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異世界転生してハーレムルートなのにヤンデレしか選択肢がないんだが?  作者: 沢瀉 妃
勇者と魔王とぐだぐだ編

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37/99

37 医師と文系私大生の会話水準は合わせられるのか?




「クレオが言ってたんです、この世界の理屈はおかしいって」


「…聡い子ではありますがまさかそこまで」


「魔王のシステムも違和感があるって。そんなことだれにも言えないんだって」


「私の子ですからね、それもバグなんでしょうか」



そんな悲しいこと言わないでほしいとも思うけれど、その理屈が一番ぴんとくるのも本当だ。

異世界人のハーフだから、かつその父親と同じ男だったから。そういう違和感を感じてしまうのがシステム上のひとつのエラーなんだとしたら。

まあ、そんなのは推測でしかないけど。



「まあ、当時の日本にはもうファミコンってものもあったし、世界観は限りなくそれですね。私より後に転生したり転移したりしてきた人たちとも何度か会っているけど現代社会もそんなに変わらないそうじゃないですか」


「まあ、よくある流行りの本みたいではありますよ」


「私はゲームなんてのと縁のない生き方をしてたんで詳しくないんですがね」



うん、俺みたいなアホと会話してて疲れたりしないかなっていうのはちょっとどころじゃなく心配してた。かくいう俺だって頭のいい会話っていうのはできないし。医者と病院以外で会話することなんかないから俺と同世代の連中と同じ水準で会話してたらつたわらないんじゃないの?



「魔王対人間のシステムは私が知る限りこの20年で3回目なんです。今の魔王役には会ったことありませんが先代はよく知っています。今も治療の研究に力を借りていますからね」



そういやこの世界はバトルが終わったらシナリオクリア方式だったな。あれだ、某CG映画のNG集みたいなのと同じなんだろう。

特に周期が決まってるわけでもなく早く終わるときもある、とかそんなものなのもなんとなくわかる。ゲームだって何カ月もかかる周回ゲーと10時間以内に終わるゲームもあるわけで。



「先代のロッタ―ルだったらご紹介できますよ」


「ちなみに前回はどっちの勝ちだったんですか」


「魔王側でした。まあ、それで変わったことなんて特には・・・」



考え込むタカミツ先生、何か思うところがあるのかもしれない。



「いや、普段はなにも・・・でも前回は」


「なんかあるんですか、先生、この世界がなんで成立しているかわかったらこの世界に来た理由とかクレオが困ってることとかわかるかもしれないんです」


「君は帰りたいんですか?」


「え?」


「ぼくはもうここで20年も年をとりました。そりゃ自分の身内のこととか今の日本がどうなっているかとか気になることはありますよ。けどここには妻も娘も、友人もいるんです。君は?君はまだここに来て日も浅いでしょう。なぜクレオのためにそこまでしてくれるんですか」



帰りたいかどうか、なんてすっかり忘れてた。

難しいこと詰め込みすぎただけかもしれないけど、「元の世界に帰る」なんて発想がそもそもない。そういえば俺はどうしてここまでしなきゃって思ったんだ。



「勇者らしい発想になるようになってるからっすよお!」


「ぼろっぼろだな、どうしたリト」


「凱旋パレードで俺らのこと置いてったくせに!もう!ウタキさん人でなしっす!」


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