会いたくなってきたのであった。

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